「東京で御朱印めぐりをしてみたいけれど、どこから始めればいいかわからない」「効率よくまわれるルートが知りたい」――そんな声をよく耳にします。東京には御朱印をいただける神社仏閣が1,800社以上あり、限定御朱印やアート御朱印を授与する社寺も年々増えています。選択肢が多いからこそ、事前の情報整理が大切です。この記事では、東京御朱印めぐりのエリア別モデルコース、人気社寺の御朱印の種類と料金、参拝マナー、そしてレベル別の楽しみ方まで、初心者が迷わず一歩を踏み出せる情報をまとめました。
・東京御朱印めぐりで人気の神社・寺院8社の御朱印情報(種類・料金・受付時間)
・エリア別モデルコース4選(所要時間・交通費つき)
・限定御朱印の入手タイミングと狙い方
・初心者〜こだわり派まで、レベルに応じたステップアップ術
東京御朱印めぐりの魅力とは?初心者が最初に知っておきたい基礎知識

御朱印は「参拝の証」――集めるだけでなく参拝そのものを楽しむ
御朱印はもともと写経を納めた証として授与されていたもので、現在は参拝の記念として広く親しまれています。スタンプラリーとは異なり、一社一社に手を合わせた上でいただくのが基本マナーです。東京の場合、都心部だけでも徒歩圏内に複数の社寺が点在しているため、散策しながら5〜6社をめぐれるのが大きな魅力です。御朱印をきっかけに、ふだん素通りしていた路地裏の小さな神社に足を踏み入れる楽しさは、東京ならではの体験といえます。ただし「数を集めること」が目的化すると、参拝がおろそかになりがちです。1日にまわる社数は5社程度にとどめ、境内の空気を味わう余裕を持つと満足度が上がります。
東京御朱印めぐりが初心者に向いている3つの理由
東京が御朱印デビューに最適な理由は明確です。第一に、交通アクセスの良さ。JR・地下鉄・私鉄が網の目のように走っており、社寺間の移動が10〜15分で済むケースが大半です。第二に、御朱印の授与体制が整っている社寺が多い点。地方の小さな神社では宮司不在で御朱印がいただけないこともありますが、東京の主要社寺は受付時間が9:00〜17:00と安定しています。第三に、書き置き対応が充実していること。直書きの待ち時間が気になる初心者でも、書き置きなら5分程度で受け取れます。一方で、土日祝日は参拝者が集中し、御朱印の待ち時間が30〜60分になる社寺もある点には注意が必要です。
御朱印帳の選び方――サイズは大判(18×12cm)がおすすめ
御朱印帳には大判(18×12cm)と小判(16×11cm)の2種類があります。結論から言えば、東京御朱印めぐりには大判を選ぶのが無難です。理由は、書き置き御朱印のサイズが大判に合わせて作られていることが多いため。小判帳に貼ると端がはみ出してしまうケースがあります。東京の社寺で購入できるオリジナル御朱印帳の相場は1,500〜2,500円。明治神宮の木目調御朱印帳(1,500円)、東京大神宮の桜柄御朱印帳(1,200円)、烏森神社のカラフル御朱印帳(1,500円)などが人気です。最初の1冊は社寺で購入し、その神社の御朱印を1ページ目にいただくと記念になります。
御朱印の初穂料(料金)相場は300〜500円が中心
東京の社寺における御朱印の初穂料は、300円・500円が主流です。2024年以降、500円に改定する社寺が増えており、限定御朱印や見開き御朱印は800〜1,000円になることもあります。1日5社をめぐった場合の御朱印代は2,000〜3,000円程度。交通費(1日乗車券利用で600〜900円)と合わせると、1日あたり3,000〜4,000円が目安です。「お気持ちで」と金額が指定されていない場合は500円を納めるのが一般的です。なお、お釣りが出ないよう小銭を多めに用意しておくと、授与所でスムーズにやり取りできます。
東京御朱印めぐりで外せない人気神社・寺院8選
明治神宮(渋谷区)――都心の森で厳かな一筆をいただく
明治神宮は初詣参拝者数日本一を誇る、東京を代表する神社です。御朱印は「明治神宮」の1種類で、初穂料500円。力強い墨書きと「明治神宮」の朱印が押された正統派のデザインです。御朱印受付は9:00〜閉門時間(季節により16:00〜16:30)まで。JR原宿駅から南参道を歩いて本殿まで約10分かかるため、移動時間を含めた所要時間は40〜50分を見込んでおきましょう。70万平方メートルの鎮守の森を歩く参道は、都心にいることを忘れる静寂に包まれています。注意点として、明治神宮では御朱印帳への直書きのみで書き置きは原則ありません。御朱印帳を忘れずに持参してください。
浅草寺(台東区)――東京最古の寺で4種類の御朱印を拝受
浅草寺は628年創建と伝わる都内最古の寺院で、年間参拝者数は約3,000万人。御朱印は「聖観世音菩薩」「大黒天」「愛染明王」「裏観音」の4種類があり、それぞれ初穂料500円です。影向堂(ようごうどう)で8:00〜17:00に受け付けており、本堂ではなく影向堂に行く点を覚えておきましょう。仲見世通りの散策込みで所要時間は60〜90分。東京メトロ銀座線・浅草駅から徒歩5分というアクセスの良さも魅力です。ただし土日の昼間は御朱印の待ち時間が20〜30分になることもあるため、朝一番(8:00到着)を狙うのが効率的です。
東京大神宮(千代田区)――縁結びの御朱印が若い世代に人気
「東京のお伊勢さま」と呼ばれる東京大神宮は、縁結びのご利益で知られ、20〜30代の参拝者が特に多い神社です。御朱印は通常の「東京大神宮」1種類で初穂料500円。季節ごとの限定御朱印はありませんが、そのぶん通年いつでも同じ御朱印をいただける安心感があります。受付時間は9:00〜17:00、JR飯田橋駅から徒歩5分。境内はコンパクトで、参拝と御朱印拝受を合わせて20〜30分で済みます。注意点として、参拝の列が長い日は御朱印の受け取りまで40分以上かかることも。平日午前中が空いています。
烏森神社(港区)――カラフルなアート御朱印の先駆け
新橋駅から徒歩2分という好立地にある烏森神社は、カラフルな御朱印の先駆けとして御朱印ファンに広く知られています。通常御朱印は4色の巴紋が押された華やかなデザインで初穂料500円。さらに「ひな祭り」「例大祭」「七夕」「クリスマス」など年間10種類以上の限定御朱印を頒布しており、すべて異なる色合いになります。受付時間は9:00〜16:00。ビジネス街にあるため平日昼休みは混雑しますが、15:00以降は比較的空いています。限定御朱印は頒布開始日の朝に行列ができることがあり、SNSで頒布情報をチェックしてから訪問するのがおすすめです。
烏森神社の御朱印がカラフルになったのは2017年頃から。当時はまだ「御朱印=墨書きに朱印」が常識で、色とりどりの御朱印は珍しがられました。現在では東京だけでもアート御朱印を授与する社寺が100社以上に増えており、烏森神社がそのブームの火付け役といわれています。
蛇窪神社(品川区)――白蛇モチーフの御朱印が3種類
品川区にある蛇窪神社(上神明天祖神社)は、白蛇信仰で知られるパワースポットです。通常頒布の御朱印は「蛇窪神社」「白蛇辨財天社」「蛇窪大明神」の3種類で、各500円。白蛇のイラストが入った季節限定御朱印(800〜1,000円)も人気が高く、頒布日には整理券が配布されることもあります。受付時間は9:00〜17:00、東急大井町線・中延駅から徒歩5分。己巳の日(つちのとみのひ)は特別御朱印が出るため参拝者が集中し、1〜2時間待ちになることがあります。通常日であれば所要時間30〜40分で参拝と御朱印拝受を済ませられます。
増上寺(港区)――東京タワーを背景にした壮大な寺院
芝公園に隣接する増上寺は、徳川将軍家の菩提寺として600年以上の歴史を持ちます。御朱印は「黒本尊」「南無阿弥陀佛」など複数種類があり、各500円。安国殿で9:00〜17:00に受け付けています。三解脱門(さんげだつもん)から本殿まで歩く間に東京タワーが間近に見える景観が特徴で、境内散策込みで所要時間は40〜50分。都営三田線・御成門駅から徒歩3分。御朱印帳のデザインも人気で、東京タワーと三門が描かれたオリジナル御朱印帳(1,500円)は売り切れることもあります。
日枝神社(千代田区)――仕事運アップを願うビジネスパーソンの聖地
赤坂の高台に鎮座する日枝神社は、仕事運・出世運のご利益で知られ、ビジネスパーソンの参拝が多い神社です。御朱印は「日枝神社」1種類で初穂料500円。特徴的なのは「山王」の二文字が添えられた端正な書体です。受付時間は9:00〜16:30、東京メトロ溜池山王駅から徒歩3分。境内へはエスカレーターで上がれるためアクセスが楽です。所要時間は参拝込みで30分程度。6月の山王祭期間中は限定御朱印が出ることがあるため、公式サイトで事前確認するとよいでしょう。
乃木神社(港区)――月替わりイラスト御朱印が毎月集めたくなる
乃木坂駅から徒歩1分の乃木神社では、巫女さんが描く月替わりイラスト入り御朱印が人気です。初穂料500円で、毎月デザインが変わるため12か月すべて集めるリピーターもいます。通常の「乃木神社」御朱印(500円)と合わせて2種類を拝受できます。受付時間は9:00〜17:00。月初め(1日〜5日)は混雑するため、中旬以降の訪問がおすすめです。境内には乃木大将ゆかりの旧居も公開されており、歴史好きなら参拝込みで40〜50分は見ておきたいところです。
| 神社・寺院 | 御朱印の種類数 | 初穂料 | 受付時間 |
|---|---|---|---|
| 明治神宮 | 1種類 | 500円 | 9:00〜閉門 |
| 浅草寺 | 4種類 | 各500円 | 8:00〜17:00 |
| 東京大神宮 | 1種類 | 500円 | 9:00〜17:00 |
| 烏森神社 | 10種類以上(限定含む) | 500円 | 9:00〜16:00 |
| 蛇窪神社 | 3種類+限定 | 500〜1,000円 | 9:00〜17:00 |
| 増上寺 | 複数種類 | 各500円 | 9:00〜17:00 |
| 日枝神社 | 1種類 | 500円 | 9:00〜16:30 |
| 乃木神社 | 2種類(月替わり含む) | 各500円 | 9:00〜17:00 |
※御朱印めぐり帖調べ(2026年5月時点)。料金・受付時間は変更の可能性があります。
モデルコース4選|エリア別に半日〜1日プランを紹介

【浅草・上野コース】下町情緒と歴史ある御朱印を満喫する半日プラン
東京御朱印めぐりの王道コースが浅草・上野エリアです。浅草寺→浅草神社→今戸神社→上野東照宮→寛永寺の5社寺をめぐるルートで、所要時間は約4時間。交通費はほぼ徒歩で済むため、浅草駅までの往復のみです。御朱印代は合計2,000〜2,500円。浅草寺では4種類すべてをいただく必要はなく、代表的な「聖観世音菩薩」1種類で十分です。今戸神社は招き猫発祥の地とされ、猫のイラスト入り御朱印が人気。ただし今戸神社は浅草寺から徒歩15分とやや離れるため、時間に余裕がない場合はスキップしても問題ありません。
【新橋・赤坂コース】ビジネス街に点在する都心の社寺を効率的にめぐる
烏森神社→日枝神社→乃木神社→赤坂氷川神社の4社をめぐるコースです。すべてが地下鉄2〜3駅の範囲内に収まっており、移動時間を含めて3〜4時間で完了します。交通費は東京メトロ24時間券(600円)1枚でカバー可能。御朱印代は合計2,000円。平日のランチタイムを避ければ混雑を回避できます。烏森神社のカラフル御朱印を最初にいただくと、御朱印帳の彩りが一気に華やぎます。赤坂氷川神社は都内有数の静寂スポットで、ビジネス街の喧騒を忘れさせてくれる穴場です。
【渋谷・原宿コース】明治神宮を軸にした1日コース
明治神宮→代々木八幡宮→金王八幡宮→豊栄稲荷神社→渋谷氷川神社の5社をめぐる1日コースです。所要時間は5〜6時間(昼食込み)。明治神宮の参道往復だけで40分かかるため、朝9:00にスタートするのがベストです。御朱印代は合計2,500円、交通費はほぼ徒歩で収まります。代々木八幡宮は出世・仕事運で知られる隠れた名社で、御朱印の書体も美しいと評判。渋谷氷川神社は渋谷駅から徒歩15分とやや歩きますが、住宅街の中にたたずむ静かな境内が印象的です。歩き疲れたら途中のカフェで休憩を挟みましょう。
【品川・目黒コース】白蛇×桜×庭園をテーマにした個性派ルート
蛇窪神社→戸越八幡神社→目黒不動尊(瀧泉寺)→大鳥神社の4社をめぐるコースです。所要時間は3.5〜4時間。蛇窪神社の白蛇御朱印と目黒不動尊の不動明王御朱印は、デザインの対比が面白く御朱印帳に並べると映えます。目黒不動尊は関東最古の不動霊場で、独鈷の瀧(どっこのたき)も見どころのひとつ。御朱印代は合計2,000〜2,500円、交通費は東急線で500円程度。戸越八幡神社は月替わりのかわいらしい御朱印を出しており、御朱印ファンの間で密かに評価が高い社です。己巳の日を避ければ蛇窪神社の混雑を回避できます。
・初めての東京御朱印めぐりなら「浅草・上野コース」が鉄板。観光も兼ねられる
・限定御朱印狙いなら「新橋・赤坂コース」で烏森神社を起点に
・静かに参拝したい派は「品川・目黒コース」が穴場
・すべてのコースで東京メトロ24時間券(600円)が使えて交通費を節約可能
費用はいくら?御朱印料・交通費・所要時間の目安
1日あたりの費用シミュレーション|5社めぐりで3,500〜4,500円
東京御朱印めぐり1日の費用を具体的に計算してみましょう。御朱印代が1社平均500円×5社=2,500円、交通費が東京メトロ24時間券600円、昼食代1,000円とすると合計4,100円です。限定御朱印を含めると1社あたりの単価が上がり、5,000円前後になることもあります。地方から訪れる場合は新幹線・高速バスの往復交通費も加算されますが、都内在住であれば5,000円以内で充実した1日を過ごせます。費用を抑えたい場合は、御朱印の種類が多い社寺(浅草寺・蛇窪神社など)で複数いただくよりも、1社1種類に絞るのが効果的です。
交通費を節約するフリーパス活用術
東京御朱印めぐりの交通費節約に欠かせないのがフリーパスです。東京メトロ24時間券(600円)はメトロ全線が乗り放題で、都心部の社寺めぐりに最適。都営地下鉄も使いたい場合はTokyo Subway Ticket(24時間800円)がおすすめです。JR利用が多いルートなら都区内パス(760円)という選択肢もあります。注意すべきは、フリーパスは改札通過時点から24時間有効なものと、終電までのものがある点。東京メトロ24時間券は最初の改札通過から24時間なので、朝早くに使い始めると翌朝まで使えて便利です。コースに合わせて最適なパスを選びましょう。
所要時間の目安|1社あたり30〜50分が基本
御朱印めぐりで意外と読みにくいのが所要時間です。目安として、参拝+御朱印拝受で1社あたり30〜50分。境内が広い社寺(明治神宮・浅草寺)は50〜60分、コンパクトな社寺(烏森神社・東京大神宮)は20〜30分と差があります。社寺間の移動時間は徒歩10〜15分または電車1〜2駅(5〜10分)を加算してください。5社めぐりの合計所要時間は3.5〜5時間が現実的なラインです。「午前中に3社、昼食後に2社」のペース配分がちょうどよく、16:30の受付終了にも間に合います。余裕を持ったスケジュールが、東京御朱印めぐりを楽しむ秘訣です。
御朱印の受付終了時間は閉門時間より30分〜1時間早い社寺が多いです。「拝観時間17:00まで」と書いてあっても、御朱印受付は16:00や16:30で終了するケースがあります。拝観時間ギリギリに到着して御朱印をいただけなかった、という失敗を避けるため、最後の1社は15:30までに到着するスケジュールを組みましょう。
手に入る限定御朱印・季節御朱印の狙い方
月替わり御朱印を出している東京の社寺リスト
東京には月替わりで御朱印のデザインが変わる社寺が数多くあります。代表的なのは乃木神社(月替わりイラスト入り・500円)、戸越八幡神社(季節の花モチーフ・500円)、阿佐ヶ谷神明宮(大和がさね御朱印・800円)、太子堂八幡神社(手描きイラスト・500円)です。月替わり御朱印は月初1日から頒布開始のところが多いですが、在庫がなくなり次第終了する社寺もあります。確実に入手したい場合は、頒布開始から1週間以内に訪問するのが安全です。各社寺の公式InstagramやXで頒布情報を事前にチェックする習慣をつけると、取りこぼしを防げます。
正月・節分・七夕…行事限定御朱印の年間カレンダー
東京の社寺では年間を通じて行事限定御朱印が登場します。主なタイミングは、正月(1/1〜1/15)、節分(2/3前後)、ひな祭り(3月上旬)、桜の季節(3月下旬〜4月上旬)、端午の節句(5月上旬)、七夕(7月上旬)、例大祭(社寺により異なる)、秋の紅葉(11月)、冬至・クリスマス(12月下旬)の9つ。烏森神社はほぼすべての行事で限定御朱印を頒布しており、コンプリートを目指すファンもいます。注意点として、限定御朱印は書き置きのみの場合が多く、直書き希望の方は通常御朱印を選ぶことになります。また、頒布期間は3日〜2週間と短いものもあるため、日程の余裕を持って計画しましょう。
意外と知られていない「御朱印の頒布終了パターン」を回避する方法
実は限定御朱印には「予定日より早く頒布終了する」パターンがあり、これを知らずに訪れて手ぶらで帰る方が少なくありません。終了パターンは主に3つ。第一に「数量限定で在庫切れ」(1日50〜100体限定など)。第二に「書き手の都合で急遽中止」(宮司の体調不良や法事で不在)。第三に「天候による頒布中止」(台風・大雪時)。対策としては、SNSで当日朝の頒布状況を確認すること、可能であれば午前中に訪問すること、そして「今日いただけなくてもまた来よう」という心の余裕を持つことです。御朱印は縁のものなので、いただけなかった日は次回の楽しみにとっておきましょう。
限定御朱印を効率よく集めるための情報収集ツール3選
限定御朱印の情報を逃さないために活用したいツールを3つ紹介します。第一に「ホトカミ」。全国の御朱印投稿が日々更新されており、東京だけでも1,800件以上の御朱印情報が掲載されています。第二に「各社寺の公式Instagram」。頒布開始日・終了日・在庫状況がリアルタイムで告知されます。第三に「御朱印・神社メモ」サイト。月ごとの限定御朱印一覧がまとめられており、計画を立てるのに便利です。これら3つを組み合わせれば、東京の限定御朱印情報はほぼ網羅できます。ただし、情報を追いすぎると「集める義務感」が出てしまうことも。あくまで参拝を楽しむための情報収集にとどめましょう。
初心者が失敗しないための参拝マナーと持ち物
御朱印をいただく前に必ず参拝|「先に御朱印帳を預ける」は正しい?
御朱印の基本マナーは「先に参拝、そのあと御朱印をいただく」です。ただし一部の社寺では混雑緩和のために「先に御朱印帳を預けて、参拝後に受け取る」システムを採用しています。明治神宮や浅草寺のように参拝者が多い社寺では、御朱印帳を預けてから参拝に向かうスタイルが合理的で、社寺側もそれを推奨しているケースがあります。初めて訪れる社寺では、授与所の案内表示や社務所スタッフの指示に従えば間違いありません。「参拝もせずに御朱印だけもらう」のはマナー違反ですが、受け取りの順序は社寺ごとのルールに柔軟に対応しましょう。
御朱印帳を忘れた!そんなときの「書き置き御朱印」対応法
御朱印帳を自宅に忘れてきた――東京御朱印めぐりで初心者がやりがちな失敗のひとつです。この場合、書き置き(紙に書かれた御朱印)をいただくのが基本対応。ほとんどの東京の社寺では書き置きを用意しており、帰宅後に御朱印帳に貼り付ければ問題ありません。貼り付けにはスティックのりやでんぷんのり(シワになりにくい)を使います。もうひとつの選択肢は、その場で御朱印帳を購入すること。社寺オリジナルの御朱印帳を新調し、1ページ目にその社寺の御朱印をいただけば、むしろ特別な1冊になります。ただし明治神宮のように書き置き対応をしていない社寺もあるため、出発前の持ち物確認は習慣にしましょう。
東京御朱印めぐりの持ち物チェックリスト|意外と忘れがちな5つのアイテム
御朱印帳は当然として、それ以外に持っていくべきアイテムを5つ挙げます。①小銭(100円玉・500円玉を各10枚程度):お賽銭と御朱印代に必要。②御朱印帳カバー:雨天時の水濡れ防止に必須。③クリアファイル:書き置き御朱印を折らずに持ち帰るため。④モバイルバッテリー:地図アプリで移動するとスマホの電池を消耗します。⑤折りたたみ傘:東京は天気が変わりやすく、急な雨で境内で足止めされることも。意外と盲点なのが③のクリアファイル。書き置き御朱印をバッグに入れて折れ曲がってしまう失敗は、準備ひとつで防げます。
・御朱印の「撮影可否」は社寺ごとに異なります。授与所で確認してから撮影しましょう
・書き手の方に「急いでください」と言うのはマナー違反。混雑時も静かに待ちましょう
・御朱印帳にシールやメモを貼るのは避け、神聖な帳面として扱います
・神社とお寺で御朱印帳を分ける必要は基本的にありません(一部の寺院で断られるケースはごく稀です)
参拝の正しい作法|神社は二拝二拍手一拝、お寺は合掌
御朱印をいただく前の参拝作法を確認しておきましょう。神社では「二拝二拍手一拝」(2回おじぎ→2回手を叩く→1回おじぎ)が基本。お寺では「合掌して一礼」です。手水舎(てみずしゃ)での清め方は、右手で柄杓を取り左手→右手→左手で口をすすぐ→左手→柄杓の柄を清めるの順番。東京の社寺では手水舎がコロナ以降に使用停止のままのところもあり、その場合は省略して問題ありません。作法を完璧に覚える必要はなく、「静かに手を合わせて感謝を伝える」気持ちがあれば十分です。不安な方は周囲の参拝者の動きを参考にしましょう。
10倍楽しむ!レベル別ステップアップ術
【初心者】まずは3社から|「近所の神社+有名社寺2つ」で御朱印デビュー
御朱印めぐりを始めたばかりの方は、いきなり5社以上をめぐろうとせず、まず3社からスタートするのがおすすめです。具体的には「自宅最寄りの氏神神社+有名社寺2つ」の組み合わせ。氏神神社は地域の守り神なので、御朱印めぐりの第一歩にふさわしい場所です。有名社寺2つは、この記事で紹介した8社から交通アクセスの良い2社を選びましょう。最初の3社で「御朱印帳を出す→お金を納める→受け取る」の流れに慣れれば、次回から緊張せずにスムーズにいただけるようになります。焦って数を増やすより、1社1社の参拝を丁寧に味わうことが長く楽しむコツです。
【中級者】テーマを決めて集める|「七福神」「○○巡り」で達成感アップ
10〜20社ほどめぐって慣れてきた方は、テーマを設定すると御朱印めぐりの楽しさが倍増します。東京で人気のテーマ巡りは「東京十社めぐり」(明治天皇が定めた10社を制覇)、「日本橋七福神」(7社を半日で回れるコンパクトさが魅力)、「隅田川七福神」(正月限定の色紙に7つの御朱印を集める)など。テーマ巡りの利点は「ゴールが明確」な点です。漫然と集めるより達成感があり、途中で飽きにくくなります。御朱印帳を専用で1冊用意し、テーマに沿った社寺だけを記録していくと、完成時の満足感はひとしおです。
【こだわり派】御朱印帳の使い分け+寺社建築・庭園鑑賞を加える
50社以上めぐった御朱印上級者には、さらに深い楽しみ方があります。御朱印帳を「神社用」「お寺用」「限定御朱印用」と使い分けることで、コレクションとしての美しさが増します。また、御朱印だけでなく寺社建築や庭園にも目を向けると、参拝の奥行きが格段に広がります。たとえば増上寺の三解脱門は東京都内最古の建造物(1622年建立)ですし、根津神社の社殿は権現造の傑作として重要文化財に指定されています。建築様式(権現造・流造・入母屋造など)の違いを意識して見ると、同じ「神社」でも印象がまったく変わります。御朱印帳の余白にその日の感想をメモしておくと、後から見返す楽しみも生まれます。
意外と知られていませんが、東京には「御朱印帳を手作りできるワークショップ」を開催している施設があります。和紙を選び、表紙の布を選び、自分だけのオリジナル御朱印帳を製本するもので、所要時間は約2時間、費用は3,000〜5,000円程度。世界にひとつだけの御朱印帳で東京御朱印めぐりをすれば、愛着もひとしおです。
御朱印以外のお楽しみ|御朱印帳・お守り・境内カフェで参拝をフルに味わう
東京御朱印めぐりは、御朱印をいただくだけで終わらせるのはもったいないです。各社寺のオリジナル御朱印帳を集めるのもひとつの楽しみ方。赤坂氷川神社の「かわいい巫女さんデザイン帳」や、蛇窪神社の「白蛇柄帳」など、東京限定のユニークな御朱印帳は旅の思い出にもなります。また、境内にカフェや茶店を併設する社寺も増えています。明治神宮の「杜のテラス」、神田明神の「EDOCCO CAFE」など、参拝後にほっと一息つける空間があると、1日の御朱印めぐりに「休憩ポイント」ができてペース配分が楽になります。お守りも社寺ごとにデザインが異なるため、御朱印と合わせてその社寺らしさを感じるアイテムとして選ぶのもおすすめです。
まとめ|東京御朱印めぐりは「計画」と「余裕」が成功のカギ
東京御朱印めぐりは、都心のアクセスの良さと社寺の多様さを活かせば、初心者でも1日で充実した参拝体験ができます。大切なのは「計画」と「余裕」の両立です。
この記事のポイントを振り返りましょう。
- 東京には御朱印をいただける社寺が1,800以上あり、エリアを絞ってめぐるのが効率的
- 1日の目安は5社程度、費用は御朱印代+交通費で3,500〜4,500円
- 御朱印受付は閉門より30分〜1時間早く終了する社寺が多いため、15:30までに最後の1社に到着するスケジュールを組む
- フリーパス(東京メトロ24時間券600円)を使えば交通費を大幅に節約できる
- 限定御朱印を狙う場合は公式SNSで頒布情報を事前チェック
- 御朱印帳・小銭・クリアファイルの3点は必ず持参する
- 初心者はまず3社から始め、慣れたらテーマ巡りでステップアップ
最初の一歩としておすすめなのは、この記事のモデルコースから1つを選び、次の休日に実行してみること。細かいことは歩きながら覚えていけば大丈夫です。御朱印帳を手に、東京の社寺をめぐる楽しさをぜひ体験してみてください。
※御朱印の初穂料・受付時間・限定御朱印の頒布状況は変更される場合があります。お出かけ前に各社寺の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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