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横浜善光寺 大日如来像 平成2年 大仏師 錦戸新観先生 作↑↓ |
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梵字: バン 御真言: オン バザラダト バン(金剛界)
大日如来は、梵語でマハーヴァイローチャナ。
マハーは「大いなる、偉大な」、ヴィルシャナは「光り輝き、遍く照らす」の意味です。
摩訶毘廬遮那(まかびるしゃな)如来、または大毘廬遮那仏、遍照尊、遍照如来ともいいます。
密教では最高至上にして絶対的な仏さまです。
弘法大師(空海)は「日輪の光のごとく偉大で、しかもその智慧の光明は昼夜の別なく遍照すること日輪以上なり。よってこの仏を大日如来と名づく」と日本に紹介しました。
宇宙の森羅万象、神や仏、悪魔でさえも、すべて大日如来の徳が顕現したものであると説かれます。
蓮華に坐して、髻を結い、宝冠を被り、瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)等の装身具で飾り、条帛を着け、結跏趺坐し、胸前で左手の人さし指を立て拳を作りその人さし指を右手の拳で包み込む智拳印を結んでいるお姿が一般的です。(金剛界大日如来) |