「岩手県で御朱印めぐりをしてみたいけれど、どこから回ればいいの?」「平泉以外にも御朱印がもらえる場所はあるの?」そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。岩手県には世界遺産・中尊寺をはじめ、歴史深い神社仏閣が点在しており、御朱印の種類やデザインも多彩です。この記事では、岩手県で御朱印をいただける人気スポットから穴場、限定御朱印情報、モデルコース、マナー、御朱印帳の選び方まで、初心者でも迷わず楽しめるように丸ごと解説します。読み終える頃には、次の休日に岩手へ出かけたくなるはずです。
・岩手県御朱印の人気スポット12社寺の初穂料・受付時間・アクセス
・平泉エリア以外の穴場社寺と限定御朱印の入手方法
・1日で効率よく回れるモデルコース(車あり/車なし)
・御朱印帳の選び方とオリジナル御朱印帳がある社寺一覧
\かわいいデザインで集めやすい御朱印帳/
岩手県御朱印めぐりが人気を集める3つの理由|世界遺産から里山の古社まで

世界遺産の寺院で格式ある御朱印がいただける
岩手県で御朱印めぐりが注目される最大の理由は、世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」に含まれる中尊寺と毛越寺で御朱印がいただける点です。平安時代に奥州藤原氏が築いた仏教文化の中心地であり、国宝・金色堂を擁する中尊寺では複数種類の御朱印が授与されています。「世界遺産の寺院でいただいた」という御朱印帳の1ページは、御朱印集めの中でも特別な存在になります。平泉エリアだけで中尊寺・毛越寺・達谷窟毘沙門堂と3つの有力寺院が集中しているため、半日あれば格式ある御朱印を3つ以上集められるのも大きな魅力です。ただし、平泉に集中しすぎると岩手県の他エリアの魅力を見逃してしまうので、旅の計画には注意が必要です。
エリアごとに個性が異なる御朱印が楽しめる
岩手県は北海道に次いで面積が広い都道府県であり、エリアごとに文化圏が異なります。盛岡エリアには南部藩ゆかりの櫻山神社や盛岡八幡宮、花巻エリアには宮沢賢治ゆかりの地に近い神社、遠野エリアには『遠野物語』の世界観を反映した遠野郷八幡宮があります。沿岸部の釜石・宮古エリアでは海にまつわる神社が鎮座しており、山間部の八幡平エリアには修験道の歴史を持つ社寺も存在します。御朱印のデザインにもその土地の個性が反映されるため、集めるほどに岩手県の多様な文化を感じられます。初心者は平泉から始めて、中級者は盛岡や花巻へ足を伸ばすといった段階的な楽しみ方ができるのも利点です。
限定御朱印やアート御朱印の種類が年々増えている
岩手県内の社寺では、季節限定・行事限定の御朱印を授与するところが増えています。遠野郷八幡宮では月替わりのアート御朱印が人気を集めており、地元特産のホップを原料にした和紙の台紙を使った御朱印も話題です。中尊寺では金色堂限定の見開き御朱印(初穂料2,000円・御朱印帳購入者限定)が授与されており、櫻山神社では南部家の家紋をあしらった御朱印に季節のスタンプが押されます。こうした限定御朱印は「今しかいただけない」という希少価値があるため、リピーターが何度も岩手を訪れる動機になっています。注意点として、限定御朱印は授与期間が短いものもあるため、事前に公式サイトやSNSで確認してから参拝するのが確実です。
岩手県には神社・寺院あわせて400以上が登録されており(御朱印めぐり帖調べ)、そのうち御朱印を授与しているのは推定100社寺以上。東北6県の中でも宮城県に次いで御朱印スポットが多い県です。
岩手県御朱印の定番スポット|平泉エリアで外せない中尊寺・毛越寺・達谷窟の初穂料と受付時間
中尊寺|金色堂の見開き御朱印は御朱印帳購入が条件
中尊寺は天台宗の東北大本山で、850年に慈覚大師円仁が開山したと伝わります。最大の見どころである金色堂は国宝建造物第1号に指定されており、堂内は金箔・螺鈿・蒔絵で装飾された荘厳な空間です。御朱印は本堂と金色堂で別々にいただけます。本堂の御朱印は「丈六仏」と墨書きされ初穂料300円、金色堂の御朱印は「金色堂」と墨書きされ初穂料300円です。金色堂限定の見開き御朱印(初穂料2,000円)は、中尊寺オリジナル御朱印帳を購入した方のみに授与される特別なもの。拝観時間は3月1日〜11月3日が8:30〜17:00、11月4日〜2月末が8:30〜16:30です。拝観料は大人1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円。JR平泉駅から徒歩約25分、または巡回バス「るんるん」で約10分です。
| 名称 | 中尊寺(ちゅうそんじ) |
| 所在地 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202 |
| 御朱印 | 300円〜2,000円(直書き) |
| 拝観時間 | 8:30〜17:00(冬季〜16:30) |
| 拝観料 | 大人1,000円・高校生700円・中学生500円・小学生300円 |
| アクセス | JR平泉駅から徒歩約25分/巡回バス「るんるん」約10分 |
毛越寺|浄土庭園を眺めながらいただく「薬師如来」の御朱印
毛越寺(もうつうじ)は中尊寺と同じく天台宗の寺院で、世界遺産「平泉」の構成資産の一つです。平安時代の浄土庭園が国の特別名勝に指定されており、大泉が池を中心とした庭園は四季折々の美しさで知られます。御朱印は本堂で「薬師如来」と墨書きされたものがいただけ、初穂料は500円です。季節によっては曲水の宴やあやめまつりなどの行事にちなんだ限定御朱印が授与されることもあります。拝観時間は3月5日〜11月4日が8:30〜17:00、11月5日〜3月4日が8:30〜16:30です。拝観料は大人700円、高校生400円、小中学生200円。JR平泉駅から徒歩約7分と、中尊寺よりもアクセスしやすいのが利点です。中尊寺と毛越寺の間は徒歩約30分、巡回バスで約5分なので、セットで回るのが定番ルートです。
達谷窟毘沙門堂|岩壁に建つ迫力の懸造りと力強い御朱印
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)は、平泉から車で約10分の場所にある天台宗の寺院です。801年に征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷討伐の戦勝記念に毘沙門天を祀ったのが始まりとされ、切り立った岩壁に建つ懸造りのお堂は圧巻の迫力です。岩面に刻まれた大日如来の磨崖仏は「北限の磨崖仏」として知られています。御朱印は「毘沙門天」と力強く墨書きされたもので、初穂料は300円。拝観時間は8:00〜17:00(冬季は16:30まで)、拝観料は大人500円です。平泉駅からはバスの便が少ないため、車での訪問が現実的です。平泉の中心部からは県道31号線で約10分。中尊寺・毛越寺とあわせて半日で3社寺を回ることができます。中尊寺ほど混雑しないため、ゆっくり参拝したい方に向いています。
穴場エリア|盛岡・花巻・遠野で出会える個性派御朱印

櫻山神社(盛岡)|南部藩の歴史を感じる家紋入り御朱印
櫻山神社は盛岡城跡公園(岩手公園)の一角に鎮座する神社で、南部藩の藩祖・南部光行公をはじめ4柱を祀っています。御朱印には南部家ゆかりの複数の家紋印が押され、季節ごとのスタンプが添えられるのが特徴です。初穂料は500円で直書き対応。受付時間は9:00〜17:00です。盛岡駅からバスで約10分、徒歩でも約20分とアクセスが良く、盛岡観光のついでに立ち寄りやすい立地です。境内には「烏帽子岩」と呼ばれる巨岩があり、藩政時代から「お守り岩」として信仰されてきました。盛岡城跡の石垣とあわせて散策すると、南部藩の歴史を肌で感じることができます。初心者にとっては、駅から近く迷いにくい点でも参拝しやすい神社です。
盛岡八幡宮|境内社12社で複数の御朱印をいただける
盛岡八幡宮は盛岡市の中心部にある大きな神社で、300年以上の歴史を持つ「チャグチャグ馬コ」の発着地としても知られています。本殿の御朱印のほか、境内に12の末社があり、それぞれの御朱印をいただくことも可能です。初穂料は1社あたり300〜500円。受付時間は9:00〜17:00で、盛岡駅からバスで約15分です。1つの境内で複数の御朱印を集められるため、時間が限られた旅行者にも効率的です。正月や例大祭の時期には限定御朱印が授与されることもあるので、公式情報を確認してから訪問すると良いでしょう。注意点として、末社すべての御朱印対応は日によって異なる場合があるため、どうしてもいただきたい御朱印がある場合は事前に電話確認するのが確実です。
遠野郷八幡宮|月替わりアート御朱印と特製和紙の御朱印
遠野郷八幡宮は柳田國男の『遠野物語』で知られる遠野市に鎮座する神社で、御朱印マニアの間では「岩手県で最も御朱印の種類が多い神社」として知られています。月替わりのアート御朱印には遠野物語に登場する河童やオシラサマなどが描かれ、初穂料は500〜800円。さらに地元特産のホップを原料にした和紙の台紙を使った御朱印も授与されており、独自性の高さが際立ちます。受付時間は9:00〜16:30。JR遠野駅から徒歩約20分です。遠野は盛岡から車で約1時間、電車でも約1時間半でアクセスできます。アート御朱印は郵送対応も行っている場合がありますが、参拝してこその御朱印なので、できれば現地でいただきたいところです。こだわり派の方には、季節ごとに訪れて全種類をコンプリートする楽しみ方もあります。
遠野エリアは盛岡や平泉と比べて公共交通機関の本数が少なく、バスの最終便が早い傾向があります。電車利用の場合はJR釜石線の時刻表を事前に確認し、帰りの電車に間に合うよう逆算して参拝スケジュールを組みましょう。レンタカーを使えば遠野市内の複数スポットを効率よく回れます。
花巻神社・丹内山神社(花巻)|宮沢賢治ゆかりの地で静かな参拝
花巻市には宮沢賢治の故郷として知られる文学の町にふさわしい、静かな社寺が点在しています。花巻神社は花巻城跡に鎮座し、地元の方々に親しまれている神社です。丹内山神社は花巻市東和町にあり、アラハバキ大神を祀る古社で、境内の「胎内石」は触れるとご縁に恵まれるとされています。御朱印は各社300〜500円で直書き対応。花巻は新花巻駅から東北新幹線が通っているため、首都圏からのアクセスも良好です。宮沢賢治記念館や花巻温泉郷とあわせて訪れれば、御朱印めぐりと観光を同時に楽しめます。観光地として知名度が高い平泉と比べて参拝者が少なく、落ち着いた雰囲気の中で御朱印をいただけるのが花巻エリアの魅力です。
手に入る限定デザイン|季節限定・行事限定の最新情報
中尊寺の金色堂見開き御朱印|御朱印帳とセットで2,000円
中尊寺の限定御朱印の中で最も人気が高いのが、金色堂の見開き御朱印です。中尊寺オリジナル御朱印帳(2,000円前後)を購入した方だけに授与される特別仕様で、見開き2ページを使った大判のデザインが特徴です。御朱印帳のデザインも金色堂をモチーフにした金色の表紙で、所有欲を満たしてくれます。御朱印帳と合わせると合計約4,000円の出費になりますが、世界遺産の国宝建造物でしかいただけない唯一無二の御朱印として、十分に価値があると感じる方が多いようです。注意点として、御朱印帳の在庫が切れていることもまれにあるため、確実に手に入れたい場合は朝一番の訪問がおすすめです。
遠野郷八幡宮の月替わり御朱印|12か月コンプリートを目指す楽しみ方
遠野郷八幡宮では毎月デザインが変わるアート御朱印を授与しています。遠野物語の世界観をモチーフにしたイラスト入りで、河童・座敷わらし・オシラサマなど月ごとに異なるキャラクターが描かれます。初穂料は500〜800円で、書き置きタイプが中心です。1年かけて12種類をコンプリートするというコレクション要素があり、御朱印集め中級者やこだわり派に支持されています。さらに、年始には特別な正月限定御朱印も登場します。「毎月遠野まで通うのは難しい」という方は、年に2〜3回訪問して季節ごとの御朱印を楽しむスタイルでも十分に満足できます。遠野の観光スポットと組み合わせれば、御朱印をもらうだけでなく町歩きも満喫できます。
櫻山神社の季節スタンプ御朱印|桜・紅葉・雪景色で四季を感じる
櫻山神社の御朱印には、その時期の盛岡の風景を表現した季節スタンプが押されます。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、同じ神社でも参拝する時期によって異なるデザインが楽しめます。初穂料は500円で、直書き対応です。盛岡に出張や旅行で訪れるたびに季節違いの御朱印を集めるという楽しみ方もできます。盛岡駅から近いので「新幹線の待ち時間に立ち寄る」ことも現実的です。盛岡さんさ踊り(8月1〜4日)や盛岡秋まつり(9月中旬)の時期には、祭りにちなんだ特別仕様の御朱印が出ることもあるため、イベントカレンダーのチェックをおすすめします。
| 社寺名 | 限定御朱印の種類 | 初穂料 | 入手条件 |
|---|---|---|---|
| 中尊寺 金色堂 | 見開き御朱印 | 2,000円 | オリジナル御朱印帳購入者限定 |
| 遠野郷八幡宮 | 月替わりアート御朱印 | 500〜800円 | 毎月デザイン変更・書き置き中心 |
| 櫻山神社 | 季節スタンプ御朱印 | 500円 | 季節ごとにスタンプが変更 |
| 毛越寺 | 行事限定御朱印 | 300〜500円 | 曲水の宴・あやめまつり等の期間 |
実は意外と知られていない「御朱印の郵送対応」をしている岩手県の社寺
意外と知られていないのですが、岩手県内の一部社寺では御朱印の郵送対応を行っています。遠野郷八幡宮はSNSで郵送受付の情報を発信しており、遠方に住んでいて現地訪問が難しい方にも門戸を開いています。ただし、御朱印は本来「参拝の証」としていただくものなので、郵送対応をしている社寺でも「まずは現地参拝を」というのが基本スタンスです。郵送で限定御朱印をいただいた後、改めて現地を訪れて通常の御朱印をいただくという二段階の楽しみ方もあります。郵送対応の有無や送料は社寺によって異なり、期間限定の対応である場合もあるため、利用前に必ず最新情報を確認してください。初心者の方は、まず現地で御朱印をいただく体験を重ねてから、郵送という選択肢を検討するのが良いでしょう。
めぐり1日モデルコース|車なし・車ありで回れる効率ルート
【車あり】平泉+盛岡を1日で回る欲張りコース
車がある場合は、午前中に平泉エリア、午後に盛岡エリアを回るコースがおすすめです。朝8:30に中尊寺の駐車場に到着し、月見坂を登って本堂と金色堂で御朱印を2つ。9:30頃に車で毛越寺へ移動(約5分)し、浄土庭園を散策しながら御朱印をいただきます。10:30頃に達谷窟毘沙門堂へ(車で約10分)。11:30頃に平泉を出発し、東北自動車道で盛岡へ(約1時間)。13:00頃に盛岡八幡宮、14:30頃に櫻山神社を参拝すれば、1日で5つの御朱印が集まります。所要時間は約7時間、駐車場代とガソリン代を含めて交通費は片道の高速料金約1,500円程度。昼食は平泉のわんこそばか、盛岡の冷麺・じゃじゃ麺を楽しむのも旅の醍醐味です。
【車なし】JR+巡回バスで回る平泉集中コース
車がない場合は、平泉エリアに集中するコースが効率的です。JR一ノ関駅から東北本線で平泉駅へ(約8分・210円)。駅から徒歩7分の毛越寺を最初に参拝し、御朱印をいただきます。その後、平泉巡回バス「るんるん」(1日乗車券450円)で中尊寺へ。月見坂を登って本堂と金色堂の御朱印を2つ集めたら、バスで平泉駅に戻ります。所要時間は約4時間。達谷窟毘沙門堂はバスの便が少ないため、車なしの場合は別の機会にタクシー(片道約2,000円)で訪れるのが現実的です。新幹線で一ノ関駅まで来れば首都圏から約2時間半でアクセスできるため、日帰りも可能です。初心者が最初の岩手県御朱印めぐりとして選ぶなら、この平泉集中コースが手軽でおすすめです。
【1泊2日】平泉→盛岡→遠野で岩手県を縦断する贅沢コース
時間に余裕がある方は、1泊2日で岩手県を縦断するコースが充実した御朱印めぐりになります。1日目は平泉エリアで中尊寺・毛越寺・達谷窟毘沙門堂を回り、夕方に盛岡へ移動して宿泊(ビジネスホテルで1泊5,000〜8,000円程度)。2日目の午前中に櫻山神社と盛岡八幡宮を参拝し、午後にJR釜石線で遠野へ(約1時間半・1,170円)。遠野郷八幡宮でアート御朱印をいただき、遠野市内を散策します。2日間で6〜7つの御朱印が集まり、平泉の世界遺産、盛岡の城下町文化、遠野の民話の世界と、岩手県の3つの顔を体験できます。宿泊を花巻温泉に変更すれば、温泉も楽しめる贅沢なプランになります。こだわり派の方には、この1泊2日コースを季節を変えて年2回実行し、限定御朱印のバリエーションを増やしていく楽しみ方もおすすめです。
平泉巡回バス「るんるん」は例年4月〜11月の運行で、冬季は運休する期間があります。冬季に平泉を訪れる場合は、路線バスかタクシーの利用を想定しておきましょう。また、JR平泉駅にはコインロッカーがあるので、大きな荷物は預けてから参拝に出かけると身軽に回れます。
いただく前に確認したいマナーと失敗しないコツ
御朱印は「参拝の証」|先にお参りしてからいただくのが基本
御朱印はスタンプラリーではなく、神仏への参拝の証としていただくものです。社務所や授与所に直行して御朱印だけをお願いするのはマナー違反にあたります。まず本殿・本堂でお参りを済ませてから、御朱印をいただきましょう。中尊寺のように境内が広い寺院では、本堂のお参り→本堂の御朱印→金色堂のお参り→金色堂の御朱印、という順番で回ると効率的です。初穂料は「お気持ち」とされている社寺もありますが、おつりが出ないように小銭を用意しておくのがスマートです。300円・500円の初穂料が多いため、100円玉と500円玉を多めに持っていくと安心です。初心者の方は「最初の1つ」を丁寧にいただく経験をすれば、自然とマナーが身につきます。
御朱印帳を忘れた場合でも「書き置き」で対応できる社寺が多い
「御朱印帳を家に忘れてきた」という失敗は、御朱印めぐりで最もよくあるトラブルの一つです。岩手県内の多くの社寺では、あらかじめ和紙に書かれた「書き置き御朱印」を用意しており、御朱印帳がなくてもいただけます。書き置き御朱印は後から御朱印帳に糊で貼り付けることができます。ただし、直書きと比べると「その場で筆を入れていただく特別感」はどうしても薄れてしまいます。また、中尊寺の金色堂見開き御朱印のように、御朱印帳への直書き限定のものもあるため、限定御朱印を狙っている場合は忘れ物が致命的になります。対策としては、御朱印帳を普段使いのバッグに入れておく、旅行の持ち物チェックリストに加えておく、といった習慣づけが有効です。
受付時間ギリギリの駆け込みは避けたい|閉門30分前が安全ライン
「拝観時間ギリギリに到着したら、御朱印の受付がすでに終了していた」という失敗談も少なくありません。多くの社寺では、拝観時間の終了と同時、あるいは30分前に御朱印の受付を締め切ります。中尊寺の場合、拝観は17:00までですが、御朱印受付は16:30頃に終了することがあります。毛越寺も同様に、閉門30分前には受付を締め切る場合があります。確実に御朱印をいただくためには、閉門の1時間前には境内に入り、参拝と御朱印受付を余裕をもって済ませるのがベストです。特に冬季は拝観時間が短くなるため(中尊寺は16:30まで、毛越寺は16:30まで)、午前中からのスタートを心がけましょう。「朝一番に参拝する」習慣をつければ、受付終了の心配はなくなります。
帳の選び方|オリジナル御朱印帳がある社寺と購入のポイント
中尊寺の金色堂御朱印帳|金色の表紙は所有欲を満たす逸品
岩手県でオリジナル御朱印帳を購入するなら、中尊寺の金色堂御朱印帳が筆頭候補です。金色堂をモチーフにした金色の表紙が目を引き、価格は2,000円前後です。この御朱印帳を購入すると金色堂の見開き御朱印(2,000円)もセットでいただけるため、合計約4,000円で「御朱印帳+限定御朱印」が手に入ります。蛇腹式で約40ページあり、表裏を使えば約80の御朱印を収納できます。金色の表紙は他の御朱印帳と並べたときに一目で見分けがつくので、実用性も高いです。ただし、金色のデザインが派手に感じる方もいるため、落ち着いたデザインを好む方は毛越寺の御朱印帳も検討してみてください。初めての御朱印帳として購入する場合は、この1冊から始めれば長く使えます。
毛越寺・遠野郷八幡宮のオリジナル御朱印帳もチェック
毛越寺では浄土庭園をデザインした御朱印帳が販売されており、落ち着いた色合いで男女問わず使いやすいのが特徴です。遠野郷八幡宮では遠野物語の世界観を反映したイラスト入りの御朱印帳があり、御朱印集め中級者に人気があります。価格帯はいずれも1,500〜2,000円程度です。御朱印帳は「神社用」と「お寺用」で分ける方もいますが、分けなくても問題はありません。初心者は1冊で始めて、御朱印が20〜30個たまった頃に2冊目を購入する流れが自然です。購入時のポイントとして、蛇腹式と和綴じ式の2タイプがありますが、直書きしていただく場合は墨が裏写りしにくい蛇腹式のほうが扱いやすいです。こだわり派の方は、「岩手県専用の御朱印帳」を1冊用意して、岩手県の御朱印だけを集めるという方法もあります。
御朱印帳を持っていない場合はどうすればいい?|現地購入で問題なし
「御朱印帳をまだ持っていないけれど、御朱印めぐりを始めてみたい」という初心者の方は、最初の参拝先で御朱印帳を購入すれば大丈夫です。中尊寺・毛越寺・櫻山神社・盛岡八幡宮など、岩手県内の主要な社寺ではオリジナル御朱印帳が販売されています。御朱印帳の価格は1,500〜2,500円が目安です。ネット通販でも汎用の御朱印帳は購入できますが、旅先の社寺で買うほうが「ここから御朱印集めが始まった」という思い出になります。サイズは大判(約18cm×12cm)と小判(約16cm×11cm)がありますが、持ち運びやすさを重視するなら小判、書き置き御朱印を貼りやすさで選ぶなら大判がおすすめです。迷ったら、最初に訪れた社寺で「おすすめの御朱印帳はどれですか?」と聞いてみるのも良い方法です。
御朱印帳カバーやケースも用意しておくと安心
御朱印帳は和紙でできているため、雨や汗で濡れるとページが波打ったり、墨がにじんだりすることがあります。特に岩手県は山間部の社寺が多く、天候が変わりやすい地域もあるため、防水性のある御朱印帳カバーやケースを用意しておくと安心です。透明のビニールカバー(300〜500円)や布製の巾着型ケース(500〜1,000円)がAmazonや文具店で手に入ります。また、書き置き御朱印を持ち帰る際にはクリアファイルがあると折れ曲がりを防げます。こうした小物は100円ショップでも代用品が見つかるため、旅行前に準備しておくと良いでしょう。御朱印帳を大切に扱うことは、神仏への敬意の表れでもあります。
| 社寺名 | 御朱印 初穂料 | オリジナル御朱印帳 | 受付時間 |
|---|---|---|---|
| 中尊寺 | 300〜2,000円 | あり(約2,000円) | 8:30〜16:30頃 |
| 毛越寺 | 500円 | あり(約1,500円) | 8:30〜16:30頃 |
| 櫻山神社 | 500円 | あり | 9:00〜17:00 |
| 盛岡八幡宮 | 300〜500円 | あり | 9:00〜17:00 |
| 遠野郷八幡宮 | 500〜800円 | あり(約2,000円) | 9:00〜16:30 |
| 達谷窟毘沙門堂 | 300円 | なし | 8:00〜16:30頃 |
まとめ|岩手県御朱印めぐりで東北の歴史と自然を味わおう
岩手県は世界遺産・平泉の中尊寺や毛越寺を筆頭に、南部藩の歴史を伝える盛岡の神社、民話の里・遠野のアート御朱印、静かな花巻の古社と、エリアごとにまったく異なる御朱印体験ができる県です。御朱印の初穂料は300〜500円が中心で、限定御朱印でも500〜2,000円と手の届きやすい価格帯。首都圏から新幹線で約2時間半というアクセスの良さも、日帰りから1泊2日まで柔軟なプランを立てやすいポイントです。
この記事の要点を振り返ります。
- 中尊寺では金色堂の見開き御朱印(2,000円・御朱印帳購入者限定)が目玉。本堂と金色堂で別々の御朱印がいただける
- 毛越寺は平泉駅から徒歩7分とアクセス良好。浄土庭園を眺めながら「薬師如来」の御朱印をいただける
- 盛岡エリアの櫻山神社・盛岡八幡宮は駅から近く、観光のついでに立ち寄りやすい
- 遠野郷八幡宮の月替わりアート御朱印は、リピーターやこだわり派に支持されている
- 車ありなら平泉+盛岡の1日コース、車なしなら平泉集中コースが効率的
- 御朱印は参拝の証。先にお参りを済ませ、受付終了の30分〜1時間前には境内に入ること
- 御朱印帳は現地購入でOK。中尊寺の金色堂御朱印帳は限定御朱印とのセットで約4,000円
岩手県御朱印めぐりの最初の一歩は、平泉の中尊寺を訪れることです。世界遺産の国宝建造物で御朱印をいただく体験は、御朱印集めの原点ともいえる感動があります。平泉で3つの御朱印を集めたら、次は盛岡、その次は遠野と、少しずつエリアを広げていけば、岩手県の歴史と文化を深く味わえるようになります。次の週末、御朱印帳を持って岩手県に出かけてみませんか。
※御朱印の初穂料・受付時間・限定御朱印の授与状況は変更される場合があります。参拝前に各社寺の公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。

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