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寺御朱印帳の選び方ガイド|サイズ・紙質・人気12寺のオリジナル帳まで徹底解説

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「お寺の御朱印帳って、神社のものと何が違うの?」「お寺用に別の御朱印帳を用意したほうがいいの?」——御朱印めぐりを始めると、こんな疑問にぶつかる方は多いです。結論から言うと、寺御朱印帳は神社用と分けておくのがおすすめですし、サイズや紙質の選び方ひとつで御朱印の仕上がりや保管のしやすさが変わります。この記事では、寺御朱印帳の基本から選び方、人気寺院のオリジナル御朱印帳、使い方・マナー・保管方法まで、初心者でも迷わないようにまるごと解説します。

⛩️ この記事でわかること

・寺御朱印帳と神社用御朱印帳の違い、分けるべき理由
・サイズ・紙質・綴じ方から自分に合った寺御朱印帳を選ぶ方法
・人気寺院のオリジナル御朱印帳12種の特徴と料金比較
・御朱印帳の使い方・参拝マナー・保管のコツまで一気に解説

目次

寺御朱印帳とは?神社の御朱印帳と何が違うのかを整理しよう

そもそも寺御朱印帳は「お寺専用」として売られているわけではない

御朱印帳そのものに「お寺専用」「神社専用」といった公式な区分はありません。市販の御朱印帳はどれもお寺・神社の両方で使えます。ただし、お寺でいただく御朱印は梵字や御本尊の名前が墨書きされることが多く、文字数が多い傾向にあります。そのため大判サイズ(約18cm×12cm)の御朱印帳のほうが、墨書きが窮屈にならず美しく仕上がります。初心者の方は「お寺用」と決めた御朱印帳を1冊用意しておくと、あとから見返したときに統一感が出て楽しめます。注意点としては、市販品の中には紙が薄く裏写りしやすいものもあるため、購入前にレビューや紙質の表記を確認しておきましょう。

お寺と神社で御朱印帳を分ける文化はいつから?歴史的な背景

実は、お寺と神社で御朱印帳を分ける文化は比較的新しいものです。明治時代の「神仏分離令」以前は神仏習合が一般的で、同じ境内に神社とお寺が共存していました。つまり、歴史的には1冊の帳面に神仏どちらの御朱印があっても問題なかったわけです。現在も「分けなければならない」という厳格なルールは存在しません。ただし、一部のお寺では神社の御朱印が混在した御朱印帳への記帳を断るケースが報告されています。割合としてはごく少数ですが、せっかく参拝したのに御朱印をいただけないのは残念ですよね。こうしたリスクを避けたい方は、お寺用と神社用を分けておくのが安心です。

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寺御朱印帳に書かれる御朱印の特徴を知ると選び方が変わる

お寺の御朱印には独特の特徴があります。中央に御本尊の名前(例:「南無阿弥陀仏」「大日如来」など)が大きく墨書きされ、その上に梵字の朱印が押されることが一般的です。宗派によって書かれる内容が異なり、たとえば浄土宗では「南無阿弥陀仏」、真言宗では梵字と御本尊名が多い傾向にあります。神社の御朱印と比べて文字量が多く、力強い筆遣いのものが多いため、紙面に余裕がある大判サイズとの相性が良いのです。また、四国八十八ヶ所や西国三十三所などの霊場巡りでは、専用の納経帳を使うのが基本です。一般的な御朱印帳とは異なるため、霊場巡りを考えている方は別途専用帳を用意しましょう。

寺御朱印帳を1冊持つメリットと、持たない場合のデメリット

お寺用の御朱印帳を持つ最大のメリットは、宗派や寺院ごとの御朱印を体系的にコレクションできることです。あとから見返したとき「この時期に真言宗のお寺を集中的にめぐったな」と旅の記録がわかりやすくなります。一方、持たない場合のデメリットとしては、前述のとおり一部寺院で記帳を断られるリスクがあること、そして神社の御朱印と混在すると見返すときに探しにくくなることが挙げられます。御朱印帳1冊の価格は1,200〜2,500円程度なので、コスト面の負担は大きくありません。初心者であれば、まず1冊お寺用を用意して、気に入った寺院のオリジナル御朱印帳に買い替えていくのが自然な流れです。

📖 知っておくと楽しい豆知識

御朱印の起源はお寺にあります。もともとは写経を納めた証として「納経印」を押してもらうのが始まりで、神社に広がったのはそのあとのこと。つまり御朱印帳の「本家」はお寺なのです。

寺御朱印帳の選び方|サイズ・紙質・綴じ方の3つで失敗しない

大判と小判、寺御朱印帳に向いているサイズはどっち?

御朱印帳のサイズは大きく分けて2種類あります。大判(約18cm×12cm)と小判(約16cm×11cm)です。お寺の御朱印に向いているのは大判サイズです。理由は、お寺の御朱印は墨書きの文字数が多く、梵字や御詠歌が添えられることもあるため、小判サイズだと紙面が窮屈になりがちだからです。実際に寺院で販売されているオリジナル御朱印帳も大判が主流で、たとえば清水寺・東大寺・浅草寺などの人気寺院はすべて大判サイズを採用しています。一方、持ち運びやすさを重視するなら小判サイズも選択肢に入りますが、その場合は書き手の方が文字を小さめに調整する必要があり、仕上がりに影響が出ることもあります。

奉書紙と鳥の子紙——紙質で御朱印の「映え方」が変わる

御朱印帳の紙質は、大きく「奉書紙(ほうしょし)」と「鳥の子紙(とりのこし)」の2種類に分かれます。奉書紙は和紙の一種で、墨の吸い込みが適度にあり、にじみが少ないのが特徴です。御朱印帳の定番素材で、価格も手頃な製品が多く出回っています。鳥の子紙は表面がなめらかで光沢があり、筆の運びが美しく出る高級紙です。御朱印が「作品」のように仕上がるため、こだわり派に人気があります。ただし鳥の子紙は墨の乾きがやや遅いため、いただいた直後にページを閉じるとにじむ可能性があります。初心者には扱いやすい奉書紙を、中級者以上には鳥の子紙をおすすめします。

蛇腹式と和綴じ式、それぞれの長所と注意点

綴じ方は「蛇腹(じゃばら)式」と「和綴じ式」の2タイプが主流です。蛇腹式はアコーディオンのように折りたたむ形で、御朱印帳の約8割がこのタイプです。広げると一覧できるため、コレクションを眺める楽しさがあります。注意点は、表裏両面使えるものの、裏面は墨が透けることがある点です。和綴じ式は糸で綴じたノートのような形状で、ページ同士が密着しないため裏写りしにくいのが強みです。ただし蛇腹式と比べて流通量が少なく、選択肢が限られます。お寺の御朱印は墨量が多い傾向にあるため、裏写りが気になる方は和綴じ式か、蛇腹式でも紙が厚めの製品(二重折り・三重折り)を選ぶと安心です。

比較項目 蛇腹式 和綴じ式
流通量 多い(主流) 少なめ
裏写り 起きやすい(薄紙の場合) 起きにくい
一覧性 ◎ 広げて眺められる △ ページごとにめくる
価格帯 1,200〜3,000円 1,500〜3,500円
お寺との相性 ○(厚紙なら◎)

市販品と寺院オリジナル、どちらを最初の1冊にすべきか

最初の寺御朱印帳をどこで買うかも迷うポイントです。市販品(ネット通販や文具店)は1,200〜2,000円程度で手に入り、デザインの選択肢が豊富です。花柄・和柄・無地などから好みに合わせて選べるため、見た目重視の方に向いています。一方、寺院のオリジナル御朱印帳は1,500〜2,500円程度で、その寺院ならではの仏画や寺紋がデザインされています。「このお寺から御朱印集めを始めた」という思い出になるため、特別感を重視する方にはオリジナル品がおすすめです。注意点として、寺院のオリジナル品は在庫が限られることがあり、参拝したときに品切れの場合もあります。確実に入手したいなら事前に電話で確認するか、市販品をバックアップとして持っておくと安心です。

寺御朱印帳は神社用と分けるべき?|判断基準を3パターンで解説

「分ける派」が多数——その理由は実用面にあった

御朱印めぐりを続けている方の多くは、お寺と神社で御朱印帳を分けています。分ける最大の理由は実用面です。お寺の御朱印は梵字や御本尊名、神社の御朱印は神社名や神紋が中心となるため、1冊にまとめると見返すときに探しにくくなります。また、御朱印帳が1冊埋まったあとの保管も、お寺用と神社用に分かれていれば整理が楽です。さらに、前述のとおりごく一部の寺院では神社の御朱印が混在した帳面への記帳を断るケースがあります。頻度は高くないものの「断られた経験がトラウマになった」という声もあるため、リスクを避けたい方は分けておくのが無難です。

「分けない派」にも合理的な理由がある

一方で、御朱印帳を分けないスタイルにも合理的な理由があります。まず、旅先で神社とお寺の両方を参拝する場合、2冊持ち歩くとかさばります。御朱印帳1冊の重さは150〜250g程度ですが、バッグの中で2冊分のスペースを取るのは地味にストレスです。また「時系列で並ぶほうが旅の記録として楽しい」という考え方もあります。歴史的に見ても神仏習合の時代は分ける概念がなかったわけですから、1冊にまとめることは決してマナー違反ではありません。ただし、分けない場合は記帳を断られる可能性があることを事前に理解しておく必要があります。

⚠️ 参拝マナー・注意点

御朱印帳を忘れて参拝してしまい、書き置き(紙でいただく御朱印)しかもらえなかったという失敗は意外と多いです。特に旅行先では「帰りに寄ろう」と思って御朱印帳をホテルに置いてきてしまうパターンが頻発します。お寺をめぐる日は必ず御朱印帳をバッグに入れてから出発しましょう。

迷ったらこの判断フロー——3つの質問で決まる

分けるかどうか迷っている方は、3つの質問で判断できます。①月に2回以上お寺を参拝するか?→Yesなら分けたほうが効率的です。②霊場巡り(四国八十八ヶ所・西国三十三所など)に興味があるか?→Yesなら霊場専用の納経帳を使うため、自動的に分かれます。③御朱印帳を2冊持ち歩くのが苦にならないか?→Noなら無理に分けず、断られた場合は書き置きでいただく割り切りもアリです。大切なのは「自分のスタイルに合った方法を選ぶこと」であって、正解はひとつではありません。まずは1冊で始めてみて、御朱印が20個を超えたあたりで分けるかどうか検討するのも良い方法です。

人気寺院のオリジナル寺御朱印帳12選|デザインと初穂料を一覧で比較

関東エリアの人気寺院オリジナル御朱印帳4選

関東で寺御朱印帳を探すなら、まず注目したいのが浅草寺(東京都台東区)です。雷門と五重塔が描かれた御朱印帳は大判サイズで1,500円。知名度の高さから御朱印帳デビューに選ぶ方が多く、蛇腹式48ページと容量も十分です。次に川崎大師(神奈川県川崎市)のオリジナル御朱印帳は、弘法大師の梵字がデザインされた重厚感のある1冊で1,500円。成田山新勝寺(千葉県成田市)は不動明王をモチーフにした力強いデザインが特徴で2,000円。深大寺(東京都調布市)は深緑の落ち着いた表紙に寺紋が入り1,500円で、女性にも人気があります。いずれも寺院の授与所で直接購入でき、在庫があれば参拝当日に手に入ります。

関西エリアの人気寺院オリジナル御朱印帳4選

関西は歴史ある寺院が集中しており、オリジナル御朱印帳の選択肢も豊富です。清水寺(京都市東山区)の御朱印帳は本堂と桜が描かれた華やかなデザインで1,500円。大判サイズの蛇腹式で、紙質も厚めのため裏写りしにくいと評判です。東大寺(奈良市)は大仏殿と鹿がデザインされた奈良らしい1冊で1,500円。四天王寺(大阪市天王寺区)は聖徳太子ゆかりの寺院として、太子の御影が入った格式ある御朱印帳を1,200円で提供しています。比叡山延暦寺(滋賀県大津市)は根本中堂をモチーフにした荘厳なデザインで2,000円。天台宗の総本山として、御朱印集めの上級者にも人気の1冊です。

その他エリアの注目寺院オリジナル御朱印帳4選

関東・関西以外にも、デザイン性の高いオリジナル御朱印帳を用意している寺院があります。中尊寺(岩手県平泉町)は金色堂をイメージした金箔風の表紙が美しく2,000円。善光寺(長野県長野市)は「牛に引かれて善光寺参り」の故事にちなんだ牛のモチーフ入りで1,500円、宗派を問わないお寺として初心者にも親しみやすい1冊です。大宰府の観世音寺(福岡県太宰府市)は日本最古の梵鐘(国宝)がデザインされた歴史好きにはたまらない御朱印帳で1,500円。永平寺(福井県永平寺町)は曹洞宗の大本山として、禅の精神を感じさせるシンプルなデザインが特徴で1,500円です。

寺院名 エリア 価格 サイズ
浅草寺 東京 1,500円 大判
川崎大師 神奈川 1,500円 大判
成田山新勝寺 千葉 2,000円 大判
深大寺 東京 1,500円 大判
清水寺 京都 1,500円 大判
東大寺 奈良 1,500円 大判
四天王寺 大阪 1,200円 大判
比叡山延暦寺 滋賀 2,000円 大判
中尊寺 岩手 2,000円 大判
善光寺 長野 1,500円 大判
観世音寺 福岡 1,500円 大判
永平寺 福井 1,500円 大判

※御朱印めぐり帖調べ(2026年5月時点)。価格・在庫は変動する場合があります。

寺御朱印帳の正しい使い方|最初のページや裏面はどうする?

最初のページは空ける?使う?——お寺の御朱印帳ならではの作法

御朱印帳の最初のページ(1ページ目)をどう扱うかは、御朱印めぐり初心者が悩むポイントのひとつです。結論としては「最初のページから使ってOK」です。「1ページ目は伊勢神宮のために空けておく」という慣習を聞いたことがあるかもしれませんが、これは神社の御朱印帳での話であり、お寺用の御朱印帳では気にする必要はありません。むしろ、寺御朱印帳を購入したお寺で最初の御朱印をいただくのが自然な流れです。オリジナル御朱印帳を購入すると、1ページ目にそのお寺の御朱印をあらかじめ書いてくれる寺院もあります。空白ページができるのがもったいないと感じる方は、購入時に「御朱印もお願いします」と伝えましょう。

裏面(裏ページ)は使うべきか?墨の透け対策も紹介

蛇腹式の御朱印帳で裏面を使うかどうかも、よくある疑問です。紙が厚い御朱印帳(二重折り以上)であれば、裏面も問題なく使えます。ページ数が倍になるため、1冊で48面の御朱印を収められてコスパも良くなります。ただし、紙が薄い御朱印帳では墨が裏面に透けてしまい、両面を使うと見栄えが悪くなります。対策としては、いただいた御朱印が乾ききるまで「はさみ紙(あて紙)」を挟んでおくことと、裏面を使う場合は1面おきにするという方法があります。お寺の御朱印は墨量が多い傾向にあるため、裏写りリスクは神社の御朱印より高めです。心配な方は片面のみ使用するか、和綴じ式の御朱印帳を選ぶと安心です。

書き置き御朱印のきれいな貼り方——のりの選び方がカギ

お寺によっては、御朱印帳への直書きではなく、あらかじめ書かれた「書き置き御朱印」を渡されることがあります。書き置き御朱印を御朱印帳に貼る場合、のりの選び方が仕上がりを大きく左右します。おすすめはスティックのりかでんぷんのり(ヤマトのり)です。液体のりは紙がしわになりやすく、両面テープは厚みが出てページがかさばる原因になります。貼り方のコツは、書き置き御朱印の四辺にのりを薄く塗り、中央は塗らないこと。全面に塗ると紙が波打ちます。また、サイズが御朱印帳に合わない場合は、余白部分をカッターで丁寧にカットしてから貼りましょう。ハサミだと切り口がガタつくため、定規を当ててカッターで切るときれいに仕上がります。

⛩️ 押さえておきたいポイント

書き置き御朱印を保管するなら、御朱印帳に貼る以外に「書き置き専用ホルダー」を使う方法もあります。クリアポケットに1枚ずつ収納するタイプで、1,000〜2,000円程度で購入可能。貼る手間が省けて、御朱印を傷つけるリスクも減らせます。

御朱印帳カバーは必要?持ち歩きで傷つけないための工夫

御朱印帳を持ち歩く際にカバーをつけるかどうかも検討しておきたいポイントです。御朱印帳カバーは透明のビニール製やちりめん布製などがあり、500〜1,500円程度で購入できます。カバーをつけるメリットは、バッグの中で他の荷物と擦れて表紙が傷つくのを防げること、雨の日に濡れるリスクを軽減できることです。一方、カバーをつけると厚みが増してかさばるデメリットもあります。おすすめは、巾着袋に入れて持ち歩く方法です。100均でも御朱印帳サイズの巾着袋が手に入りますし、バッグの中で御朱印帳が開いてしまうのも防げます。特に寺院の境内は石段や砂利道が多いため、バッグを地面に置く機会がある方はカバーか巾着袋の使用をおすすめします。

寺御朱印帳を持って参拝するときのマナーと3つの注意点

御朱印をいただく前に必ず参拝を——順番を間違えると恥ずかしい

御朱印はスタンプラリーではなく、参拝の証としていただくものです。お寺に到着したら、まず本堂でお参りをしてから御朱印をいただくのが正しい順番です。山門をくぐる→手水舎で手を清める→本堂で合掌・お賽銭→御朱印をいただく、という流れを覚えておきましょう。なお、神社では「二拝二拍手一拝」ですが、お寺では拍手を打たず静かに合掌するのが作法です。間違えてお寺で拍手を打ってしまう方がいますが、これは神道の作法であって仏教の参拝方法ではありません。御朱印めぐりを機に、お寺と神社の参拝作法の違いも覚えておくと、より充実した参拝になります。

御朱印帳の渡し方——開いたページで渡すのがスマート

御朱印をお願いする際のちょっとしたマナーとして、御朱印帳を書いてほしいページに開いた状態で渡すのが親切です。書き手の方は1日に何十冊もの御朱印帳に書いているため、閉じたまま渡されると開くページを探す手間がかかります。御朱印帳にはさみ紙(あて紙)が挟まっている場合は、はさみ紙を目印にして「このページにお願いします」と伝えるとスムーズです。また、御朱印の初穂料(お寺では「納経料」とも)は300〜500円が相場です。おつりが出ないようにお釣りなしで用意しておくのがベターです。1万円札や5千円札を出すのは避けましょう。

⚠️ 参拝マナー・注意点

拝観時間ギリギリに到着して御朱印の受付が終了していた、という失敗も少なくありません。多くのお寺では御朱印受付は拝観終了の30分前に締め切られます。たとえば拝観時間が16:30までのお寺なら、御朱印受付は16:00で終了する計算です。余裕を持って到着するか、事前に受付終了時間を確認しておきましょう。

写真撮影と御朱印帳——SNS投稿で気をつけたいこと

いただいた御朱印をSNSに投稿する方が増えていますが、いくつか注意点があります。まず、御朱印そのものの撮影・投稿は基本的に問題ありません。ただし、一部のお寺では「御朱印の写真撮影・SNS投稿をご遠慮ください」と掲示しているところがあります。掲示がなくても、書き手の方に「写真を撮ってもよいですか」と一声かけると丁寧です。また、御朱印帳の中の他のお寺の御朱印が映り込まないように注意しましょう。他寺の御朱印が意図せず公開されることを快く思わない場合もあります。撮影場所としては、本堂内部での撮影は禁止されている寺院が多いため、境内の屋外で撮影するのが無難です。

意外と知られていない「納経」のマナー——お寺ならではの御朱印文化

意外と知られていないのですが、本来お寺の御朱印は「写経を納めた証」としていただくものでした。現在は写経を納めなくても御朱印をいただけるお寺がほとんどですが、一部の寺院では今でも写経の奉納を求めるところがあります。たとえば、京都の一部の禅寺では「写経を納めた方のみ御朱印をお渡しします」という方針のところもあります。写経用紙は寺院で200〜500円程度で購入でき、所要時間は30分〜1時間ほどです。時間に余裕がある方は、写経体験をしてから御朱印をいただくと、より深い参拝体験になります。御朱印だけを目的にせず、お寺の文化に触れる機会として楽しんでみてください。

寺御朱印帳の保管方法と増えたときの管理テクニック

直射日光と湿気はNG——御朱印帳の保管場所の選び方

御朱印帳は和紙と墨でできているため、保管環境によって劣化の進み方が大きく変わります。避けるべきは「直射日光」「高湿度」「極端な乾燥」の3つです。直射日光が当たる場所に置くと、朱印の色が褪せたり、和紙が黄ばんだりします。湿度が高い場所ではカビが生えるリスクがあり、逆に乾燥しすぎると和紙が反って蛇腹がうまく閉じなくなります。おすすめの保管場所は、本棚や引き出しの中など、直射日光が当たらず温度変化が少ない場所です。桐箱に入れて保管する方もいますが、御朱印帳専用の桐箱は2,000〜5,000円程度で購入できます。3冊以上たまったら桐箱の導入を検討してみてください。

御朱印帳が5冊を超えたら——番号管理と背表紙ラベルのすすめ

御朱印めぐりを続けていると、御朱印帳はどんどん増えていきます。5冊を超えたあたりから「あのお寺の御朱印、どの御朱印帳に入れたっけ?」と探す時間が増え始めます。対策としておすすめなのが、御朱印帳の背表紙に番号ラベルを貼る方法です。「寺①」「寺②」とナンバリングし、別途ノートやスマホのメモアプリに「寺①:浅草寺〜深大寺(2025年4月〜8月)」のように記録しておくと、目的の御朱印帳をすぐに見つけられます。100均のラベルシールで十分対応できるため、コストはほぼかかりません。さらにこだわる方は、Excelやスプレッドシートで日付・寺院名・御朱印帳番号を管理するのも良いでしょう。

使い終わった寺御朱印帳はお焚き上げすべき?正しい処分方法

使い終わった御朱印帳の処分方法について不安を感じる方もいますが、そもそも御朱印帳は「処分するもの」ではなく「保管し続けるもの」という考え方が一般的です。御朱印は仏様・神様の分身ともいわれるため、大切に保管することが基本です。ただし、やむを得ない事情で手放す場合は、お寺のお焚き上げに出すのが丁寧な方法です。お焚き上げは年末年始や節分の時期に受け付けている寺院が多く、料金は無料〜1,000円程度です。間違ってもゴミとして捨てるのは避けましょう。なお、御朱印帳を家族に譲るのはまったく問題ありません。先祖から受け継いだ御朱印帳を家宝として大切にしている家もあります。

📖 知っておくと楽しい豆知識

実は御朱印帳を「お守り」として持ち歩く方もいます。御朱印には仏様の力が宿ると考えられており、使い終わった御朱印帳を鞄に入れて普段使いのお守り代わりにしている御朱印愛好家も少なくありません。保管だけが正解ではなく、自分なりの付き合い方を見つけるのも御朱印めぐりの楽しみです。

初心者・中級者・こだわり派別|寺御朱印帳のおすすめ活用法

初心者におすすめ——まずは市販の大判1冊から始めよう

御朱印めぐりを始めたばかりの初心者には、市販の大判・蛇腹式の御朱印帳を1冊用意することをおすすめします。価格は1,200〜1,800円程度で、Amazonや楽天でも購入できます。デザインは無地か控えめな和柄が使いやすく、どのお寺に持っていっても場違いになりません。最初から寺院のオリジナル御朱印帳を買うのも良いですが、初心者のうちは「どのお寺のオリジナルが欲しいか」がまだ定まっていないことが多いため、市販品でスタートして好みがわかってからオリジナル品に切り替えるのが合理的です。まずは近所のお寺を3〜5ヶ所めぐって、御朱印集めの感覚をつかんでみましょう。

中級者は宗派別・霊場別に御朱印帳を使い分けてみよう

御朱印が20〜30個たまった中級者には、テーマ別に御朱印帳を使い分ける楽しみ方を提案します。たとえば「真言宗のお寺だけの御朱印帳」「禅宗(曹洞宗・臨済宗)のお寺だけの御朱印帳」と宗派で分けると、同じ宗派の御朱印が並ぶことで書体や朱印の違いが際立ち、見応えが増します。また、西国三十三所や坂東三十三観音などの霊場巡りに挑戦するなら、専用の納経帳を使うのが基本です。霊場の札所で納経帳を購入すると1,500〜3,000円程度で、札所番号があらかじめ印刷されているため管理がしやすいです。中級者になると御朱印帳が3〜5冊に増えるため、前述の番号管理も始めるタイミングです。

こだわり派は「紙質」と「書き手」で御朱印帳を選ぶ

御朱印集めを3年以上続けているこだわり派になると、御朱印帳に求めるものも変わってきます。こだわり派がまず注目するのは「紙質」です。鳥の子紙を使った高級御朱印帳は2,500〜5,000円程度で、墨の発色が美しく、御朱印が「作品」のように仕上がります。京都の老舗和紙メーカー・谷口松雄堂が手がける御朱印帳は紙質に定評があり、こだわり派から支持を集めています。また、書き手(お寺の僧侶や書道家)によって御朱印の個性がまったく異なるため、「この方の書く御朱印が好き」という理由で特定のお寺に通う方もいます。御朱印帳のデザインだけでなく、中身の御朱印との相性まで考えるのがこだわり派の醍醐味です。

Q. 寺御朱印帳と神社の御朱印帳、見た目で区別できる?
A. 寺院のオリジナル御朱印帳には仏像・蓮の花・梵字などの仏教モチーフが多く、神社のオリジナル品には鳥居・神紋・注連縄などの神道モチーフが使われる傾向があります。ただし市販品は和柄や花柄などモチーフが自由なため、見た目だけでは判別できません。分けて使いたい場合は、表紙に「寺」「神社」と小さくシールを貼っておくと取り違えを防げます。

まとめ|自分に合った寺御朱印帳を選んで、お寺めぐりをもっと楽しもう

寺御朱印帳は、お寺の御朱印を美しく残すための大切なパートナーです。神社用と分けるかどうかに絶対的なルールはありませんが、実用面とリスク回避の観点から分けておくのがおすすめです。そして、サイズ・紙質・綴じ方の3つを押さえれば、自分に合った1冊を見つけるのは難しくありません。

この記事のポイントを振り返りましょう。

  • 寺御朱印帳は「お寺専用」として市販されているわけではないが、お寺用に1冊用意しておくと記帳を断られるリスクを回避でき、コレクションの統一感も出る
  • お寺の御朱印は文字量が多いため、大判サイズ(約18cm×12cm)の御朱印帳が相性◎
  • 紙質は初心者なら奉書紙、こだわり派なら鳥の子紙。裏写りが気になるなら和綴じ式か厚紙の蛇腹式を選ぶ
  • 人気寺院のオリジナル御朱印帳は1,200〜2,500円程度。購入時にそのお寺の御朱印もいただけることが多い
  • 参拝→御朱印の順番を守り、御朱印帳は書いてほしいページを開いて渡すのがマナー
  • 保管は直射日光・高湿度を避け、5冊以上になったら番号管理で整理する
  • 初心者は市販の大判1冊から、中級者は宗派別や霊場別に使い分け、こだわり派は紙質と書き手にこだわるのが楽しみ方のステップアップ

最初の一歩は、近所のお寺で御朱印帳を1冊手に取ることです。まだ御朱印帳を持っていない方は、市販品でも寺院のオリジナル品でもかまいません。まずは1冊、自分の「寺御朱印帳」を用意して、次の週末にお寺を訪ねてみてください。1ページ目に御朱印をいただいた瞬間から、お寺めぐりの楽しさが広がります。

※御朱印の初穂料(納経料)・拝観時間・取り扱い状況は変更になる場合があります。参拝前に各寺院の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

御朱印集め・神社仏閣めぐりの楽しみ方をわかりやすく紹介するメディアです。御朱印のいただき方やマナー、人気の神社仏閣情報、限定御朱印の最新情報まで、初心者からベテランまで楽しめる内容をお届けしています。

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