「日本の三大神社は伊勢神宮と出雲大社、あと1つはどこ?」——御朱印めぐりをしていると、一度はこの疑問にぶつかります。実は、3つ目の神社は公式に決まっておらず、根拠とする文献によって候補が変わるのが正直なところです。この記事では、日本の三大神社伊勢神宮出雲大社あと1つはどこなのか、有力候補を歴史的根拠とともに紹介し、さらにそれぞれの神社の御朱印情報・参拝のコツまで網羅しています。三大神社をめぐる御朱印旅の計画に、ぜひ役立ててください。
・日本の三大神社の「あと1つ」有力候補3社とその根拠
・伊勢神宮・出雲大社・候補社の御朱印の種類、初穂料、受付時間
・三大神社を効率よくめぐる御朱印旅のモデルルート
・参拝マナーや初心者がやりがちな失敗パターンと対策
日本の三大神社伊勢神宮出雲大社あと1つは?|「正解がない」理由を3分で解説
「三大神社」は誰がいつ決めたものなのか
結論から言うと、日本の三大神社を公式に定めた機関や法律は存在しません。「日本三大〇〇」というくくり自体が、江戸時代以降に庶民の間で広まった慣習的な言い回しで、観光振興や書籍の中で使われてきたものです。神社本庁も「三大神社」を認定する立場をとっていないため、「伊勢神宮と出雲大社は確定として、あと1つは?」という問い自体に唯一の正解がないのが実情です。とはいえ、歴史的な文献にはいくつかの根拠があり、候補を絞ることは可能です。御朱印めぐりの観点で言えば、どの候補社も御朱印の個性が際立っているので、「正解がない」こと自体を楽しめるのがこのテーマの魅力です。
文献ごとに異なる「三大神社」の顔ぶれ
主な根拠となる文献は2つあります。1つ目は『日本書紀』で、ここには伊勢神宮・出雲大社(出雲大神宮)・石上神宮の3社が「神宮」として記されています。2つ目は平安時代に編纂された『延喜式神名帳』で、大神宮(伊勢神宮内宮)・鹿島神宮・香取神宮の3社が「神宮」の称号を持つ社として記載されています。つまり、どの時代の文献を基準にするかで候補が変わるわけです。現代では熱田神宮(三種の神器の草薙剣を祀る)や大神神社(日本最古の神社とされる)を挙げる人もおり、定説は固まっていません。御朱印帳を持って参拝するなら、どの説の組み合わせで回るかを自分で決める楽しさがあります。
「あと1つ」論争がネットで盛り上がる背景
近年、SNSや検索エンジンで「日本の三大神社 あと1つ」という検索が増えているのは、御朱印ブームと深く関係しています。御朱印集めを始めた人が「まず有名な神社から回りたい」と考えたとき、伊勢神宮と出雲大社は誰もが名前を挙げるものの、3つ目がわからず検索するパターンです。実際、御朱印めぐり帖調べでは、検索キーワードの関連語に「鹿島神宮」「熱田神宮」「石上神宮」「大神神社」が並んでおり、それぞれの支持者がいることがわかります。どれか1つに絞る必要はなく、むしろ候補社すべてを回ることで御朱印帳がより充実するので、「論争」を御朱印旅のモチベーションに変えてしまうのがおすすめです。
「神宮」と「大社」と「神社」は格付けが異なります。「神宮」は天皇家や皇祖神に関わる社、「大社」は特に格式の高い社に用いられる称号です。伊勢神宮は正式名称が「神宮」(地名なし)で、日本の全神社の本宗とされています。こうした格式の違いを知っておくと、御朱印をいただくときの感慨もひとしおです。
日本の三大神社「あと1つ」有力候補3社|歴史的根拠と御朱印の特徴を比較
鹿島神宮——延喜式に記された東国最古の「神宮」
鹿島神宮は茨城県鹿嶋市に鎮座し、『延喜式神名帳』で「神宮」の称号を持つ3社の1つとして記されています。御祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、武道・勝負事の守護神として信仰されてきました。御朱印は本殿と奥宮の2種類があり、初穂料は各500円。受付時間は8:30〜16:30です。鹿島神宮駅からは徒歩約10分とアクセスしやすい反面、東京から片道約2時間かかるため、日帰り旅行なら午前中に出発するのが現実的です。香取神宮と合わせて1日で両社を回る「東国三社めぐり」が人気で、御朱印帳に東国三社の御朱印が並ぶと見応えがあります。ただし、東国三社めぐりを1日で完走する場合はバスの本数が少ないエリアがあるため、レンタカーの方が効率的です。
石上神宮——日本書紀に登場する日本最古級の神社
石上神宮は奈良県天理市に鎮座し、『日本書紀』に伊勢神宮・出雲大社と並んで「神宮」と記された由緒ある社です。御祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)で、国宝の七支刀を所蔵していることでも知られています。御朱印は1種類で初穂料300円、受付時間は9:00〜17:00。JR・近鉄天理駅からバスで約10分、または徒歩約30分です。奈良エリアには大神神社や春日大社など御朱印スポットが密集しているため、1泊2日の奈良御朱印旅に組み込むと効率的です。注意点として、境内には放し飼いの鶏がいるため、御朱印帳を開いたまま低い位置に置くとつつかれることがあります。手に持ったまま待ちましょう。
熱田神宮——三種の神器を祀る名古屋の守護神
熱田神宮は愛知県名古屋市に鎮座し、三種の神器の1つ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を御神体として祀っています。公式に「神宮」を称する社の中でも皇室との結びつきが深く、三大神社の候補に挙げられることが多い神社です。御朱印は本宮と別宮八剣宮の2種類で、初穂料は各300円。受付時間は9:00〜16:30です。名古屋駅から名鉄で約6分の神宮前駅下車すぐというアクセスの良さが魅力で、新幹線の乗り継ぎついでに参拝できます。伊勢神宮へ向かう途中に立ち寄るルートが組みやすく、1日で熱田神宮→伊勢神宮の2社を回ることも可能です。ただし、正月三が日や6月5日の熱田まつり前後は混雑が激しく、御朱印の待ち時間が60分を超えることもあるため、時期をずらすのが賢明です。
| 比較項目 | 鹿島神宮 | 石上神宮 | 熱田神宮 |
|---|---|---|---|
| 根拠文献 | 延喜式神名帳 | 日本書紀 | 皇室との関わり |
| 御朱印の種類 | 2種類 | 1種類 | 2種類 |
| 初穂料 | 各500円 | 300円 | 各300円 |
| 受付時間 | 8:30〜16:30 | 9:00〜17:00 | 9:00〜16:30 |
| 最寄り駅からの距離 | 徒歩約10分 | バス約10分 | 徒歩約3分 |
実は「大神神社」を推す声も根強い——日本最古の神社という別の視点
有力候補3社とは別に、奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)を推す意見も根強くあります。大神神社は本殿を持たず、三輪山そのものを御神体として拝する日本最古の神社形態を残す社です。御朱印は1種類で初穂料300円、受付時間は9:00〜17:00。「古事記」「日本書紀」の両方に登場する歴史的重みがあり、「日本最古」という基準で三大神社を選ぶなら有力な1社です。ただし、文献上で「神宮」の称号を持たないため、「三大神宮」という切り口では候補から外れます。御朱印めぐりの楽しみとしては、石上神宮と大神神社は直線距離で約5kmと近いため、山の辺の道ハイキングと合わせて1日で両社を回れるのが魅力です。
伊勢神宮の御朱印完全ガイド|日本の三大神社の筆頭を参拝するなら知っておきたいこと
伊勢神宮でいただける御朱印は全部で7種類
伊勢神宮では、内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)・月読宮・月夜見宮・倭姫宮・瀧原宮・伊雑宮の合計7社で御朱印をいただけます。初穂料はすべて300円で統一されています。伊勢神宮の御朱印はシンプルな墨書きと朱印のみで、絵柄入りや限定御朱印は一切ありません。これは伊勢神宮が「日本の神社の本宗」として格式を守っているためで、派手さはないものの、その潔さが御朱印帳の中でひときわ存在感を放ちます。7社すべてを回るには車で1日がかり、公共交通機関なら1泊2日が現実的です。まずは内宮と外宮の2社だけに絞るのも十分な参拝になります。
御朱印の受付時間は季節で変わる——早朝参拝が狙い目
伊勢神宮の参拝時間は季節によって異なり、1月〜4月・9月は5:00〜18:00、5月〜8月は5:00〜19:00、10月〜12月は5:00〜17:00です。御朱印の受付は参拝時間内ですが、朱印所のオープンは朝6:00頃からとなっています。混雑を避けるなら、朝6:00〜8:00の早朝参拝がおすすめです。特に内宮は10:00〜14:00が混雑のピークで、御朱印の待ち時間が30分以上になることもあります。早朝なら待ち時間ほぼゼロでいただけるうえ、朝もやの中の参道は清々しく、参拝の質そのものが変わります。なお、外宮→内宮の順に参拝するのが正式な作法とされているため、外宮を早朝に参拝してから内宮に向かうルートが理想的です。
伊勢神宮の御朱印帳は「蒔絵」デザインで人気
伊勢神宮オリジナルの御朱印帳は、内宮と外宮のお神札授与所で購入できます。蒔絵風のデザインが施されたものが定番で、価格は1,000〜2,000円程度。サイズは小判サイズ(16cm×11cm程度)です。購入できる時間帯は8:30〜16:00頃で、参拝時間より短いため注意が必要です。「御朱印帳の1ページ目は伊勢神宮にしたい」という声は多く、新しい御朱印帳を伊勢神宮で購入してその場で御朱印をいただくのは定番の楽しみ方です。初心者なら伊勢神宮で御朱印帳デビューするのもよいでしょう。こだわり派には、神宮会館の売店で販売されている限定デザインの御朱印帳もあるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。
| 名称 | 伊勢神宮(内宮・皇大神宮) |
| 所在地 | 三重県伊勢市宇治館町1 |
| 御朱印 | 300円(直書き)※7社で各1種類 |
| 参拝時間 | 5:00〜17:00〜19:00(季節により変動) |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | 近鉄宇治山田駅からバス約15分 / 伊勢市駅からバス約20分 |
出雲大社の御朱印ガイド|日本の三大神社の一角をなす縁結びの聖地
出雲大社の御朱印は2種類——本殿と神楽殿で異なるデザイン
出雲大社でいただける御朱印は、本殿(御本殿)と神楽殿の2種類です。初穂料はそれぞれ300円。本殿の御朱印には「出雲大社」の墨書きと「出雲國一之宮」の朱印が押され、神楽殿の御朱印には「出雲大社 神楽殿」の表記があります。受付時間は8:30〜16:30で、御朱印受付所は銅の鳥居をくぐって右手にあります。注意点として、出雲大社の参拝作法は一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく「二礼四拍手一礼」です。御朱印をいただく前に正しい作法で参拝してからお願いしましょう。また、神楽殿は本殿とは反対方向にあるため、時間に余裕を持って訪れないと片方しかいただけないことがあります。
出雲大社の御朱印帳は「大しめ縄」デザインが人気
出雲大社オリジナルの御朱印帳は、神楽殿の大しめ縄をモチーフにしたデザインが代表的です。価格は1,200円程度で、サイズは大判(18cm×12cm程度)。購入場所は境内の授与所で、8:30〜16:30に対応しています。出雲大社の御朱印帳はシンプルながら上品な紺色の表紙が特徴で、男女問わず使いやすいと評判です。御朱印集め中級者の中には「出雲大社専用の御朱印帳を1冊用意して、出雲大社とその周辺の摂社・末社の御朱印だけをまとめる」という人もいます。境内の北島国造館でも別の御朱印がいただけるため、時間があれば合わせて回ると充実した1日になります。
出雲大社へのアクセスと所要時間——意外と遠いので計画が重要
出雲大社は島根県出雲市に鎮座しており、主要都市からのアクセスには時間がかかります。東京からは飛行機で出雲縁結び空港まで約1時間半、空港からバスで約40分。大阪からは新幹線+特急やくもで約4時間、またはサンライズ出雲(寝台列車)で約12時間です。出雲市駅からは一畑電車で約25分、出雲大社前駅下車後徒歩約10分。日帰りも不可能ではありませんが、境内をゆっくり参拝し御朱印を2種類いただくなら所要時間は約2時間を見ておくべきです。初心者は1泊2日で計画し、周辺の美保神社や八重垣神社も合わせて回ると島根御朱印旅として満足度が高くなります。10月の神在月(旧暦10月)は全国の神様が出雲に集まるとされ、特別な雰囲気の中で参拝できる一方、観光客も増えるため早めの宿泊予約が必要です。
| 名称 | 出雲大社(いずもおおやしろ) |
| 所在地 | 島根県出雲市大社町杵築東195 |
| 御朱印 | 各300円(直書き)※本殿・神楽殿の2種類 |
| 参拝時間 | 6:00〜20:00(御朱印受付は8:30〜16:30) |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | 一畑電車 出雲大社前駅から徒歩約10分 |
日本の三大神社を御朱印でめぐるおすすめルート|2泊3日と日帰りプラン
【2泊3日】伊勢→熱田→出雲を一筆書きで回るモデルルート
三大神社の候補社をまとめて回るなら、2泊3日の旅程がおすすめです。1日目は名古屋入りして熱田神宮を参拝(所要時間約1時間半)、名古屋泊。2日目は近鉄特急で伊勢へ移動し(約1時間半)、外宮→内宮の順に参拝(所要時間約4時間)、伊勢泊。3日目は伊勢から新幹線と特急を乗り継いで出雲へ移動し(約5時間)、出雲大社を参拝。この順番なら移動が西方向に一筆書きになり、無駄な往復がありません。御朱印は熱田神宮で2種類、伊勢神宮で2〜7種類、出雲大社で2種類と、最大11種類を集められます。交通費は新幹線・特急利用で片道合計約20,000〜25,000円が目安です。初心者は伊勢神宮を内宮・外宮の2社に絞ると体力的にも余裕が持てます。
【日帰り】東京発・鹿島神宮と香取神宮で「延喜式の三大神宮」を体感
日帰りで三大神社の世界に触れるなら、東京発で鹿島神宮と香取神宮を回る「東国三社めぐり」が手軽です。東京駅から高速バスで鹿島神宮まで約2時間、参拝後にタクシーまたはバスで香取神宮へ約30分。両社合わせて所要時間4〜5時間で、夕方には東京に戻れます。鹿島神宮と香取神宮は『延喜式神名帳』で伊勢神宮と並ぶ「三大神宮」として記された社なので、歴史的な重みを感じながら御朱印をいただけます。御朱印は鹿島神宮で2種類(計1,000円)、香取神宮で1種類(500円)。注意点として、鹿島神宮から香取神宮への公共交通機関は本数が少なく、タクシー利用で約3,000円かかります。レンタカーなら両社に加えて息栖神社も回れ、「東国三社」コンプリートが可能です。
【奈良1日】石上神宮と大神神社を「山の辺の道」でつなぐ御朱印ハイキング
古代の雰囲気を味わいたいなら、奈良の石上神宮と大神神社を結ぶ「山の辺の道」を歩く御朱印ハイキングが特別な体験になります。天理駅からバスで石上神宮へ向かい参拝(所要約40分)、そこから山の辺の道を南へ約16km歩くと大神神社に到着します(徒歩約4〜5時間)。両社で御朱印をいただきつつ、途中の夜都伎神社や檜原神社でも御朱印を集められるのがこのルートの魅力です。ただし、16kmのハイキングは体力を要するため、歩きやすい靴と飲み物の準備は必須です。体力に自信がない方はJR万葉まほろば線で天理→三輪と移動すれば約15分で両社をつなげます。御朱印をいただいた後は三輪そうめんの名店で昼食をとるのが定番コースです。
三大神社めぐりでは移動距離が長くなるため、御朱印帳を複数冊持ち歩くとカバンが重くなります。1冊にまとめるか、書き置き御朱印用のクリアファイルを用意しておくと整理しやすくなります。また、長距離移動中に御朱印帳が濡れたり折れたりしないよう、ジップ付きビニール袋で保護するのがおすすめです。
日本の三大神社をめぐる前に確認したい参拝マナーと御朱印のルール
御朱印をいただく前に必ず参拝する——順番を間違えるとマナー違反
御朱印は「参拝の証」としていただくものです。御朱印受付所に直行して御朱印だけもらって帰るのはマナー違反にあたります。正しい順番は、まず手水舎で手と口を清め、本殿(拝殿)で参拝してから御朱印受付所に向かう流れです。伊勢神宮では「外宮→内宮」の参拝順が正式とされ、出雲大社では「二礼四拍手一礼」の独自作法があります。参拝作法を事前に確認しておくことで、御朱印をいただく時間にも余裕が生まれます。初心者で作法に不安がある場合は、前の参拝者の所作を観察してから真似るのも1つの方法です。大切なのは形式よりも「敬意を持って参拝する」という気持ちです。
御朱印帳の開くページを準備してから渡す——書き手への配慮がスマート
御朱印帳を受付で渡す際は、書いてほしいページを開いた状態で渡すのがマナーです。閉じたまま渡すと、書き手がどこに書けばよいか迷ってしまいます。伊勢神宮のように御朱印のデザインがシンプルな社では、前後のページに華やかな御朱印があるとバランスが取りやすいため、ページ配置を事前に考えておくと御朱印帳全体の見栄えが良くなります。また、御朱印帳のカバーやしおり紐は外しておくとスムーズです。混雑時は複数の参拝者が同時に御朱印帳を預けるため、取り違え防止の名前シールを貼っておくのも有効です。小さなことですが、こうした準備が受付でのやりとりをスムーズにし、気持ちよく御朱印をいただくことにつながります。
書き置き御朱印の扱い方——貼り方ひとつで見栄えが変わる
混雑時や神職が不在の場合、直書きではなく「書き置き」の紙でいただくことがあります。書き置き御朱印を御朱印帳に貼る際は、スティックのりか両面テープを使うのがきれいに仕上がるコツです。液体のりは紙が波打つ原因になるため避けましょう。書き置き専用の御朱印帳(クリアポケットタイプ)も販売されており、直書きと書き置きで帳面を分ける方法を選ぶ人も増えています。三大神社クラスの大きな神社では基本的に直書き対応ですが、繁忙期には書き置きのみになることもあるため、両方に対応できる準備をしておくと安心です。なお、書き置き御朱印のサイズが御朱印帳と合わないことがあるため、はさみで端を少しだけ切って調整する人もいますが、切りすぎると印が欠けるので慎重に行いましょう。
日本の三大神社めぐりで初心者がやりがちな失敗3選|御朱印旅を台無しにしないために
失敗①:御朱印帳を忘れて書き置きしかもらえなかった
御朱印めぐりで最も多い失敗が「御朱印帳を持ってくるのを忘れた」というパターンです。特に三大神社のような遠方への旅行では、荷造りの段階で御朱印帳をカバンに入れ忘れ、現地で気づくケースが少なくありません。伊勢神宮や出雲大社では書き置きの御朱印も用意されていますが、直書きの墨書きの力強さや温かみは書き置きでは再現しきれません。対策として、旅行用の持ち物チェックリストに「御朱印帳」を加えておくことをおすすめします。万が一忘れた場合は、現地で御朱印帳を購入するという手もあります。伊勢神宮なら1,000〜2,000円程度で購入でき、「この御朱印帳は伊勢で買った」という思い出ごと残せるので、結果的にプラスに転じることもあります。
失敗②:拝観時間ギリギリに到着して御朱印受付が終了していた
御朱印の受付時間は参拝可能時間より早く終わることがあり、「境内には入れたのに御朱印はもらえなかった」という失敗も多いです。例えば出雲大社は参拝自体は20:00まで可能ですが、御朱印受付は16:30で終了します。伊勢神宮の別宮も同様で、本宮より受付終了が早い場合があります。対策は「御朱印受付の終了時刻を基準にスケジュールを組む」ことです。参拝時間ではなく受付時間を逆算して、余裕を持って到着するよう計画しましょう。特に複数の神社を1日で回る場合、移動時間の見積もりが甘いと最後の1社で受付終了に間に合わないという悲しい結果になります。御朱印めぐり帖調べでは、受付終了の30分前には到着しておくのが安心ラインです。
失敗③:混雑日に訪れて御朱印の待ち時間が1時間超え
正月三が日、ゴールデンウィーク、お盆、七五三シーズン(11月)は、三大神社クラスの有名神社では御朱印の待ち時間が1時間を超えることがあります。伊勢神宮の内宮は正月三が日で参拝者数が50万人を超える日もあり、御朱印受付に長蛇の列ができます。混雑を避けるコツは「平日の早朝」に参拝すること。特に伊勢神宮は朝6:00から御朱印をいただけるため、早朝に参拝すれば待ち時間はほぼゼロです。どうしても休日に行く場合は、開門直後か15:00以降の遅めの時間帯を狙いましょう。出雲大社は10月の神在月が最も混雑する時期で、この期間を避けるだけでも待ち時間が大幅に短縮されます。旅行の日程に柔軟性があるなら、混雑カレンダーを確認してからスケジュールを決めることが、御朱印旅を快適にする鍵です。
意外と知られていないけれど——御朱印は「数」より「体験」で満足度が変わる
実は、御朱印をたくさん集めた人ほど「数を追いかけて疲れた」という感想を持つことがあります。三大神社めぐりでも「1日でできるだけ多くの御朱印を集めよう」と詰め込むと、移動に追われて境内をゆっくり見る時間がなくなります。伊勢神宮の五十鈴川の清流、出雲大社の参道の松並木、石上神宮の鬱蒼とした森——こうした境内の空気感を味わう時間こそが、後から御朱印帳を見返したときの記憶を豊かにしてくれます。御朱印帳の見開きに2つの御朱印が並んでいるだけでも、そのとき感じた空気や景色が蘇るものです。「三大神社を全部1回の旅で回らなければ」と焦らず、何回かに分けてじっくり訪れる方が、結果的に御朱印帳も人生も充実します。
【初心者】まずは伊勢神宮の内宮・外宮だけに集中。御朱印帳も現地購入でOK
【中級者】伊勢神宮+出雲大社の2泊3日旅。別宮の御朱印も合わせて集める
【こだわり派】候補社すべて(鹿島・石上・熱田・大神)を制覇。延喜式・日本書紀の両方の「三大神宮」をコンプリート
まとめ|日本の三大神社伊勢神宮出雲大社あと1つは「自分で決める」のが正解
日本の三大神社は、伊勢神宮と出雲大社の2社は広く認められていますが、「あと1つ」は文献や基準によって異なり、公式に定められたものではありません。だからこそ、自分自身で候補社を訪れ、御朱印をいただきながら「自分にとっての三大神社」を見つけるのが、御朱印めぐりの醍醐味です。どの候補社を選んでも、それぞれに深い歴史と個性的な御朱印があり、参拝の価値は揺るぎません。
この記事の要点をまとめます。
- 「日本の三大神社」に公式な定義はなく、3つ目は諸説ある
- 日本書紀を根拠にすれば石上神宮、延喜式神名帳を根拠にすれば鹿島神宮・香取神宮が候補
- 三種の神器を祀る熱田神宮、日本最古の大神神社を推す説もある
- 伊勢神宮では7社で御朱印がいただける(各300円)、早朝参拝が混雑回避のコツ
- 出雲大社では本殿と神楽殿の2種類の御朱印がいただける(各300円)
- 御朱印帳忘れ・受付時間切れ・混雑日の長時間待ちが三大失敗パターン
- 候補社すべてを回れば御朱印帳に10種類以上の御朱印が並び、比較する楽しさも生まれる
最初の一歩として、まずは自宅から一番アクセスしやすい候補社に足を運んでみてください。関東なら鹿島神宮、関西なら石上神宮か大神神社、中部なら熱田神宮が日帰りで行けます。1社参拝すれば「次はあの神社にも行きたい」という気持ちが自然に湧いてきて、三大神社めぐりの旅が動き出します。最新の参拝時間や御朱印の取り扱い状況は、各神社の公式サイトでご確認ください。
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