「安産祈願に行くけれど、絵馬には何をどう書けばいいの?」と悩んでいませんか。初めての妊娠であれば、神社やお寺での作法がわからず不安になるのは当然です。安産祈願の絵馬は書き方のコツを知っておくだけで、迷わず心を込めた一枚を奉納できます。
この記事では、安産祈願絵馬書き方の基本ルールから、そのまま使える例文10パターン、奉納のタイミング、よくある失敗パターンまで、初めての方でも迷わないように丁寧に解説します。夫婦連名の書き方や代理参拝のケースなど、細かな疑問にもすべてお答えします。
・安産祈願の絵馬の正しい書き方と5つの基本ルール
・シーン別に使える例文10パターン(シンプル・予定日入り・夫婦連名・二人目以降)
・絵馬の奉納タイミングと有名神社の初穂料比較
・やりがちな失敗パターンと、代理参拝やお礼参りのQ&A
安産祈願の絵馬の書き方で押さえるべき5つの基本ルール

安産祈願の絵馬を書く前に、まずは基本ルールを確認しておきましょう。「どこに書く?」「何で書く?」「名前は必要?」といった疑問を解消しておけば、当日は落ち着いて絵馬に向き合えます。
絵馬の裏面に書く?表面に書く?正しい記入面はどっち
願い事を書くのは絵馬の「裏面」です。表面には絵柄や寺社の名前が描かれており、こちらは神様へのお供え物としての「顔」にあたる部分。裏面の白い面(もしくは薄い色の面)が記入スペースとして設けられています。
安産祈願専用の絵馬を用意している寺社では、表面に犬や子宝にちなんだ絵柄が描かれていることが多く、裏面に「ご祈願内容をお書きください」と案内が書いてあるケースもあります。もし判断に迷ったら、社務所のスタッフに一声かければ教えてもらえます。
注意点として、表面に願い事を書いてしまうと絵柄を汚すことになり、見た目の問題だけでなく奉納時に他の参拝者の目にも触れやすくなります。プライバシーの面でも裏面に書くのが安心です。
縦書きと横書きどちらが正解?筆記用具は油性ペンがベスト
結論から言うと、縦書き・横書きのどちらでも問題ありません。ただし、伝統的な書き方に合わせるなら縦書きが一般的です。横書きの絵馬(記入欄に横線が印刷されているタイプ)もあり、その場合は横書きで書きましょう。
筆記用具は「油性マジック」か「油性ペン」が最適です。絵馬は屋外の絵馬掛けに奉納されるため、雨風にさらされます。水性ペンやボールペンだと文字がにじんで読めなくなることがあります。多くの寺社では社務所に油性ペンが用意されていますが、念のため自分でも1本持参しておくと安心です。太さは中字(1.0mm程度)が書きやすくおすすめです。
鉛筆や消えるボールペン(フリクション等)は、時間が経つと文字が薄くなるため避けましょう。せっかくの願い事が消えてしまっては意味がありません。
名前・住所・出産予定日はどこまで書くべきか
絵馬に名前や住所を書くのは「神様に誰の願いかを伝える」ためです。安産祈願の場合、妊婦さん本人の名前と出産予定日を書くのが一般的な形式です。住所は都道府県と市区町村まで書けば十分で、番地まで書く必要はありません。
具体的な記入項目の目安は、①願い事(「安産祈願」など)②出産予定日(「令和八年○月」)③名前(フルネームまたは姓のみ)④住所(都道府県+市区町村)の4つ。すべて書くと神様に伝わりやすいとされていますが、個人情報が気になる方はイニシャルだけでも構いません。
絵馬は奉納後に他の参拝者の目に触れるものです。フルネームや詳しい住所を書くことに抵抗がある場合、「Kファミリー」「○○県 M.S」のようにイニシャル表記にする方も増えています。神様への気持ちが込められていれば、書き方に厳密な決まりはありません。
書き間違えたときはどうする?修正テープはNG
絵馬に書き間違えてしまった場合、修正テープや修正液は使わないのがマナーです。理由は、絵馬は神仏への奉納物であり、修正跡があると見た目が損なわれるだけでなく、心を込めて書くという行為の意味合いが薄れるためです。
対処法としては、二重線を引いて書き直すか、社務所で新しい絵馬をいただくのが正しい作法です。新しい絵馬の初穂料は500〜1,000円程度なので、大きな負担にはなりません。書き間違いが心配な方は、事前にスマートフォンのメモ帳に書きたい文面を用意しておくと、当日慌てずに済みます。
初めて絵馬を書く方や緊張しやすい方は、自宅で白い紙に一度練習してから参拝に行くのもおすすめです。特に筆ペンで書く場合は、文字の大きさやバランスを事前に確認しておくと安心です。
絵馬に書く願い事は「1枚につき1つ」が基本です。安産祈願と合格祈願を同じ絵馬に書くのは避けましょう。複数の願い事がある場合は、それぞれ別の絵馬に分けて奉納するのが正しい作法です。
そのまま使える安産祈願絵馬書き方の例文10パターン
「何を書けばいいかわからない」という方のために、すぐに使える例文を10パターン用意しました。シンプルなものから夫婦連名、二人目以降まで、状況に合わせて選んでください。
シンプルに願いを伝える基本の例文3つ
まずは迷ったらこれ、というシンプルな書き方を3パターン紹介します。短い文章でも、気持ちがこもっていれば十分です。
【例文1】「安産祈願 母子ともに健康に出産できますように 令和八年○月出産予定 ○○(名前)」
【例文2】「安産祈願 無事に元気な赤ちゃんが生まれますように ○○(名前)」
【例文3】「母子ともに健やかに出産を迎えられますように ○○県○○市 ○○(名前)」
この3つは安産祈願で最もよく使われる定番の書き方です。初穂料500円の絵馬1枚に収まる文字量で、読みやすく簡潔にまとまります。初めて絵馬を書く方には例文1がおすすめで、「安産祈願」という目的・具体的な願い・予定日・名前の4要素がすべて入っています。
注意点として、「〜しますように」という願望形が一般的ですが、「〜します」と断言する書き方も近年は増えています。断言形のほうが願いが叶いやすいとする説もありますが、どちらを選んでも問題ありません。自分の気持ちに合うほうを選びましょう。
出産予定日を入れた具体的な例文3つ
出産予定日を絵馬に書くと、「いつまでにこの願いを届けたい」という意思が明確になります。神社の方にうかがうと、予定日を書く方は全体の6割程度とのこと。
【例文4】「安産祈願 令和八年○月○日出産予定 母子ともに健康でありますように ○○市 山田(姓のみ)」
【例文5】「○月に出産を控えています どうか母子ともに無事でありますように 令和八年○月予定 ○○(名前)」
【例文6】「安産祈願 令和八年○月 初めての出産を無事に迎えられますように ○○(名前)」
予定日を「○月○日」まで書くか「○月」だけにするかは好みで構いません。予定日はあくまで目安で前後するものなので、月だけ書く方も多くいます。初産の方は例文6のように「初めての出産」と書き添えると、気持ちがより伝わります。
注意すべきは日付の書き方です。西暦(2026年)でも和暦(令和八年)でもどちらでも構いませんが、神社では和暦表記が一般的。お寺の場合もどちらでもOKです。統一感を出すなら和暦を選ぶと雰囲気に合います。
夫婦連名で書くときの例文2つ
安産祈願は夫婦で参拝するケースが多く、絵馬にも夫婦連名で書きたいという方は少なくありません。連名にすることで「二人で赤ちゃんを迎える決意」が形になります。
【例文7】「安産祈願 母子ともに健康に出産できますように ○○太郎・花子」
【例文8】「家族みんなで元気な赤ちゃんを迎えられますように 令和八年○月出産予定 ○○家一同」
夫婦連名で書く場合、姓を1回書いてから二人の名前を並べる書き方がスッキリします。例文7のように「○○太郎・花子」とすれば省スペースで収まります。上の子がいる場合は例文8のように「○○家一同」とするのも温かみがあります。
連名で書いても初穂料は1枚分(500〜1,000円)で変わりません。ただし、夫婦それぞれが別の願い事を書きたい場合は、1枚ずつ分けて奉納するのがマナーです。
二人目以降の出産で使える例文2つ
二人目・三人目の安産祈願では、上の子への配慮を含めた書き方ができます。「家族が増える喜び」を表現できるのは、二人目以降ならではです。
【例文9】「安産祈願 二人目の出産も母子ともに無事でありますように 令和八年○月予定 ○○(名前)」
【例文10】「家族が増える喜びを無事に迎えられますように 安産祈願 ○○家」
二人目以降の場合、上の子を連れて参拝することも多いでしょう。その場合、上の子と一緒に絵馬を書く(子どもに絵を描かせるなど)のもよい思い出になります。ただし、絵馬の記入面には願い事をしっかり書けるスペースを残しておきましょう。
注意点として、上の子の出産時に別の神社で安産祈願をしていた場合でも、今回は今回で新しい絵馬を奉納して問題ありません。「前回と同じ神社でないとダメ」というルールはないので、安心してください。
例文はあくまでテンプレートです。自分の言葉に置き換えたり、家族の名前を入れたりして、オリジナルの一枚にアレンジしましょう。「お手本通りに書かなきゃ」と堅くなる必要はありません。
安産祈願の絵馬書き方でやりがちな失敗パターン3選

安産祈願の絵馬で「しまった」と後悔しないために、よくある失敗パターンを3つ紹介します。事前に知っておけば当日は慌てません。
願い事を2つ以上書いてしまう|1枚1願が基本の理由
絵馬には「1枚につき1つの願い事」が基本です。安産祈願と健康祈願、安産祈願と家内安全…と複数の願い事を1枚に詰め込むのは避けましょう。理由は、願い事が分散すると一つひとつの願いが薄まるとされているからです。
たとえば、安産祈願で参拝した際に「上の子の七五三祈願もお願いしたい」と思ったら、絵馬を2枚に分けて奉納するのが正解です。2枚分の初穂料(合計1,000〜2,000円程度)はかかりますが、それぞれの願いに集中できます。
ただし、「母子ともに健康で」と「無事に出産できますように」は同じ安産祈願の範囲内なので、1枚にまとめてOKです。迷ったら「テーマが1つかどうか」で判断しましょう。
「〜しますように」と「〜します」の違い|言い切り形の効果
実は意外と知られていないのが、絵馬の願い事の語尾の違いです。「〜できますように」という願望形と、「〜します」「〜である」という断言形があり、近年は断言形をすすめる神社関係者も増えています。
断言形の例は「母子ともに健康に出産します」「元気な赤ちゃんを迎えます」など。自分の意志を示す書き方が、願いの実現を後押しするという考え方です。一方、願望形の「〜できますように」は神様に謙虚にお願いする姿勢が表れており、伝統的な書き方として根強い人気があります。
どちらが正解ということはなく、自分がしっくりくる方を選べば問題ありません。ただ、「両方の書き方を1枚の中で混ぜる」のは文章として読みにくくなるので、どちらかに統一するのがおすすめです。
個人情報の書きすぎに要注意|イニシャルや略称でも十分
絵馬は奉納後、絵馬掛けに吊るされて不特定多数の目に触れます。そのため、番地までの住所やフルネームを書くことに抵抗を感じる方も多くいます。
近年は個人情報への意識が高まり、「○○県 M.T」のようにイニシャル表記にしたり、「○○市 山田家」のように姓だけにしたりする方が増えています。寺社側も「名前は書いても書かなくてもよい」としているところがほとんどです。
一方で、一部の神社では絵馬に「個人情報保護シール」を用意しているところもあります。願い事を書いた面の上からシールを貼れば、他の参拝者には内容が見えなくなるという仕組みです。気になる方は社務所で確認してみましょう。
絵馬のルーツは、奈良時代に神様に「本物の馬」を奉納していた風習にあります。やがて馬の代わりに板に馬の絵を描いて奉納するようになり、現在の絵馬の形になりました。「絵馬」という名前に「馬」が入っているのはこのためです。
安産祈願の絵馬はいつ奉納する?ベストなタイミングと初穂料
絵馬の書き方がわかったら、次に気になるのは「いつ行けばいい?」「いくらかかる?」という点。タイミングと費用を押さえておけば、計画が立てやすくなります。
戌の日の安産祈願と絵馬奉納を同日にするメリット
安産祈願は妊娠5ヶ月目の最初の「戌の日」に行うのが古くからの慣習です。犬はお産が軽く多産であることから、安産の象徴とされています。この戌の日に合わせて絵馬を奉納すれば、祈祷と絵馬奉納を1回の参拝で済ませられます。
戌の日は12日に1回巡ってくるため、月に2〜3回あります。2026年の戌の日カレンダーは各神社のウェブサイトで確認できます。土日と戌の日が重なる日は混雑しやすく、有名な神社では待ち時間が1〜2時間になることも。平日の戌の日を選べば、待ち時間10〜20分程度でスムーズに参拝できる場合が多いです。
ただし、「戌の日でなければダメ」というわけではありません。体調や仕事の都合に合わせて、無理のない日を選ぶのが一番大切です。妊娠中の体調は日によって異なるため、「戌の日にこだわりすぎて体調が悪い日に無理をする」のは本末転倒です。
安産祈願で有名な神社の絵馬の初穂料を比較
安産祈願の絵馬にかかる初穂料は、寺社によって異なります。代表的な安産祈願の神社と絵馬の初穂料をまとめました。
| 神社名 | 所在地 | 絵馬初穂料 | 祈祷初穂料 |
|---|---|---|---|
| 水天宮 | 東京都中央区 | 500円 | 8,000円 |
| 産泰神社 | 群馬県前橋市 | 500円 | 5,000円〜 |
| 中山寺 | 兵庫県宝塚市 | 500円 | 7,000円〜 |
| 住吉大社 | 大阪府大阪市 | 500円 | 10,000円 |
| 鵜戸神宮 | 宮崎県日南市 | 500円 | 5,000円〜 |
※御朱印めぐり帖調べ(2026年5月時点)。初穂料は変更される場合があります。
絵馬の初穂料は500円が相場で、どの神社でも大きな差はありません。一方、祈祷の初穂料は5,000〜10,000円と幅があります。絵馬のみの奉納であれば祈祷を受けなくても可能な寺社がほとんどなので、予算に応じて選びましょう。
絵馬を持ち帰ってもいい?奉納と自宅保管それぞれの考え方
絵馬は絵馬掛けに奉納するのが一般的ですが、持ち帰って自宅に飾ることもできます。「奉納しなければ意味がない」ということはなく、手元に置いて毎日眺めることで願いへの気持ちを新たにできるという考え方もあります。
自宅に持ち帰る場合は、神棚があれば神棚に、なければ目線より高い清潔な場所に飾りましょう。方角は南向きか東向きが理想です。出産後はお礼参りの際に神社に持参して返納するか、お焚き上げに出すのが一般的な作法です。
一方、神社に奉納する場合は絵馬掛けに掛けるだけで完了です。奉納した絵馬は一定期間(半年〜1年が多い)で寺社側がお焚き上げしてくれます。どちらの方法でも神様への気持ちは届くので、自分に合ったスタイルを選んでください。
安産祈願絵馬書き方は神社とお寺で違う?宗教別の作法を解説
安産祈願は神社でもお寺でも受けられます。では、絵馬の書き方に違いはあるのでしょうか。結論としては大きな差はありませんが、知っておくと安心な細かい違いがあります。
神社とお寺の絵馬で書き方のルールは変わるのか
基本的な書き方(裏面に願い事・名前・住所を書く)は神社でもお寺でも同じです。違いがあるとすれば、奉納先への敬称です。神社では「○○神社 安産祈願」、お寺では「○○寺 安産祈願」と書き分けるのが丁寧な書き方です。
もう一つの違いは、お寺の場合は「南無阿弥陀仏」「南無観世音菩薩」などの御本尊の名号を添える方がいる点です。ただし、これは必須ではなく、宗派に詳しくない場合は「安産祈願」と願い事だけで問題ありません。
安産祈願で有名なお寺としては中山寺(兵庫)や大本山増上寺(東京)などがあり、寺院独自のデザインの絵馬が用意されています。デザインは異なりますが書き方は共通なので、この記事の例文はどちらでもそのまま使えます。
安産祈願専用の絵馬がある寺社の特徴と選び方
安産祈願に力を入れている寺社では、通常の絵馬とは別に「安産祈願専用の絵馬」を用意しています。表面に犬の絵柄が描かれたもの、赤ちゃんの足型が描かれたもの、ピンク色のハート型のものなど、デザインはさまざまです。
専用絵馬のメリットは、記入欄に「出産予定日」「赤ちゃんの名前(決まっていれば)」など、安産祈願に特化した項目があらかじめ印刷されている点です。記入例が裏面に書いてある寺社もあり、初めてでも迷わず書けます。初穂料は通常の絵馬と同じ500円前後のところが多いです。
通常の絵馬と安産専用の絵馬どちらを選ぶか迷ったら、専用絵馬があるならそちらを選ぶのがおすすめです。記入項目が決まっているので「何を書けばいいかわからない」という悩みが解消されますし、安産への願いが形としてわかりやすくなります。
御朱印と絵馬を同日にいただく参拝プランの組み立て方
安産祈願の参拝と合わせて御朱印もいただきたいという方は多いでしょう。御朱印と絵馬を同じ日にいただく場合の効率的な参拝順序は、①参拝・祈祷→②御朱印→③絵馬記入・奉納です。
この順序をおすすめする理由は、祈祷の受付時間が限られている寺社が多いため。御朱印の受付は祈祷よりも長い時間帯で対応していることが多く、先に祈祷を済ませてから御朱印をいただくほうが時間に余裕が生まれます。
所要時間の目安は、祈祷30〜40分+御朱印待ち5〜15分+絵馬記入5分で、合計45分〜1時間程度。混雑する戌の日や土日は祈祷の待ち時間が加わるため、1時間半〜2時間は見ておくと安心です。妊娠中は長時間の立ちっぱなしが負担になるので、休憩スペースの有無も事前にチェックしておきましょう。
御朱印帳を忘れて書き置きしかもらえなかった…という失敗は意外と多いもの。安産祈願の日は持ち物が増えがちなので、前日のうちに御朱印帳・初穂料(お釣りのないように小銭)・油性ペンをカバンに入れておきましょう。
安産祈願の絵馬と合わせて知っておきたい参拝マナー
絵馬の書き方をマスターしたら、参拝全体のマナーも確認しておきましょう。妊娠中の参拝は体調面で気をつけたいポイントもあります。
安産祈願の服装に決まりはある?スニーカーやデニムでも大丈夫
安産祈願の服装に厳密なドレスコードはありません。ただし、祈祷を受ける場合は本殿に上がるため、あまりにカジュアルすぎる服装(短パン・サンダル・露出の多い服)は避けたほうが無難です。
おすすめは、きれいめのワンピースやブラウス+マタニティパンツの組み合わせ。足元はスニーカーでも問題ありませんが、本殿内は靴を脱ぐことが多いため、脱ぎ履きしやすい靴を選びましょう。冬場は足元が冷えるので、靴下やタイツの着用がおすすめです。
祈祷を受けず絵馬の奉納だけの場合は、普段着で問題ありません。デニムやスニーカーでも失礼にはなりません。何より妊婦さんの体調が最優先なので、締め付けの少ない楽な服装を選んでください。
初穂料の相場と正しい渡し方|のし袋は必要なのか
絵馬の初穂料は500〜1,000円で、社務所の窓口で現金を渡して絵馬を受け取る形式がほとんどです。絵馬だけの場合はのし袋は不要で、お財布からそのまま支払って問題ありません。
一方、祈祷の初穂料(5,000〜10,000円)を納める場合は、のし袋(蝶結びの紅白水引)に入れて渡すのが丁寧な作法です。表書きは上段に「御初穂料」、下段に夫婦の姓を書きます。ただし、神社によっては「のし袋なしでOK」としているところもあり、水天宮などはそのまま現金を受付で渡す形式です。
のし袋を用意するか迷ったら、事前に寺社のウェブサイトや電話で確認するのが確実です。なお、初穂料はお釣りが出ないように準備していくのがマナー。特に戌の日は混雑するため、ちょうどの金額を用意しておくとスムーズです。
妊婦さんの体調最優先|無理をしない参拝のための3つのコツ
安産祈願は赤ちゃんの健康を願う行事ですが、参拝で体調を崩しては本末転倒です。妊娠5ヶ月はつわりが落ち着いてくる時期とはいえ、個人差があります。
コツ1つ目は「早めの時間帯に参拝する」こと。午前中は体力に余裕があり、気温も比較的穏やかです。特に夏場の午後は熱中症のリスクもあるため、9〜10時頃の参拝がおすすめです。コツ2つ目は「付き添いと一緒に行く」こと。階段が多い神社や、駐車場から本殿まで距離がある寺社では、体調が急に変わったときにサポートしてもらえるパートナーや家族がいると安心です。
コツ3つ目は「休憩をこまめに取る」こと。境内にベンチや休憩所がある寺社を事前に調べておきましょう。水分補給用の飲み物と、急な空腹に備えた軽食(飴やクッキー)も持参すると万全です。参拝に集中するあまり、拝観時間ギリギリまで粘って疲れ切ってしまう方もいるので、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
戌の日と土日が重なる日は、人気の神社で待ち時間が1〜2時間になることがあります。長時間立って待つのは妊婦さんには負担が大きいので、平日の戌の日を選ぶか、戌の日にこだわらず空いている日に参拝するのも賢い選択です。
意外と聞けない安産祈願絵馬書き方のQ&A|代理参拝やお礼参りの疑問
安産祈願の絵馬について、「こんなこと聞いていいのかな」と思いがちな疑問をまとめました。知っておくと参拝がもっとスムーズになります。
代理で絵馬を書いてもらっても安産祈願の効果はある?
結論として、代理で絵馬を書いてもらっても問題ありません。つわりがひどい、切迫早産で安静が必要、遠方で参拝が難しいなど、妊婦さん本人が行けないケースは珍しくありません。その場合、パートナーや両親が代わりに参拝し、絵馬を奉納することは広く認められています。
代理で書く場合は「○○(妊婦さんの名前)の安産を祈願いたします 代理 ○○(代理人の名前)」と書くと、誰のための祈願かが明確になります。寺社によっては代理参拝用の祈祷プランを用意しているところもあるので、事前に問い合わせるとよいでしょう。
注意点として、代理参拝であっても「参拝作法(手水・二礼二拍手一礼など)」は通常通り行います。「代理だからざっくりでいい」ということはなく、本人の代わりに来ているからこそ丁寧に参拝しましょう。
出産後のお礼参りで絵馬は奉納するべき?
安産祈願を受けた寺社へのお礼参りは、出産後1ヶ月〜お宮参りのタイミングで行うのが一般的です。お礼参りの際に改めて絵馬を奉納するかどうかは「任意」です。必ず必要というわけではありません。
お礼参りで絵馬を書く場合は「安産御礼 母子ともに無事に出産できました ありがとうございました」のように、感謝の気持ちを記します。祈願の絵馬と違い、願い事ではなく報告と感謝がメインです。
お礼参りの方法は絵馬以外にも、お賽銭を納めて感謝の参拝をするだけでも十分です。出産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、お宮参りと兼ねる方がほとんど。無理に「お礼参り用の絵馬を書かなきゃ」と気負う必要はありません。
安産祈願のお守りと絵馬はどちらを選ぶべき?両方でもいい?
安産祈願のお守り(800〜1,500円が相場)と絵馬(500〜1,000円が相場)は役割が異なります。お守りは「身につけて持ち歩くもの」で、絵馬は「寺社に奉納して神仏に願いを届けるもの」。つまり、お守りは自分のため、絵馬は神様への伝達手段という違いがあります。
両方を授かっても問題ありません。予算としてはお守り1,000円+絵馬500円=1,500円程度。祈祷料(5,000〜10,000円)を含めると、安産祈願全体で6,500〜11,500円が目安です。
初心者の方で「どちらか1つだけ」と考えるなら、日常的に持ち歩けるお守りのほうが安心感を得やすいかもしれません。御朱印集めが趣味の方なら、御朱印+絵馬で「参拝の記録を残す」楽しみ方もあります。自分に合ったスタイルで安産を願いましょう。
まとめ|安産祈願絵馬書き方の基本を押さえて安心して参拝しよう
安産祈願の絵馬の書き方は、基本さえ押さえれば難しくありません。大切なのは「正しい形式で書くこと」よりも「赤ちゃんの無事を願う気持ちを込めること」です。この記事で紹介した書き方と例文を参考に、自分らしい一枚を奉納してください。
初めての安産祈願で緊張する方も、例文をスマートフォンにメモしておけば当日は迷いません。絵馬の書き方以外の参拝マナーや持ち物も事前にチェックして、穏やかな気持ちで参拝に臨みましょう。
安産祈願は妊婦さんだけでなく、家族みんなで赤ちゃんの誕生を楽しみにする大切なイベントです。絵馬を通じて家族の願いを形にする時間を、ぜひ楽しんでください。
- 絵馬は裏面に油性ペンで書く。書き間違えたら新しい絵馬をいただくのがマナー
- 願い事は1枚1つ。名前・住所はイニシャルや略称でもOK
- 例文は状況に合わせて選び、自分の言葉にアレンジするのがおすすめ
- 戌の日にこだわりすぎず、体調最優先で参拝日を決める
- 絵馬の初穂料は500円が相場。祈祷込みなら5,500〜10,500円程度
- 代理参拝でも絵馬は奉納できる。体調が悪いときは無理せずパートナーに依頼を
- 出産後のお礼参りは任意。お宮参りと兼ねるのが効率的
まずは、この記事の例文10パターンの中からしっくりくるものを選んで、スマートフォンにメモしておきましょう。当日はメモを見ながら絵馬に書くだけで、安心して奉納できます。
※各寺社の初穂料・受付時間は変更される場合があります。参拝前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

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