「法隆寺で御朱印帳を買いたいけれど、どんな種類があるの?」「参道のお土産屋さんと境内で買える御朱印帳は何が違うの?」そんな疑問を持って検索した方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、法隆寺の公式御朱印帳は聖霊院の授与所で1,000円で購入でき、最初のページに聖徳太子が制定した憲法十七条の第一条「以和為貴(和を以って貴しとなす)」が記されている、他では手に入らない特別な一冊です。この記事では、法隆寺の御朱印帳の種類・値段・購入場所から、境内でもらえる御朱印5種類の詳細、参拝の回り方まですべてまとめました。
・法隆寺の公式御朱印帳の種類・値段・サイズと購入できる場所
・境内でもらえる御朱印5種類(通常4種+期間限定1種)の特徴と料金
・御朱印帳を購入してからスムーズに参拝するためのルートと所要時間
・初心者が失敗しないための受付時間・マナー・注意点
法隆寺の御朱印帳が他と違う理由|憲法十七条が記された唯一無二のデザイン

1ページ目に「以和為貴」が記されている意味とは
法隆寺の御朱印帳を開くと、最初のページに聖徳太子が制定した憲法十七条の第一条「以和為貴(和を以って貴しとなす)」が墨書きと朱印で記されています。これは「人々の和を大切にしなさい」という教えで、聖徳太子ゆかりの法隆寺だからこそ許される特別な仕様です。他の寺社の御朱印帳で憲法十七条が入っているものはまず見かけません。御朱印帳を開くたびに1400年前の教えに触れられるのは、歴史好きにはたまらない魅力です。ただし、この1ページ目は御朱印をいただくスペースではないため、実質的に使えるページ数は他の御朱印帳より1ページ分少なくなる点は知っておきましょう。
世界遺産・法隆寺の御朱印帳を持つということ
法隆寺は1993年にユネスコ世界文化遺産に登録された、日本最古の木造建築群を有する寺院です。飛鳥時代の607年に聖徳太子と推古天皇によって建立され、1400年以上の歴史があります。その法隆寺で直接購入した御朱印帳は、単なるノートではなく「世界遺産の寺院が公式に出している記念品」という位置づけになります。他の寺社で御朱印をいただく際に「法隆寺の御朱印帳ですね」と声をかけていただくこともあり、御朱印めぐりの会話のきっかけにもなります。一方で、デザインはシンプルな無地のため、華やかな御朱印帳を好む方には物足りなく感じるかもしれません。
法隆寺の御朱印帳はどんな人に向いている?
法隆寺の御朱印帳は、シンプルで落ち着いたデザインを好む方、歴史的価値を重視する方に向いています。紺色または緑色の無地の布表紙で、派手な刺繍や柄はありません。「御朱印帳はあくまで御朱印が主役」という考え方の方には最適です。逆に、花柄や動物モチーフなど個性的なデザインの御朱印帳を集めている方には、少し地味に映る可能性があります。価格が1,000円と他の寺社の御朱印帳(相場1,500〜2,500円)に比べて手頃なのも、初めて御朱印帳を購入する方にとってはハードルが低くて良いポイントです。
御朱印帳に込められた法隆寺の想い
法隆寺の御朱印帳が装飾を排したシンプルなデザインになっているのには理由があります。法隆寺は聖徳太子の「和の精神」を今に伝えることを使命としており、御朱印帳もその精神を反映して、華美さよりも質実を重んじています。蛇腹式の製本は丁寧な作りで、紙質も墨が裏抜けしにくい厚手の和紙が使われています。御朱印帳を長く使い続けることを前提とした設計で、実用面でも信頼できる品質です。注意点として、蛇腹式は持ち運び時に広がりやすいので、御朱印帳バンドやカバーを別途用意しておくと安心です。
法隆寺の御朱印帳の種類・値段・サイズ|購入前に知っておきたい基本情報
公式御朱印帳のスペック一覧
法隆寺の公式御朱印帳の基本スペックは、サイズが縦18cm×横12cm(大判サイズ)、素材は布表紙、製本方式は蛇腹式、価格は1,000円です。色は紺色と緑色の2種類が確認されており、時期によって在庫状況が異なります。大判サイズのため、御朱印の文字が大きく映え、見開きで書いていただく御朱印にも対応できます。一般的な御朱印帳の小サイズ(縦16cm×横11cm)と比べると一回り大きいため、小さなカバンには入りにくい点は事前に把握しておきましょう。
| 比較項目 | 法隆寺公式 | 参道土産物屋 | 一般的な御朱印帳 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 1,000円 | 1,350〜2,000円 | 1,500〜2,500円 |
| サイズ | 18cm×12cm | 18cm×12cm | 16cm×11cm〜18cm×12cm |
| 憲法十七条 | あり | なし | なし |
| デザイン | 無地(紺/緑) | 五重塔柄など | 多種多様 |
参道の土産物屋で売っている御朱印帳との違い
法隆寺の参道には複数の土産物屋があり、五重塔や夢殿がデザインされた御朱印帳が1,350〜2,000円で販売されています。これらは「法隆寺の公式御朱印帳」ではなく、あくまでお土産として販売されている商品です。憲法十七条の記載はなく、通販サイトでも同じ商品が購入できる場合があります。デザイン性は高いものの、法隆寺が直接制作・販売しているわけではないため、「法隆寺でしか手に入らない」という希少性を求めるなら聖霊院の公式御朱印帳を選ぶのがおすすめです。土産物屋の御朱印帳はページ数や紙質が商品によって異なるため、購入前に実物を確認しましょう。
法隆寺の御朱印帳は通販で買える?
法隆寺の公式御朱印帳は、基本的に聖霊院の授与所でのみ購入できます。公式オンラインショップでの販売は確認されていません。参道の土産物屋で販売されている法隆寺デザインの御朱印帳は、一部がAmazonや楽天などの通販サイトで購入可能ですが、前述のとおり公式品とは別物です。「法隆寺に行く予定があるなら現地で公式品を購入する」「すぐに必要なら通販でデザイン御朱印帳を購入し、現地で公式品も追加購入する」という使い分けが現実的です。御朱印帳は複数冊持つのが一般的なので、用途別に分ける方も多くいます。
どこで買える?|購入場所・受付時間・アクセス完全ガイド

聖霊院の授与所が唯一の公式購入場所
法隆寺の公式御朱印帳を購入できるのは、西院伽藍の東側にある聖霊院(しょうりょういん)の授与所です。聖霊院は聖徳太子の御像を安置するお堂で、御朱印帳の販売と御朱印の授与を同じ窓口で行っています。南大門から入って五重塔・金堂を見学した後、東に進むとたどり着けます。西円堂にも御朱印の授与所がありますが、御朱印帳の販売は行っていないため注意してください。「御朱印帳を買ってから御朱印をいただく」という流れを想定しているなら、まず聖霊院を目指すルートが効率的です。
受付時間と季節による変動|閉門ギリギリは要注意
法隆寺の拝観時間は季節によって異なります。2月22日〜11月3日は8:00〜17:00、11月4日〜2月21日は8:00〜16:30です。ただし、御朱印の受付時間は9:00〜16:00とされており、拝観時間より短い点に注意が必要です。16時ぎりぎりに到着すると、混雑状況によっては受付終了している可能性があります。確実に御朱印帳の購入と御朱印をいただくなら、15:00までに聖霊院に到着するスケジュールを組みましょう。朝一番の9:00〜10:00は比較的空いており、待ち時間なく対応いただけることが多いです。
御朱印の受付時間は拝観時間より1時間早く終了します。「17時まで開いているから大丈夫」と油断して16時過ぎに聖霊院に行くと、すでに受付が終了しているケースがあります。特に秋の観光シーズン(10〜11月)は混雑するため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
JR法隆寺駅からのアクセスと所要時間
法隆寺へのアクセスは、JR大和路線「法隆寺駅」が最寄りです。法隆寺駅からはバスで約8分(奈良交通バス「法隆寺門前」行き)、または徒歩で約20分です。バスは1時間に2〜3本の運行で、運賃は190円です。徒歩の場合は松並木の参道を歩くため、天気の良い日は散歩がてら楽しめます。車の場合は、南大門前に有料駐車場(普通車500円/回)があります。近鉄「筒井駅」からバスで約15分というルートもありますが、本数が少ないためJR利用が便利です。大阪からはJR天王寺駅から大和路快速で約35分、奈良駅からは約10分でアクセスできます。
拝観料と所要時間の目安
法隆寺の拝観料は、西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍の共通券で一般1,500円、小学生750円です。境内全体をゆっくり見学して御朱印をすべていただく場合の所要時間は、2時間〜2時間半が目安です。御朱印帳の購入と御朱印のみであれば1時間〜1時間半で回れますが、せっかくの世界遺産ですので仏像や建築もじっくり見学することをおすすめします。拝観料はクレジットカード不可で現金のみのため、事前に準備しておきましょう。御朱印代(各300円)も現金払いです。
法隆寺でもらえる御朱印は全部で5種類|種類別の特徴と初穂料
聖霊院でいただける4種類の御朱印
法隆寺の御朱印の中心となるのが、聖霊院で授与される4種類です。「以和為貴(いわいき)」は聖徳太子の和の精神を表す御朱印で、法隆寺を代表する一体です。「南無仏(なむぶつ)」は聖徳太子が2歳のときに唱えたと伝わる言葉。「篤敬三寶(あつくさんぽうをうやまえ)」は憲法十七条第二条からの言葉で、仏法僧の三宝を敬えという教えです。「釈像(しゃくぞう)」は釈迦如来に関する御朱印です。いずれも直書きで、一体300円です。4種類すべていただく場合は1,200円かかります。混雑時は書いていただくのに10〜15分ほど待つこともあります。
| 御朱印名 | 授与場所 | 初穂料 | 授与形式 |
|---|---|---|---|
| 以和為貴 | 聖霊院 | 300円 | 直書き |
| 南無仏 | 聖霊院 | 300円 | 直書き |
| 篤敬三寶 | 聖霊院 | 300円 | 直書き |
| 釈像 | 聖霊院 | 300円 | 直書き |
| 峰薬師如来 | 西円堂 | 300円 | 直書き |
西円堂の「峰薬師如来」は見逃しやすい穴場
西円堂は西院伽藍の北西の高台に位置しており、メインの見学ルートから少し外れた場所にあります。そのため、存在に気づかずに帰ってしまう参拝者が少なくありません。西円堂で授与される「峰薬師如来」の御朱印は、ここでしかいただけない一体です。西円堂には国宝の薬師如来坐像が安置されており、お堂自体も鎌倉時代の重要文化財です。聖霊院から西円堂へは徒歩5分ほどですが、小高い丘の上にあるため階段を上る必要があります。足腰に不安のある方は、時間に余裕を持って訪れましょう。
期間限定の上御堂御朱印|毎年11月1日〜3日のみ
意外と知られていないのが、上御堂(かみのみどう)で授与される期間限定の御朱印です。上御堂は通常非公開で、毎年11月1日〜3日の3日間だけ特別開扉されます。この期間のみ、上御堂で御朱印をいただくことができます。上御堂には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されており、年に3日しか拝観できない貴重な機会と御朱印が同時に手に入ります。この期間は全国から御朱印ファンが集まるため、通常より待ち時間が長くなることを覚悟しておきましょう。11月に法隆寺を訪れる予定がある方は、日程を合わせる価値があります。
法隆寺の御朱印「以和為貴」は、聖徳太子が604年に制定したとされる憲法十七条の第一条から取られています。「和を以って貴しとなす」の精神は、日本人の協調性の原点ともいわれ、旧一万円札や五千円札に聖徳太子の肖像が採用されていた理由の一つでもあります。御朱印帳の1ページ目と御朱印の両方で、この言葉に出会える法隆寺ならではの体験です。
御朱印をいただく際の基本マナーと手順
法隆寺で御朱印をいただく手順は、まず授与所の窓口で御朱印帳を開いて渡し、希望の御朱印を伝えます。複数種類いただく場合は「すべてお願いします」と伝えれば対応していただけます。御朱印帳を渡す際は、書いていただきたいページを開いた状態で差し出すのがマナーです。料金は御朱印を受け取る際に支払います。おつりが出ないように小銭を用意しておくとスムーズです。混雑時は番号札を渡されることもあり、その場合は呼ばれるまで待機します。書いていただいている間は静かに待ち、携帯電話での通話は控えましょう。
使い始める前に知っておきたい参拝の基本知識
御朱印帳の使い方|裏面は使う?使わない?
蛇腹式の御朱印帳には表面と裏面がありますが、「裏面も使うかどうか」は人によって分かれます。法隆寺の御朱印帳は紙質がしっかりしているため、裏面に書いていただいても墨の裏抜けが起きにくい品質です。ただし、裏抜けがゼロとは限らないため、心配な方は表面だけ使用し、裏面は予備としておく方法が安心です。片面使いの場合はページ数が半分になりますが、御朱印帳は何冊持っても問題ないため、気になったら新しい一冊を始めれば大丈夫です。こだわり派の方は、寺院用と神社用で御朱印帳を分ける方もいます。
法隆寺の御朱印帳を最初の一冊にするメリット
御朱印集めをこれから始める方にとって、法隆寺の御朱印帳を最初の一冊にするメリットは3つあります。1つ目は、価格が1,000円と手頃で始めやすいこと。2つ目は、世界遺産の寺院で始めたという記念になること。3つ目は、憲法十七条の記載が御朱印めぐりの「心構え」として機能すること。「和の精神」を胸に各地の寺社を巡るのは、御朱印集めのスタートとして申し分ありません。デメリットとしては、大判サイズのため持ち運びがかさばることと、シンプルすぎて好みが分かれることが挙げられます。
法隆寺の御朱印帳を初めて使う場合のおすすめ順序:①聖霊院で御朱印帳を購入→②そのまま聖霊院で4種類の御朱印をいただく→③西円堂に移動して「峰薬師如来」をいただく。この流れで御朱印帳に最初の5ページが埋まり、御朱印めぐりの充実したスタートが切れます。
御朱印帳を忘れた場合の対処法
「御朱印帳を家に忘れてきた」という失敗は、御朱印めぐりでよくあるパターンです。法隆寺では書き置きの御朱印(半紙に書かれたもの)も用意されているため、御朱印帳がなくても御朱印自体はいただけます。ただし、書き置きは帰宅後に御朱印帳に貼り付ける手間がかかり、サイズが合わないとはみ出すこともあります。法隆寺まで来て御朱印帳を忘れたと気づいた場合は、いっそ現地で公式御朱印帳を購入してしまうのも一つの手です。1,000円で新しい御朱印帳が手に入り、その場で直書きしていただけるため、結果的に良い買い物になることも多いです。
寺院用と神社用で御朱印帳は分けるべき?
「お寺と神社で御朱印帳を分けるべきか」は御朱印めぐりでよく議論されるテーマです。結論として、分けなくても問題ありません。法隆寺を含め、ほとんどの寺社では「混在した御朱印帳でも快く書いていただける」のが実情です。ただし、ごく一部の寺社で「神社の御朱印が入っている帳面にはお書きできません」と断られるケースが報告されています。気になる方は寺院用・神社用で分けておくと安心です。法隆寺の御朱印帳は寺院で購入したものなので、寺院用として使い始め、将来的に神社用の御朱印帳を追加購入するという段階的なアプローチが合理的です。
一緒に楽しみたい境内の見どころ5選
五重塔と金堂|飛鳥時代の建築美を間近で体感
法隆寺を訪れたら、御朱印だけで帰るのはもったいないです。西院伽藍の中心にそびえる五重塔は、高さ約32.5m、日本最古の五重塔として知られます。隣接する金堂には、飛鳥時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。五重塔の初層には、奈良時代に作られた塑像群(釈迦の涅槃や弥勒菩薩の説法などを表現した立体的な情景)があり、これを見るだけでも拝観料の価値があります。御朱印帳を購入した後、五重塔と金堂をじっくり見学してから御朱印をいただくルートがおすすめです。建築に詳しくなくても、1400年前の木造建築が目の前にある事実だけで圧倒されます。
大宝蔵院の百済観音|息を呑む美しさの国宝仏像
大宝蔵院(だいほうぞういん)は法隆寺が所蔵する国宝・重要文化財を展示する施設で、共通拝観券で見学できます。中でも百済観音像(国宝)は、高さ約210cmのすらりとした立ち姿が美しく、「日本美術の最高傑作」と評されることもある仏像です。他にも玉虫厨子や夢違観音など、教科書で見たことのある文化財が目白押しです。御朱印をいただく聖霊院は大宝蔵院のすぐ近くにあるため、見学の流れで立ち寄れます。仏像が好きな方は大宝蔵院だけで30分以上かかることもあるので、時間配分に注意しましょう。
夢殿と東院伽藍|聖徳太子の等身像を祀るお堂
東院伽藍の中心にある夢殿(ゆめどの)は、八角形の美しいお堂で、聖徳太子の等身像とされる救世観音像(国宝)を安置しています。救世観音像は春(4月11日〜5月18日)と秋(10月22日〜11月22日)の年2回のみ公開される秘仏です。公開時期に合わせて訪れると、御朱印帳の購入と秘仏拝観の両方が叶います。夢殿は西院伽藍から徒歩5分ほど東に離れた場所にあり、こちらも共通拝観券で見学可能です。東院伽藍では御朱印の授与は行っていないため、御朱印は先にいただいておくのが効率的です。
| 名称 | 法隆寺(ほうりゅうじ) |
| 所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
| 御朱印 | 各300円(直書き)/5種類 |
| 御朱印帳 | 1,000円(縦18cm×横12cm・蛇腹式) |
| 拝観時間 | 8:00〜17:00(11/4〜2/21は〜16:30) |
| 御朱印受付 | 9:00〜16:00 |
| 拝観料 | 一般1,500円/小学生750円 |
| アクセス | JR法隆寺駅からバス約8分または徒歩約20分 |
参道の松並木と土産物屋|帰り道も楽しい法隆寺
法隆寺の南大門から続く参道は、美しい松並木が約300m続きます。参拝後にゆっくり歩くと風情があり、写真スポットとしても人気です。参道沿いには土産物屋や食事処が並び、柿の葉寿司や奈良漬け、法隆寺にちなんだお菓子などが購入できます。前述の法隆寺デザインの御朱印帳もここで販売されています。斑鳩町名物の「竜田揚げ」(竜田川に由来)を提供する飲食店もあり、参拝後のランチスポットとしても利用できます。参道の散策を含めると、法隆寺での滞在時間は合計3時間程度みておくと余裕があります。
失敗しないための3つの注意点
注意点①|御朱印帳の在庫切れリスクと対策
法隆寺の公式御朱印帳は、観光シーズン(春の桜シーズンや秋の紅葉シーズン)には在庫が少なくなることがあります。特に色の希望がある場合(紺色が良い、緑色が良いなど)は、希望の色が品切れの可能性もゼロではありません。確実に購入するなら、平日や閑散期(1〜2月、6月)に訪れるか、午前中の早い時間に聖霊院に行くのが得策です。万が一品切れだった場合は、参道の土産物屋で法隆寺デザインの御朱印帳を購入するか、後日再訪するかの判断になります。遠方から来ている場合は、事前に法隆寺に電話で在庫確認するのも一つの方法です。
注意点②|拝観料を払わないと御朱印帳は買えない
法隆寺の聖霊院は拝観エリアの内部にあるため、御朱印帳の購入だけが目的でも拝観料(一般1,500円)が必要です。「御朱印帳だけ買いたいから無料で入れませんか」とお願いしても対応してもらえません。御朱印帳1,000円+拝観料1,500円=合計2,500円が、法隆寺の御朱印帳を手に入れるための最低費用です。さらに御朱印を5種類すべていただくと合計4,000円になります。決して安い金額ではありませんが、世界遺産の拝観と御朱印帳・御朱印をセットで楽しめると考えれば、十分に価値のある体験です。
注意点③|西円堂では御朱印帳は売っていない
法隆寺の御朱印授与所は聖霊院と西円堂の2か所ですが、御朱印帳を販売しているのは聖霊院のみです。「西円堂で御朱印帳を買おう」と思って先に西円堂に行ってしまうと、御朱印帳なしの状態で御朱印をいただくことになり、書き置き対応になる可能性があります。効率的に回るためには、必ず聖霊院で御朱印帳を購入してから西円堂に向かいましょう。西円堂は聖霊院から徒歩5分ほどの距離にあるため、大きな手間にはなりません。参拝ルートとしては「南大門→五重塔・金堂見学→聖霊院(御朱印帳購入+御朱印)→西円堂(御朱印)→大宝蔵院→夢殿」の順が効率的です。
もっと楽しむ|周辺寺社の御朱印めぐりプラン
斑鳩エリアの寺社を半日で回るモデルコース
法隆寺の御朱印帳を手に入れたら、そのまま斑鳩エリアの寺社を回って御朱印帳のページを埋めていくのがおすすめです。法隆寺から徒歩10分の距離にある中宮寺(ちゅうぐうじ)は、国宝の半跏思惟像で有名な尼寺です。さらに徒歩15分で法輪寺(ほうりんじ)、そこから徒歩5分で法起寺(ほうきじ)に到着します。法起寺には日本最古の三重塔(国宝)があります。法隆寺→中宮寺→法輪寺→法起寺のルートで半日(4〜5時間)あれば、4つの寺社の御朱印が集まります。法隆寺で購入した御朱印帳に一気に8〜9体の御朱印が並ぶことになり、充実した一日になります。
奈良市内と組み合わせる1日御朱印めぐりプラン
法隆寺と奈良市内を1日で回るプランも人気です。午前中に法隆寺(2時間)、午後に奈良市内の寺社(3〜4時間)という配分が現実的です。JR法隆寺駅からJR奈良駅まで約10分で移動できるため、アクセスも良好です。奈良市内では東大寺・興福寺・春日大社が定番で、いずれも御朱印をいただけます。ただし、1日で回る場合は各寺社の拝観時間に注意が必要です。法隆寺を9:00に入り、11:30に出発すれば、奈良市内に12:00前に到着し、16:00の御朱印受付終了まで十分に時間があります。体力的にはかなり歩くため、歩きやすい靴を忘れずに。
法隆寺の御朱印帳を「奈良の寺院専用」にするアイデア
御朱印帳の使い方にルールはありませんが、テーマを決めて使い分けると後から見返す楽しみが倍増します。法隆寺の御朱印帳を「奈良の寺院専用」として使う方法は、統一感があり満足度が高いです。奈良には御朱印をいただける寺院が100か所以上あるため、1冊では足りなくなる可能性もありますが、それもまた楽しみの一つです。法隆寺→薬師寺→唐招提寺→東大寺と、世界遺産の寺院を順番に集めていくと、御朱印帳が「奈良世界遺産巡礼の記録」になります。中級者向けのこだわった楽しみ方として、ぜひ検討してみてください。
| テーマ別御朱印帳のメリット | テーマ別御朱印帳のデメリット |
|---|---|
| 見返したとき統一感があり美しい 旅の記録として整理しやすい 同じ地域の寺社を比較できる |
複数冊を持ち歩く必要がある 思い立った参拝に対応しにくい ページが余ると中途半端になる |
初心者・中級者・こだわり派それぞれの御朱印帳活用法
御朱印帳の使い方はレベルによって変わります。初心者の方は、法隆寺の御朱印帳1冊からスタートし、寺社の区別なく訪れた順に御朱印をいただいていくのが気楽でおすすめです。「ルールに縛られず楽しむ」ことが長続きのコツです。中級者(10か所以上の御朱印経験あり)の方は、地域別やテーマ別に御朱印帳を分け始めると整理の楽しみが生まれます。こだわり派の方は、法隆寺の御朱印帳を「聖徳太子ゆかりの寺院専用」にする方法があります。四天王寺(大阪)、広隆寺(京都)、中宮寺(奈良)など、聖徳太子に関連する寺院を巡る太子信仰の御朱印帳として使えば、歴史的ストーリーのある一冊が完成します。
※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。
まとめ|法隆寺の御朱印帳は歴史と実用を兼ね備えた一冊
法隆寺の御朱印帳は、1,000円という手頃な価格ながら、憲法十七条第一条が記された唯一無二の特別な一冊です。世界遺産・法隆寺が公式に販売する御朱印帳は聖霊院でしか手に入らず、そのシンプルで質実なデザインは、御朱印めぐりを長く続ける相棒としてふさわしい品質を備えています。
境内では聖霊院の4種類と西円堂の1種類、合計5種類の御朱印がいただけます。さらに11月1日〜3日の期間限定御朱印を含めると6種類です。1400年の歴史に裏打ちされた「以和為貴」の御朱印は、御朱印帳の最初のページにふさわしい格式と美しさがあります。
法隆寺の御朱印帳を手に入れて御朱印めぐりを始めたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 公式御朱印帳は聖霊院の授与所で1,000円(縦18cm×横12cm、蛇腹式、布表紙)
- 御朱印の受付時間は9:00〜16:00(拝観時間より短いので注意)
- 御朱印は全5種類、各300円で直書き対応
- 参拝ルートは「聖霊院→西円堂」の順が効率的
- 拝観料(一般1,500円)が必要。御朱印帳のみの購入でも拝観エリアに入る必要あり
- 斑鳩エリアの周辺寺社(中宮寺・法輪寺・法起寺)と組み合わせると半日で充実の御朱印めぐりが可能
- 11月1〜3日に訪れると上御堂の期間限定御朱印もいただける
最初の一歩は、JR法隆寺駅に降り立つところから始まります。世界遺産の松並木を歩き、1400年の歴史を感じながら御朱印帳を手にする体験は、きっと御朱印めぐりの素敵なスタートになるはずです。まずは日程を決めて、法隆寺への参拝計画を立ててみてください。
※拝観料・御朱印の初穂料・受付時間などは変更される場合があります。お出かけ前に法隆寺の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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