「京都五社巡りをしてみたいけど、どこから回ればいいの?」「御朱印はどんなものがもらえるの?」そんな疑問を持って検索した方も多いのではないでしょうか。京都五社巡りは、平安京を守護する東西南北+中央の5つの神社を巡る御朱印めぐりで、専用の色紙に5社の御朱印を集めると記念品がもらえる人気の巡拝コースです。この記事では、京都五社巡りの基本情報からおすすめルート、各神社の御朱印の詳細、所要時間、費用まで、初めて挑戦する方でも迷わず楽しめるように丁寧に解説します。
・京都五社巡りの5社と四神の対応関係
・専用色紙の入手方法と御朱印の料金
・1日で回れるおすすめルートと所要時間
・各神社ならではの見どころと御朱印の特徴
京都五社巡りとは?平安京を守る四神と5つの神社の関係

四神相応の都・京都を守護する5社の意味
京都五社巡りとは、平安京の四方を守る四神(玄武・蒼龍・朱雀・白虎)に対応する4つの神社と、中央を守護する平安神宮の合計5社を巡拝する御朱印めぐりです。平安時代、都の選地には「四神相応」の考え方が取り入れられました。北に山(玄武)、東に川(蒼龍)、南に池(朱雀)、西に道(白虎)がある土地が理想とされ、京都はまさにその条件を満たす場所に建都されたのです。この歴史的な背景を知ったうえで巡ると、単なるスタンプラリーではなく、1200年以上続く京都の地理的・精神的な成り立ちを体感できる巡拝になります。巡る順番に決まりはないので、自分のスケジュールに合わせて自由にルートを組める点も初心者に優しいポイントです。
京都五社巡りの5社一覧と四神の対応
5社の構成は、北の玄武=上賀茂神社(賀茂別雷神社)、東の蒼龍=八坂神社、南の朱雀=城南宮、西の白虎=松尾大社、中央=平安神宮です。それぞれが京都市内の東西南北に位置しているため、地図上で見ると京都の街をぐるりと一周する形になります。5社すべてが格式の高い神社で、通常の御朱印とは別に五社巡り専用の色紙に御朱印をいただけるのが特徴です。各神社の間は電車・バスで20〜40分の距離があるため、移動も含めて京都観光を楽しめる構成になっています。ただし、城南宮だけは市街地からやや南に離れているので、ルート設計の際に移動時間を多めに見積もっておくのがコツです。
通常の御朱印めぐりとの違い|専用色紙と記念品
一般的な御朱印めぐりでは御朱印帳に書いていただきますが、京都五社巡りでは専用の色紙が用意されています。色紙の初穂料は1,000円(朱印料込み)で、最初に訪れた神社で購入します。2社目以降は朱印料500円のみで色紙に御朱印を押していただけます。5社すべての御朱印が揃うと、最後に訪れた神社で記念品(しおり)を受け取れます(数量限定)。色紙は5社の御朱印がバランスよく配置されるデザインになっており、完成すると飾って楽しめる美しさです。注意点として、この色紙は通年いつでも始められますが、記念品は数量限定のため、時期によっては品切れの場合もあります。
京都五社巡りはいつでも始められる?通年実施の安心感
京都十六社朱印めぐりが1月限定であるのに対し、京都五社巡りには期間の制限がありません。365日いつでもスタートでき、1日で回り切る必要もないのが大きなメリットです。春の桜シーズン、秋の紅葉シーズンなど、季節ごとに異なる境内の表情を楽しみながら、数回に分けて巡るのもおすすめの楽しみ方です。ただし、各神社の御朱印受付時間は概ね9:00〜17:00(神社により異なる)なので、夕方に駆け込むと受付終了している可能性があります。特に冬季は閉門時間が早まる神社もあるため、午前中から動き始めるのが確実です。
京都五社巡りの御朱印|専用色紙の入手方法と費用の内訳
専用色紙はどこで買う?最初の1社で入手するルール
京都五社巡りの専用色紙は、5社のどの神社でも購入できます。最初に訪れた神社の社務所(授与所)で「五社巡りの色紙をください」と伝えれば、色紙と一緒に1社目の御朱印を押してもらえます。色紙代1,000円には1社目の朱印料が含まれているため、追加料金は不要です。どの神社からスタートしても問題ありませんが、平安神宮や八坂神社は観光客が多い分、社務所の対応にも慣れており、初めての方は尋ねやすい雰囲気があります。色紙のサイズは約27cm×24cmで、カバンに入るA4サイズ程度です。折り曲げないようクリアファイルやA4の書類ケースに入れて持ち歩くと安心です。
5社すべて回った場合の合計費用はいくら?
京都五社巡りにかかる御朱印関連の費用は、色紙代1,000円(1社目の朱印料込み)+残り4社の朱印料300円×4=合計2,200円です。これに加えて交通費がかかります。市バス・地下鉄の1日乗車券(1,100円)を使えば、5社すべてを公共交通機関で回れます。つまり、御朱印+交通費の合計は約3,300円が目安です。さらに各神社の拝観料については、上賀茂神社・八坂神社・松尾大社・平安神宮の境内参拝は無料(平安神宮の神苑のみ600円)、城南宮の神苑は800円です。神苑に入らなければ追加費用はかかりません。昼食代を含めても5,000〜6,000円あれば1日で十分楽しめるコースです。
| 専用色紙(1社目込み) | 1,000円 |
| 2〜5社目の朱印料 | 300円×4=1,200円 |
| 交通費(1日乗車券) | 1,100円 |
| 拝観料(任意) | 城南宮神苑800円・平安神宮神苑600円 |
| 合計目安 | 3,300円〜4,700円(拝観料込み) |
通常の御朱印帳にも書いてもらえる?色紙との併用について
専用色紙への御朱印と、自分の御朱印帳への御朱印は別物です。色紙に押してもらう御朱印は五社巡り専用のデザインで、通常の御朱印帳にいただく御朱印とは異なります。両方いただきたい場合は、色紙の朱印料300円に加えて、通常の御朱印料(各社300〜500円)を別途納める形になります。せっかく5社を巡るなら、色紙と御朱印帳の両方に記録を残すのもおすすめです。ただし、混雑時は待ち時間が2倍になるため、時間に余裕がないときは色紙だけに絞るのが現実的な判断です。特に紅葉シーズンの八坂神社や初詣時期の平安神宮は30分以上並ぶこともあります。
記念品のしおりはいつまでもらえる?数量限定の注意点
5社すべての御朱印を集め終えると、最後に訪れた神社で記念品のしおりを受け取れます。このしおりは数量限定で、なくなり次第終了です。年度の切り替わり時期(3〜4月)に新しく用意されることが多いですが、確実に入手したい場合は年度前半(4〜9月)に巡拝を完了するのが安全です。しおりがなくても色紙は完成するので、記念品にこだわらなければ通年いつ巡っても問題ありません。受け取りの際は、5社の御朱印が押された色紙を社務所で見せるだけでOKです。特別な申請書や手続きは必要ありません。
おすすめルート|1日で効率よく回る方法

公共交通機関で回る王道ルート(所要時間約6〜7時間)
1日で5社を回る場合のおすすめルートは「城南宮→松尾大社→上賀茂神社→平安神宮→八坂神社」の順です。この順番をおすすめする理由は、最もアクセスに時間がかかる城南宮を朝一番に回ることで、午後の時間切れリスクを減らせるからです。城南宮は地下鉄・近鉄竹田駅から徒歩15分、またはバス利用で向かいます。朝9:00に城南宮をスタートし、各社での滞在時間を40〜50分、移動時間を30〜40分と見積もると、八坂神社には15:00〜16:00頃に到着できます。八坂神社は祇園の中心地にあるため、巡拝後にそのまま夕食や散策を楽しめるのもこのルートの利点です。
半日コース(午前のみ)で3社に絞る現実的プラン
時間が限られている場合は、1日で無理に5社を回らず2日に分けるのが賢明です。半日で回るなら「平安神宮→八坂神社→城南宮」の3社が効率的です。平安神宮と八坂神社は徒歩15分の距離にあり、移動のロスが少ないのが理由です。残りの上賀茂神社と松尾大社は別日に回れば、各神社でゆっくり境内を散策する時間も確保できます。御朱印の受付時間を考えると、午前9:00スタートで3社なら12:30頃には終了します。急いで回ると参拝が雑になりがちなので、特に初めての方は2日に分けることを検討してみてください。
御朱印の受付は概ね9:00〜17:00ですが、16:30で受付終了する神社もあります。特に冬季(11〜2月)は閉門が早まる場合があるため、最終社には遅くとも16:00までに到着するスケジュールを組みましょう。拝観時間ギリギリに到着して御朱印受付が終了していた…という失敗は五社巡りでよくあるパターンです。
車で回る場合のルートと駐車場事情
車を使えば移動時間を短縮でき、5社を4〜5時間で回ることも可能です。ルートは「上賀茂神社→平安神宮→八坂神社→城南宮→松尾大社」が道路の流れに沿っておりスムーズです。駐車場は上賀茂神社(無料・約170台)、松尾大社(無料・約100台)、城南宮(無料・約200台)と郊外の3社は駐車場が充実しています。一方、平安神宮周辺は市営岡崎公園駐車場(1時間510円)、八坂神社は周辺のコインパーキング利用(1時間600〜800円)となるため、この2社は駐車料金がかかります。紅葉や桜の時期は駐車場が満車になりやすいので、繁忙期は公共交通機関との併用が現実的です。
季節別おすすめ時期|桜・新緑・紅葉で選ぶ京都五社巡り
京都五社巡りは通年楽しめますが、季節ごとに各社の魅力が変わります。春(3月下旬〜4月上旬)は上賀茂神社のしだれ桜と平安神宮の神苑の桜が見事です。夏(6月)は城南宮の源氏物語花の庭で紫陽花が楽しめます。秋(11月中旬〜12月上旬)は松尾大社の紅葉と八坂神社周辺の東山エリアが色づきます。冬(1〜2月)は参拝客が少なく、待ち時間なしで御朱印をいただけるのが利点です。初めての方には春か秋がおすすめですが、混雑を避けたいなら平日の冬場が穴場です。5社を別日に分けて、各社のベストシーズンに合わせて訪れるという贅沢な楽しみ方もあります。
各社の御朱印と見どころ|北の玄武・上賀茂神社から
上賀茂神社(北・玄武)|世界遺産の風格と御朱印
上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社)は、京都最古の神社の一つで世界文化遺産に登録されています。御祭神は賀茂別雷大神で、厄除・方除・雷除のご利益で知られます。五社巡り用の御朱印は社務所で色紙を見せれば対応してもらえます。通常の御朱印は「賀茂別雷神社」の墨書きで初穂料300円です。境内の見どころは、国宝の本殿・権殿、そして白砂が美しい「立砂」(たてずな)です。立砂は神山を模したもので、鬼門に撒く「清めの砂」の起源とされています。アクセスは地下鉄北山駅から市バスで約10分、または京都駅から市バス4系統で約40分です。境内は広く、ゆっくり見て回ると40〜50分かかります。
八坂神社(東・蒼龍)|祇園のシンボルで御朱印をいただく
八坂神社は祇園祭の総本社として知られ、東の蒼龍に位置する神社です。御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)で、厄除・縁結び・商売繁盛のご利益があります。五社巡りの御朱印は本殿横の授与所で対応しています。通常の御朱印は「祇園社」の墨書きで初穂料300円です。境内には美御前社(美容の神様)、大国主社(縁結び)など摂末社が多く、それぞれの御朱印もいただけます(各300円)。四条通の突き当たりという好立地のため、参拝後に祇園散策や花見小路を歩くのに便利です。アクセスは京阪祇園四条駅から徒歩5分、阪急京都河原町駅から徒歩8分。24時間参拝可能ですが、御朱印受付は9:00〜17:00です。
城南宮(南・朱雀)|方除の大社と枝垂れ梅の御朱印
城南宮は平安京の南に位置し、方除(ほうよけ)・厄除の守護神として信仰されています。引っ越し・旅行・交通安全の祈願で訪れる人が多い神社です。五社巡りの色紙には朱雀のデザインが押されます。通常の御朱印は「城南宮」の墨書きで初穂料300円です。最大の見どころは「神苑 楽水苑」(拝観料800円)で、源氏物語に描かれた植物が100種以上植えられています。特に2〜3月の枝垂れ梅は圧巻で、この時期だけ参拝客が集中します。アクセスは地下鉄・近鉄竹田駅から徒歩15分、または市バス「城南宮道」下車徒歩3分です。5社の中では最もアクセスに時間がかかるため、朝一番に訪れるのが効率的です。
松尾大社(西・白虎)と平安神宮(中央)|残り2社の見どころ
松尾大社は京都最古級の神社で、酒造の神様として全国の酒造業者から信仰を集めています。西の白虎に対応し、御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)です。境内には重森三玲作の庭園(拝観料500円)があり、松風苑三庭と呼ばれる枯山水は必見です。通常の御朱印は「松尾大社」の墨書きで初穂料300円。アクセスは阪急松尾大社駅から徒歩3分と駅近で便利です。一方、中央を守護する平安神宮は明治28年(1895年)に平安遷都1100年を記念して創建された比較的新しい神社です。広大な神苑(600円)は四季折々の花が美しく、特に4月の紅しだれ桜は京都屈指の名所です。アクセスは地下鉄東山駅から徒歩10分。大鳥居の迫力は京都五社巡りのハイライトの一つです。
実は平安神宮だけは他の4社と成り立ちが異なります。上賀茂神社・八坂神社・城南宮・松尾大社はいずれも平安京以前から存在する古社ですが、平安神宮は明治時代の創建です。「四神の中央」として選ばれた理由は、平安京の大内裏跡に近い立地と、桓武天皇・孝明天皇を祀ることで平安京の歴史を象徴する存在だからです。
失敗しないための準備と持ち物チェックリスト
色紙を傷めずに持ち歩くための必須アイテム
五社巡りの色紙は約27cm×24cmの紙製で、折り目がつくと御朱印の見栄えが悪くなります。A4サイズのクリアファイルか、書類用のハードケースに入れて持ち歩くのが鉄則です。100円ショップで売っているA4のプラスチック製書類ケース(厚み2cm程度のもの)が最適で、カバンの中で他の荷物に押されても色紙を守ってくれます。雨の日は特に注意が必要で、和紙の色紙は水濡れに弱いため、ジップ付きのビニール袋に入れてからケースに収納するのがおすすめです。御朱印帳も持参する場合は、色紙と御朱印帳で結構な重さになるため、リュックサックでの移動が快適です。
服装と靴の選び方|1日歩き回る五社巡りの現実
京都五社巡りを1日で回る場合、歩数は15,000〜20,000歩になります。各神社の境内も砂利道が多いため、ヒールやサンダルは避け、歩きやすいスニーカーが最適です。特に上賀茂神社と松尾大社は境内が広く、参道も長いため足への負担が大きくなります。服装は季節に応じた動きやすい格好で問題ありませんが、神社参拝のマナーとして極端な露出は避けましょう。夏場は帽子と水分補給が必須、冬場は境内が冷え込むため防寒対策を忘れずに。御朱印をいただく際に待ち時間が発生する場合があるため、夏はハンディファン、冬はカイロがあると快適です。
御朱印帳を忘れた場合の対処法と書き置き対応
五社巡りの色紙とは別に御朱印帳にも書いてもらおうと思っていたのに、肝心の御朱印帳を忘れてしまった…というのはよくある失敗です。この場合、各神社で書き置き(紙に書いた御朱印)をいただくか、その場でオリジナル御朱印帳を購入する方法があります。上賀茂神社(1,500円〜)、八坂神社(1,200円〜)、平安神宮(1,200円〜)ではオリジナル御朱印帳を販売しています。書き置きの場合は帰宅後に御朱印帳に貼り付ければOKですが、サイズが合わない場合もあるため、スティックのりではなく御朱印用の両面テープを使うときれいに貼れます。色紙への御朱印は五社巡り専用なので、御朱印帳がなくても色紙さえあれば巡拝自体は問題なく続けられます。
小銭の準備が快適な巡拝のカギ
御朱印料は各社300円で、5社回ると合計1,500円以上の小銭が必要になります(色紙代含む)。お賽銭も含めると、100円玉を15枚程度、500円玉を2〜3枚用意しておくとスムーズです。社務所でお釣りを用意してくれる場合もありますが、混雑時はお釣りの対応に時間がかかることがあります。コンビニで少額の買い物をして小銭を作るか、自宅で事前に両替しておくのが賢明です。最近はキャッシュレス決済を導入する神社も増えていますが、五社巡りの朱印料については現金のみ対応の社務所がほとんどです。参拝前にATMの場所も確認しておくと安心です。
所要時間と体力レベル別プラン
初心者向け|2日間に分けてゆったり巡るプラン
御朱印めぐり初心者や、各神社の境内をしっかり見たい方には2日間プランがおすすめです。1日目は「平安神宮→八坂神社→城南宮」の3社、2日目は「上賀茂神社→松尾大社」の2社に分けます。1日目の3社は地下鉄東西線沿線とバスで効率よく回れ、2日目の2社は京都の北と西を楽しむ形です。各社での滞在時間を60〜90分確保できるため、神苑の拝観、摂末社への参拝、境内のカフェでの休憩まで余裕を持って楽しめます。特に城南宮の楽水苑と平安神宮の神苑は、それぞれ30〜40分かけてゆっくり散策する価値があります。
中級者向け|1日で5社を回り切る集中プラン
御朱印めぐりに慣れている方なら、1日で5社を回り切ることは十分可能です。朝8:30に城南宮に到着し、9:00の授与所オープンと同時にスタート。移動は地下鉄・市バス・阪急を組み合わせ、各社の滞在時間は30〜40分に絞ります。昼食は松尾大社から平安神宮への移動中に手早く済ませるのがポイントです。このプランだと最終社の八坂神社には15:30頃到着でき、時間に余裕を持って巡拝を完了できます。ただし、このペースだと神苑の拝観や境内の細かい見どころは省略することになるため、「御朱印を集めること」を最優先にする方向けです。
| 1日プランのメリット | 1日プランのデメリット |
|---|---|
| 交通費が1日乗車券1枚で済む(1,100円) 1日で達成感が味わえる 宿泊費がかからない(日帰りの場合) |
各社の滞在時間が短い 体力的にハード(2万歩前後) 天候悪化時のリスクが高い |
こだわり派向け|各社のベストシーズンに合わせて巡る贅沢プラン
時間に制約がない方におすすめなのが、各社の見頃に合わせて巡る方法です。2月下旬〜3月上旬に城南宮(枝垂れ梅)、4月上旬に平安神宮(紅しだれ桜)と上賀茂神社(御所桜)、6月に松尾大社(紫陽花)、7月に八坂神社(祇園祭の装飾)という具合に、数か月かけて巡ります。色紙に期限はないため、このような贅沢な楽しみ方も可能です。各回1社に集中できるので、摂末社の参拝、周辺の食事処やカフェ巡り、季節限定の御朱印の拝受まで存分に楽しめます。京都に何度も足を運べる関西在住の方には特におすすめの巡り方です。
体力に自信がない方へ|タクシーを活用した時短テクニック
足腰に不安がある方や、暑い時期の体力消耗を避けたい方はタクシーの活用も選択肢です。5社間をすべてタクシーで移動すると、合計8,000〜10,000円程度かかりますが、移動時間は大幅に短縮できます。特に城南宮→松尾大社の区間はバスの乗り継ぎが必要で時間がかかるため、この区間だけタクシーを使う(約3,000円)のも効率的です。京都のタクシーは「MKタクシー」や「都タクシー」が配車アプリに対応しており、各神社の前でスムーズに呼べます。1日プランでタクシーを併用すれば、所要時間を4〜5時間に圧縮しつつ体力を温存できます。
もっと楽しむコツ|御朱印以外の見どころ
各社の摂末社めぐりで御朱印をさらに増やす
五社巡りの5社には、それぞれ摂末社(境内にある小さな神社)があり、そこでも御朱印をいただけることがあります。八坂神社には美御前社・大国主社・悪王子社など多数の摂末社があり、それぞれの御朱印(各300円)を合わせると1社だけで5〜6種類の御朱印が集まります。上賀茂神社の片岡社は縁結びの神様として人気で、紫式部も参拝したと伝わる由緒ある摂社です。松尾大社では境内の「亀の井」の霊水が酒造りに使われたという歴史があり、お水取りもできます。五社巡りの色紙を完成させつつ、気になる摂末社の御朱印も集めれば、1日で10種類以上の御朱印をいただくことも可能です。
五社巡りと組み合わせたい周辺グルメスポット
5社を回る途中の食事も京都五社巡りの楽しみの一つです。八坂神社周辺は祇園エリアのため選択肢が豊富で、花見小路の手頃な和食ランチ(1,200〜1,800円)や、四条通のカフェで休憩できます。松尾大社の最寄り駅・阪急松尾大社駅周辺には嵐山エリアの飲食店が近く、湯豆腐や蕎麦の名店があります。上賀茂神社の近くには「神馬堂」のやきもちが名物で、参拝後の軽食にぴったりです。城南宮周辺は飲食店が少ないため、ここを最初に回って他のエリアで食事をとるのが現実的なプランです。平安神宮周辺は岡崎エリアで、京都市美術館やカフェが充実しています。
意外と知られていない京都五社巡りの「裏ワザ」的楽しみ方
意外と知られていないのですが、京都五社巡りの色紙は複数枚購入することができます。1枚は自分用に飾り、もう1枚は御朱印帳に貼って保管するという使い分けをしている方もいます。また、各社で五社巡りのパンフレット(無料)をもらえることがあり、このパンフレットに各社の由緒や四神の解説が載っているため、巡拝の予習・復習に役立ちます。さらに、5社すべてを巡ったあとに再度訪れると、季節限定の御朱印やお守りに目が向くようになり、リピート参拝の楽しみが広がります。初回は色紙のコンプリートを目標に、2回目以降は各社を深掘りするという段階的な楽しみ方ができるのも京都五社巡りの魅力です。
五社巡りの色紙を美しく飾るアイデア
完成した色紙は額装して飾るのが定番の楽しみ方です。色紙サイズ(約27cm×24cm)に対応した額縁は画材店や100円ショップで購入でき、500〜2,000円程度で手に入ります。リビングや玄関に飾れば、参拝の思い出とともに四神の守護を感じられるインテリアになります。直射日光が当たると墨や朱印が退色するため、日の当たらない場所に飾るのがポイントです。額装が難しい場合は、透明のOPP袋に入れてクリアファイルに保管するだけでも十分です。SNSに投稿する際は、色紙全体を撮影すると5社の配置が一目でわかり、見栄えのする写真になります。
一緒に楽しみたい他の御朱印めぐりコース
京都十六社朱印めぐり(1月限定)との比較
京都には五社巡り以外にも御朱印めぐりのコースがあります。最も有名なのが「京都十六社朱印めぐり」で、毎年1月1日〜2月15日の期間限定で実施されます。16社すべてを巡ると干支の絵馬がいただけます。五社巡りとの大きな違いは、十六社は期間限定で社数も多いため、1日では回りきれず2〜3日必要な点です。五社巡りは5社で完結し通年実施なので、御朱印めぐり初心者には五社巡りのほうがハードルが低いといえます。1月に京都を訪れるなら、五社巡りと十六社朱印めぐりを並行して進めるのも効率的です(八坂神社など重複する社はありません)。
都七福神まいりとの組み合わせプラン
「都七福神まいり」は京都の7つの寺社を巡って七福神の御朱印を集めるコースです。こちらも通年実施で、五社巡りとの相性が良いルートです。特に松尾大社の近くにある鈴虫寺(華厳寺)や、八坂神社から徒歩圏内の建仁寺(都七福神の恵美須神社が近い)など、五社巡りのルート上に七福神の寺社が点在しています。2つのコースを同日に組み合わせると移動効率が上がりますが、合計12社を1日で回るのは現実的ではないため、2〜3日に分けて両コースを並行して進めるのがおすすめです。七福神の色紙は大護摩(1,500円)で、五社巡りとは別の色紙になります。
京都五社巡りを終えた後の次のステップ
五社巡りを完了したら、次のステップとしておすすめなのが「各社の季節限定御朱印集め」です。上賀茂神社では毎月変わる見開き御朱印(500円)、八坂神社では祇園祭期間限定の御朱印、城南宮では梅の時期の限定御朱印など、定番の御朱印とは異なるデザインが季節ごとに登場します。また、五社巡りで京都の東西南北を把握できたので、その知識を活かして「洛北エリア深掘り」「東山エリア御朱印コンプリート」など、エリアを絞った御朱印めぐりに発展させるのも楽しい方向性です。五社巡りは京都御朱印めぐりの入門編として最適なコースなので、これをきっかけに世界が広がります。
・初心者の次の一歩 → 京都十六社朱印めぐり(1月限定・16社)
・中級者のステップアップ → 各社の季節限定御朱印コレクション
・こだわり派の深掘り → 洛北・東山など、エリア別御朱印コンプリート
他府県の「五社巡り」との違いを知っておこう
「五社巡り」という名称の御朱印めぐりは京都以外にも存在します。東京五社(東京大神宮・日枝神社・明治神宮・靖國神社・大國魂神社)や、大阪五社(住吉大社・大阪天満宮・坐摩神社・今宮戎神社・堀越神社)などが知られています。京都五社巡りの特徴は「四神相応」という平安京の都市設計思想に基づいている点で、単に有名神社を5つ集めたものとは歴史的な深みが異なります。他府県の五社巡りにはそれぞれ専用の色紙や記念品があるものとないものがあるため、事前に確認してから巡るのがおすすめです。京都五社巡りの色紙は他の五社巡りと互換性はありませんので、混同しないよう注意してください。
※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。
京都五社巡りのまとめ|四神の守護を感じる特別な御朱印体験
京都五社巡りは、平安京を守護する四神に対応した5つの神社を巡り、専用色紙に御朱印を集める京都ならではの巡拝コースです。通年実施で順番も自由、合計費用も3,300円程度と手軽に始められるのが魅力です。1日で回り切ることも、数か月かけてゆっくり巡ることもでき、自分のペースで楽しめます。
最後に、京都五社巡りの要点を整理しておきます。
- 5社は上賀茂神社(北・玄武)、八坂神社(東・蒼龍)、城南宮(南・朱雀)、松尾大社(西・白虎)、平安神宮(中央)
- 専用色紙は最初の1社で1,000円(朱印料込み)、2社目以降は各300円
- 巡る順番は自由。通年実施で期限なし
- 1日プランなら朝9:00スタートで6〜7時間が目安
- 市バス・地下鉄1日乗車券(1,100円)があれば全社回れる
- 5社コンプリートで記念品(しおり)がもらえる(数量限定)
- 各社の御朱印受付は概ね9:00〜17:00。時間切れに注意
まずは最寄りの1社で色紙を手に入れるところから始めてみてください。京都に住んでいる方なら休日に1社ずつ、遠方から訪れる方なら観光と組み合わせて2日間で回るのが無理のないプランです。1200年の歴史が息づく四神の守護を五感で感じながら、自分だけの巡拝ストーリーを色紙に刻んでいく——京都五社巡りには、そんな特別な体験が待っています。
※各神社の受付時間・料金は変更になる場合があります。お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

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