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大田山光真寺
報恩授戒会のご案内
戒 師 東京高輪 泉岳寺住職: 小坂 機融 老師
教授師 群馬沼田 龍華院住職: 羽仁 素道 老師
引請師 大田原市 光眞寺住職: 黒田 遼光(俊雄) 老師
期 日 平成21年10月7日(水)〜11日(日) 5日間
道 場 栃木県大田原市 光眞寺
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◆ 報恩授戒会について
大田山光眞寺住職 黒田 遼光
お釈迦様は八十歳でお亡くなりになるときに、お弟子たちに最後の説法をなさいました。「私が入滅した後は、何よりも戒法を尊ぶのだよ。そうすれば、その人の人生は闇夜に灯火(ともしび)を得たように明るく、心豊かになるのだよ。」と示しになり、「戒法はお前たちの大師なのだから、戒法を守ってゆくならば私が生き続けているのとちっとも変わりがないのだよ。」とお悟しになっておられます。
拙僧も八十歳をむかえました。同時に当山にとってこの八十年は本堂建設に始まり、位牌堂・地蔵堂・鐘楼堂・檀信徒会館と、全ての堂宇が整備されました。地蔵講も開講より八十周年を迎えました。これも一重に檀信徒の皆様・御先祖様の御尽力の賜であることは申すまでもありません。
今般この御恩に少しでも報いるため、皆様の心に仏様の法の灯火(ともしび)を灯して頂きたく、左記の通り授戒会を行います。
東京泉岳寺住職 小坂機融老師を戒師にお迎えし、お釈迦様から正しく伝わる仏祖の大戒を、御参加の皆様方にお授け頂きます。さらに戒師様に戒名をお付けいただき、併せてお釈迦様の弟子としての証明書《血脈》を直接頂戴いたします。
御本山では毎年行われてはおりますが、地方で、また皆様の身近なお寺で行われるというこの機会は、またと無い良縁です。皆様お誘い合わせて是非御参会くださるようお願いいたします。 合掌 |
◆ お授戒について
お授戒(じゅかい)とは、約2600年前にお釈迦さまがお説きになられ、達磨大師や永平寺開山道元禅師・總持寺開山瑩山禅師を経て、現在の住職まで伝わっている「戒法」を受け継いで仏弟子の仲間入りをすることです。
お授けいただいた戒法によって、私たちの心に本来具わっている美しい仏心に一人ひとりが目覚め、お釈迦さまと変わりない本来の自己を見いだすことが出来ます。そして仏の御子としての境涯に安住することにより、毎日をこだわりのない感謝の日々として、心豊かに生活してゆくことができるはずです。そのような日々を生きることが人間最上の幸福であると考えます。この人間として最上の幸福を皆様一人ひとりに見出していただくために、五日間にわたって行われる法要儀式を「授戒会」といいます。
授戒会は、曹洞宗の数多くある法要の中で、最も勝れた且つ重要な法要儀式の一つです。
◆ お授戒会に参加することを入戒といいます。
◆ お授戒会に入戒して、お血脈を受ける皆様を戒弟といいます。
◆ 男性の戒弟を優婆塞(うばそく)、女性の戒弟を優婆夷(うばい)といいます。
◆ 戒弟の皆様がお勤めする修業を、特に加行(けぎょう)といいます。
◆ お授戒会に集う僧俗へ施しをされることを、供養といいます。
お授戒会に参列されますと、戒師様より親しく仏戒をいただくことになりますが、仏戒の一つ一つが仏様の尊いお心、お徳そのものなのです。しかもそお仏様のお心・お徳と同じものが、私たちにも生まれながらに具わっていることに気づかせていただくのが、お授戒会のありがたさなのです。
お授戒会中お勤めする加行 |
礼仏 |
「南無三世諸仏」と声を揃えてお唱えし、一斉に礼拝をする修業です。 |
聞法 |
戒師様に代わり、説戒師様に仏さまの教え、仏戒の一つ一つを解り易くお諭し頂きます。 |
懺悔 |
日常気づかないまま行っている過ちなどを悔い改める式をお勤めいたします。 |
一人ひとりが「南無三世諸仏」とお唱えし、お拝をし、説戒の一語一語をよく聞き、自分のものにしていただいて、初めてお血脈をいただくことが出来るわけです。
◆血脈と戒名
お授戒会において厳粛に修業をしていただき、仏様のお心とお徳を受け継がれるその証がお血脈です。 そして授戒した人に付けられる仏弟子としての名がお戒名です。
お血脈やお戒名は、一般的に亡くなられた人のものと考えられているようですが、決してそうではありません。本来戒名とは、授戒名といってお授戒を受けて、仏様のお心とお徳を受け継がれた人だけに与えられる仏の御子としての名前です。従って檀信徒として生前にお戒名を受けて、信仰生活をすることはよりすばらしいことです。
お血脈を授けられ、お戒名を受けられた日より以後、皆様は、仏の御子となります。戒を今後の人生の指針として仏弟子としての名の相応しい生き方をしたいものです。これこそが真の幸福への道なのです。お授戒会とは
誠にありがたいものです。
◆お受戒の申し込み
当山主催による授戒会は、開創以来初めてのことですので、その有り難き尊い因縁を大切にしていただき、より多くの人に仏様との深いご縁を結んでいただきたいと思います。ご家族はじめご親戚、ご友人の方々もお誘いあわせの上ご一緒にお申し込みください。
お授戒会に参加してお血脈を受けることは、老若男女を問わずどなたでもできます。 また、既にお血脈お戒名をお持ちの方も受けられます。これを再戒といい、徳は重なるほど尊いものです。
せいかい
正戒
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金三万円 |
授戒会の期間中、法要儀式に参列し、戒名を頂き、戒師様から直接お血脈をお授け頂きます。 10/09(金)〜11(日)の三日間 8:30AM〜 |
いんかい
因戒
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金一万円 |
授戒会に一日だけ参列し、戒師様とご法縁を結ばれ、またいつの日かお授戒会に参加できるように因縁を作っておくことをいいます。
お血脈 をいただきますが、戒名はいただきません。
10/07(水)・08(木)のいずれか 8:30AM〜 |
ぼうかい
亡戒
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金五千円 |
既に亡くなられた方に、お受戒会の尊い功徳をご回向し、追善供養いたします。期間中特別にご回向(えこう)をして正戒と同じくお血脈をいただきます。
先祖代々はお受けいたしません。 |
◆ご供養の申し込み
お授戒会中に、特にご供養の法座を設けております。
お授戒会に集う僧俗の方々への供養の施主になられることは、この上ない菩提心の発露であり、ご先祖様方へのなによりの報恩供養であります。
供養 |
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10月7日(水)〜10日(土) 4日間 |
設供養 |
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10月7日(水)〜11日(日) 5日間 |
お昼前に行う法要を午時(ごじ)供養といい、午後に行う法要を晡時(ほじ)供養といいます。
設供養は食事の時のお唱えにご先祖様の戒名を読み込んでいただき、参加者全員の合掌の中、食事の施主として堂中を廻ります。御先祖のためにお授戒会参加の大勢の僧侶が一堂に会して読経を勤めてくださるのはお授戒会をおいて他にはありません。
いずれの供養もありがたく尊きご因縁です。ご家族にてご相談の上、お申し込みください。
□ 入戒を希望される方は、「正戒申込書」「因戒申込書」「亡戒申込書」に必要事項を明記の上、戒金を添えお申し込み下さい。
□ 供養を希望される方は、「祈祷申込書」「設供養申込書」に必要事項を明記の上、お申し込みください。
□ 供養料の納入については、別途通知いたします。
□ その他ご不明な点は、下記寺務所宛ご遠慮なくお問い合わせください。
□ 申し込まれた方には、追って詳細をお知らせいたします。 |