元和8年(1622)日光東照宮造営期、時の名工 左甚五郎、その直弟子の作と伝えられます。
永く日光の造り酒屋に祀られていたものをあまりに霊験あらたかなので当山に寄与されました。
一度願いをかけると10日目までに必ず功があるといわれ、「十日目限 必願成就」と称えられます。
【大黒天】
インド、ヒンズー教の神 シバの化身マハーカーラ(大きく黒い者)が名称の元になっているといわれています。
マハーは、大。カーラは、時間・暗黒の意味です。漢字で摩訶迦羅と音写され、「大時」とも漢訳されます。
日本に伝えられ、鎌倉時代から室町時代にかけて現在のような、大きな袋を肩に掛け、右手に打出の小槌を持ち、米俵の上に立ち、ニコニコ顔の福徳円満なお姿になりました。
福禄倍増、厨房守護、子孫繁栄、縁結び、商売繁盛、開運、家内安全などを叶えてくださる神さまです。
甲子の日が縁日です。
寿福増進 安穏楽 (じゅふくぞうしん あんのんらく)
除病延命 息災我 (じょびょうえんめい そくさいが)
福我円満 重果報 (ふくがえんまん じゅうかほう)
衆人愛嬌 従恭敬 (しゅうにんあいきょう じゅうくぎょう)
入来衆人 得七宝 (にゅうらいしゅうにん とくしっぽう)
御真言: おん まか きゃらや そわか(南無大黒天)
梵字: マ
因みに曹洞宗大本山總持寺の大黒様(↓)は、木彫りで日本一の大きさ(180cm)です。
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