「一心寺の御朱印ってどんなデザイン?」「料金や受付時間は?」「骨仏って何?」——大阪・天王寺エリアで御朱印めぐりを計画している方なら、一度は気になるお寺が一心寺です。浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの古刹であり、全国から納骨が集まる「お骨佛の寺」としても知られています。御朱印には「日想観」の文字が記され、その意味を知ると参拝の味わいがぐっと深まります。
この記事では、一心寺御朱印の種類・料金・受付時間といった基本情報から、境内の見どころ、アクセス方法、周辺の御朱印めぐりコースまで、初めて参拝する方にもわかりやすくまとめました。読み終えるころには、一心寺への参拝計画がすぐに立てられるようになっているはずです。
・一心寺御朱印の種類・デザイン・「日想観」の意味
・御朱印の料金(初穂料)・受付時間・授与場所
・骨仏や仁王門など境内の見どころと参拝の回り方
・四天王寺・安居神社を含む周辺御朱印めぐりモデルコース
一心寺御朱印の種類と特徴|中央に記される「日想観」の深い意味とは

一心寺御朱印のデザインは「日想観」の墨書きが最大の特徴
一心寺でいただける御朱印は、中央に「日想観」と力強く墨書きされたものが基本の1種類です。右上に「法然上人第七番霊場」、左下に「一心寺」の寺印が押されるシンプルながら格式あるデザインになっています。派手な色使いやイラスト入りの御朱印が増えている昨今、墨と朱のみで構成された伝統的な様式は、かえって目を引く存在感があります。
御朱印帳への直書き対応なので、書き手の筆運びを間近に感じられるのも魅力です。ただし、混雑時は書き置き対応になる場合もあるため、確実に直書きを希望する場合は平日や早い時間帯の参拝が安心です。御朱印集め初心者にとっても、落ち着いた雰囲気のなかでいただけるので、最初の一体としてもおすすめできます。
「日想観」とは何か?御朱印に込められた浄土信仰の教え
「日想観(にっそうかん)」とは、西に沈む太陽を見つめながら極楽浄土を思い描く瞑想法のことです。浄土教の重要な経典『観無量寿経』に説かれた十六観法のうち、最初の修行法にあたります。一心寺が建つ上町台地の西側は、古来より大阪湾に沈む夕日を望む絶好の場所で、まさに日想観の実践にふさわしい立地でした。
つまり御朱印に記された「日想観」は、単なる寺名の代わりではなく、この地で法然上人が念仏修行を行った歴史そのものを表しています。意味を知ったうえで御朱印を見返すと、墨書きの三文字がいっそう深く感じられるはずです。参拝時には、本堂から西を向いて夕日を意識してみると、800年前の信仰の原点に触れる体験ができます。
一心寺御朱印に限定版はある?季節ごとの変化をチェック
結論から言うと、一心寺では現在のところ季節限定や期間限定の御朱印は頒布されていません。通年で同じ「日想観」の御朱印を授与する方針をとっています。限定御朱印を多数用意する寺社が増えるなか、一心寺は「一種類を丁寧に」というスタンスを貫いているのが特徴です。
限定御朱印がないことを残念に感じる方もいるかもしれませんが、逆に「いつ行っても同じ御朱印をいただける安心感」があります。旅行の日程に左右されないので、スケジュールを組みやすいのはメリットです。ただし、法然上人二十五霊場の巡拝用御朱印を別途いただける場合もあるため、霊場巡りをしている方は専用の納経帳を持参するとよいでしょう。
一心寺は法然上人二十五霊場の第七番札所に指定されています。二十五霊場を巡っている方は、専用の御朱印帳に霊場印をいただけます。通常の御朱印とは印の構成が異なるので、両方集めるのも楽しみ方の一つです。
一心寺御朱印の料金・受付時間・授与場所|迷わずいただくための基本情報
一心寺御朱印の料金(納経料)は300円|支払い方法の注意点
一心寺の御朱印の納経料は300円です。大阪市内の寺社では300〜500円が相場なので、比較的リーズナブルな価格帯と言えます。支払いは現金のみで、電子マネーやクレジットカードには対応していません。お釣りが出ないよう、100円玉を3枚用意しておくとスムーズです。
御朱印帳を持っていない場合、書き置きの御朱印をいただくことになります。書き置きも同じ300円です。御朱印帳は一心寺ではオリジナルのものを販売していないため、事前に他の寺社や文具店で購入しておく必要があります。初めての御朱印めぐりなら、天王寺駅周辺の書店や雑貨店で手に入るので、当日調達も可能です。
受付時間は9:00〜16:00|何時ごろが空いている?
御朱印の受付時間は午前9時から午後4時までです。年中無休で対応していますが、法要や行事の都合で一時的に受付を休止することがあります。確実にいただきたい場合は、平日の午前中がもっとも空いていておすすめです。
土日祝日は参拝者が増えるため、御朱印の待ち時間が10〜20分ほど発生することがあります。特にお彼岸やお盆の時期は納骨に訪れる方も多く、境内全体が混み合います。逆に、平日の14時〜15時ごろは比較的落ち着いた雰囲気で参拝できることが多いです。受付終了の16時ギリギリに到着すると、書き手の方がすでに片付けを始めていて対応してもらえないケースもあるため、遅くとも15時30分までには到着するようにしましょう。
御朱印の授与場所は山門入って右手の寺務所
一心寺の御朱印は、山門をくぐって右手にある寺務所(受付窓口)でいただけます。本堂へ向かう参道の手前にあるため、場所がわからず迷うことはほぼありません。寺務所の窓口に「御朱印」と表示があるので、声をかけて御朱印帳を渡せばOKです。
注意したいのは、先に本堂で参拝を済ませてから御朱印をいただくのがマナーという点です。到着してすぐ寺務所に向かうのではなく、本堂でお参りしてから寺務所に立ち寄りましょう。御朱印帳を預けてから参拝し、戻ってきたら受け取るという流れもスムーズです。所要時間は参拝込みで30〜45分を見ておけば余裕があります。
| 名称 | 坂松山高岳院 一心寺(いっしんじ) |
| 所在地 | 大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69 |
| 御朱印 | 300円(直書き・書き置き対応) |
| 拝観時間 | 9:00〜16:00(年中無休) |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | 地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩約12分/地下鉄堺筋線「恵美須町駅」から徒歩約8分 |
一心寺で御朱印をいただく前に押さえたい参拝マナーと注意点

御朱印は参拝の証|先にお参りしてからいただくのが基本
御朱印はスタンプラリーのスタンプではなく、参拝した証としていただくものです。一心寺に到着したら、まず本堂に向かい、お賽銭を入れて手を合わせてから御朱印をいただきましょう。この順番を守るだけで、寺務所の方とのやり取りも気持ちよく進みます。
一心寺は浄土宗のお寺なので、参拝の作法は「合掌して南無阿弥陀仏と唱える」が基本です。神社のように柏手は打ちません。寺社めぐりを始めたばかりの方は、神社とお寺で作法が違う点を意識しておくと安心です。わからなければ、周りの参拝者の様子を見て合わせても問題ありません。
御朱印帳の準備で失敗しないためのチェックリスト
一心寺ではオリジナル御朱印帳の販売はありません。そのため、御朱印帳は事前に用意しておく必要があります。忘れた場合は書き置きの御朱印(紙でいただく形式)になりますが、あとから御朱印帳に貼る手間が増えるので、できれば持参したいところです。
御朱印帳は神社用・お寺用と分ける方もいますが、一心寺では特に分けていなくても問題なく対応してもらえます。蛇腹式でも綴じ式でもどちらでも大丈夫です。ただし、他の寺社の書き置き御朱印を挟んだまま渡すと落下して紛失するリスクがあるため、渡す前にクリアファイルなどに移しておきましょう。
一心寺の境内では納骨に訪れている方も多くいらっしゃいます。写真撮影は本堂や山門の外観は問題ありませんが、納骨堂やお骨佛の前での撮影は控えるのがマナーです。御朱印をいただく際も、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
一心寺参拝で意外と見落としがちな服装・持ち物の注意点
一心寺はドレスコードが厳しいお寺ではありませんが、境内は石畳や階段が多いため、ヒールの高い靴やサンダルは歩きにくいです。スニーカーやフラットシューズがおすすめです。夏場は境内に日陰が少ないエリアもあるため、帽子や日傘があると快適に回れます。
持ち物で忘れがちなのが小銭です。御朱印の300円に加えて、お賽銭用の小銭も用意しておきましょう。自動販売機で崩す方もいますが、境内に設置されていない場合もあるため、事前にコンビニなどで準備しておくのが確実です。また、荷物が多い場合はコインロッカーが天王寺駅構内にあるので、身軽な状態で参拝すると境内を歩きやすくなります。
拝観時間ギリギリの到着で御朱印がもらえなかった失敗例
「16時までだから15時50分に着けば間に合う」と思って駆け込み参拝をした結果、御朱印の受付がすでに終了していた——これは一心寺に限らずよくある失敗パターンです。寺務所のスタッフの方は16時ちょうどに受付を締めるのではなく、片付けの時間を考慮して15時40分〜45分ごろに最終受付を切り上げる場合があります。
せっかく足を運んだのに御朱印をいただけないのは残念なので、遅くとも15時30分までの到着を目安にしましょう。午後から参拝する場合は、先に周辺の四天王寺や安居神社を回ってから一心寺に向かうルートだと、時間を逆算しやすいです。余裕を持った計画が、御朱印めぐりを楽しむコツです。
一心寺の歴史と由緒|法然上人が結んだ草庵から800年超の歩み
文治元年(1185年)創建|法然上人が日想観を修した場所
一心寺の歴史は、文治元年(1185年)にまでさかのぼります。浄土宗の開祖・法然上人が、四天王寺の西門付近に草庵を結び、日想観の修行を行ったのが始まりとされています。当時この地は「荒陵(あらはか)」と呼ばれ、上町台地の西端から大阪湾に沈む夕日を一望できる場所でした。
法然上人がこの地を選んだ理由は、まさに日想観に適した地形だったからです。西に開けた台地の端は、遮るものなく水平線に落ちる太陽を望むことができ、極楽浄土を思い描く瞑想の場として理想的でした。御朱印に記される「日想観」の三文字は、この創建の原点を今に伝えています。寺社の歴史を知ってから御朱印を眺めると、一枚の紙に込められた時間の重みを感じられます。
「お骨佛の寺」として知られる理由|明治から続く納骨の伝統
一心寺が「お骨佛(おこつぼとけ)の寺」と呼ばれるのは、納骨されたお骨を用いて阿弥陀如来像を造立する独自の伝統があるからです。明治20年(1887年)に第一期の骨佛が造立されて以来、10年を一期として1体ずつ造られ、現在までに14体の骨佛が安置されています。
宗派を問わず誰でも納骨できるという開かれた姿勢も特徴で、全国から年間数万件の納骨が寄せられています。この仕組みにより、一心寺は「参拝の場」であると同時に「故人を偲ぶ場」としての性格も強く持っています。御朱印めぐりで訪れる際は、骨佛堂で手を合わせる時間も取ると、一心寺の本質に触れることができます。
実は一心寺の骨佛は、戦前に造立された6体が第二次世界大戦の空襲で焼失しています。現在安置されている8体は戦後に造立されたものです。焼失した6体の魂は「骨佛流転碑」に記されており、境内で見つけることができます。戦争の歴史も含めて参拝すると、一心寺への理解がさらに深まります。
正式名称は「坂松山高岳院一心寺」|山号・院号に込められた意味
一心寺の正式名称は「坂松山(ばんしょうざん)高岳院(こうがくいん)一心寺」です。山号の「坂松山」は、寺が建つ坂の上に松が茂っていた風景に由来するとされ、院号の「高岳院」は上町台地の高台に位置することを示しています。いずれも地形と深く結びついた名前です。
御朱印めぐりをしていると、山号や院号は「お寺の正式名称の一部」として目にする機会が多いですが、その意味まで調べる方は少ないかもしれません。山号を知っておくと、他の参拝者や寺務所の方との会話のきっかけにもなります。御朱印帳の余白にメモしておくと、あとで見返したときに思い出しやすくなるのでおすすめです。
法然上人二十五霊場第七番|霊場巡りのなかでの一心寺の位置づけ
一心寺は、法然上人にゆかりのある25か所の寺院を巡る「法然上人二十五霊場」の第七番札所に指定されています。この霊場巡りは近畿地方を中心に点在する寺院を順に参拝するもので、御朱印集めと相性が良い巡礼ルートです。
霊場巡りを目的とする場合は、専用の納経帳を事前に準備しておくと、各寺院で統一されたフォーマットの御朱印をいただけます。一心寺は大阪市内にあるためアクセスが良く、霊場巡りの「最初の一歩」として選ぶ方も多いです。通常の御朱印帳と霊場用の納経帳を両方持参すれば、2種類の御朱印をいただけるので、こだわり派の方にはぜひ試してほしい方法です。
めぐりで見逃せない境内の見どころ5選
現代建築の山門(仁王門)は一心寺のシンボル
一心寺の山門は、従来の寺院建築のイメージを覆すモダンなデザインが特徴です。建築家でもある住職が設計に携わったこの門は、コンクリートと石を組み合わせた現代的な造形で、初めて見る方は「本当にお寺の門?」と驚くことが多いです。
門の両脇には仁王像が安置されていますが、こちらも伝統的な木彫ではなく、彫刻家による現代アート的な作品です。古い歴史と現代の美意識が融合した空間は、写真映えするスポットとしても人気があります。御朱印をいただく前後に、門の細部まで観察してみると新しい発見があるはずです。ただし、門の前は人の出入りが多いため、長時間立ち止まっての撮影は周囲の迷惑にならないよう配慮しましょう。
骨佛堂で手を合わせる|14体の歴史が静かに並ぶ空間
骨佛堂には、明治から令和まで10年ごとに造立された骨佛が安置されています。現存する8体は戦後に造立されたもので、最新の第14期骨佛は令和9年に開眼予定とされています。それぞれの骨佛には、10年間に納骨された方々のお骨が含まれており、一体ごとに時代の重みを感じます。
御朱印めぐりが目的の方でも、骨佛堂には足を運んでほしいスポットです。静かな空間で手を合わせると、御朱印をいただく意味——参拝の証としての重み——をあらためて実感できます。堂内は撮影禁止なので、カメラやスマホはしまって、静かに参拝しましょう。初心者の方にも中級者の方にも、一心寺参拝のハイライトとなる場所です。
日想殿(信徒会館)と三千佛堂|建築好きなら必見のスポット
日想殿は一心寺の信徒会館として建てられた施設で、法要や各種行事が行われています。現代建築の粋を集めた設計で、寺院建築に興味がある方にとっては山門と合わせて見ておきたい建物です。通常は外観のみの見学となりますが、行事の際に内部を見られることもあります。
三千佛堂(講堂)は、三千体の仏像が安置された空間で、圧倒的なスケール感があります。こちらも現代的なデザインが取り入れられており、伝統と革新の共存を体感できます。御朱印めぐりの合間に建築を楽しめるのは、一心寺ならではの魅力です。所要時間は外観の見学だけなら5〜10分、じっくり見るなら20分ほどを見ておくとよいでしょう。
| 見どころ | 所要時間(目安) | 撮影可否 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 山門(仁王門) | 5〜10分 | ○(外観) | ★★★ |
| 骨佛堂 | 10〜15分 | × | ★★★ |
| 本堂 | 5〜10分 | ○(外観) | ★★★ |
| 日想殿 | 5〜10分 | ○(外観) | ★★☆ |
| 三千佛堂 | 10〜20分 | △(要確認) | ★★☆ |
本堂での参拝は御朱印をいただく前の第一歩
一心寺の本堂には、御本尊の阿弥陀如来が安置されています。本堂の前に立つと、正面に御本尊を拝むことができ、静かに手を合わせる時間が持てます。本堂自体は近年改修されており、外観は現代的ですが、堂内は伝統的な浄土宗寺院の厳かな雰囲気が保たれています。
参拝の手順はシンプルです。お賽銭を入れ、合掌して「南無阿弥陀仏」と唱えます。数珠を持っている方は左手にかけて合掌するのが正式ですが、持っていなくても問題ありません。参拝を済ませてから御朱印をいただくことで、「参拝の証」としての御朱印が意味あるものになります。初めての方は5分ほどで十分なので、本堂への参拝を省略せずに行いましょう。
一心寺へのアクセス・駐車場|御朱印めぐりに便利な行き方を比較
電車でのアクセスは3路線から選べる|最寄り駅と所要時間を比較
一心寺へは複数の鉄道路線からアクセスできます。最寄り駅は地下鉄堺筋線「恵美須町駅」で徒歩約8分、地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩約12分、JR・地下鉄御堂筋線「天王寺駅」から徒歩約15分です。
梅田・難波方面から向かう場合は天王寺駅が乗り換えなしで便利ですが、駅から少し歩きます。恵美須町駅が距離的には最短ですが、堺筋線は路線が限られるため、出発地によっては乗り換えが増えます。四天王寺前夕陽ヶ丘駅は、四天王寺の参拝も合わせて計画している場合に効率的です。総合的には、天王寺駅から徒歩で向かうルートが道もわかりやすく、途中に商業施設もあるため初めての方には安心です。
| 最寄り駅 | 路線 | 徒歩時間 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| 恵美須町駅 | 地下鉄堺筋線 | 約8分 | 最短距離で行きたい方 |
| 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 | 地下鉄谷町線 | 約12分 | 四天王寺も回る方 |
| 天王寺駅 | JR・御堂筋線 | 約15分 | 初めての方・乗り換え少なめ |
車で行く場合の駐車場事情|一心寺周辺のコインパーキング情報
一心寺には参拝者専用の駐車場がありますが、台数が限られているため、土日祝日やお彼岸・お盆の時期は満車になることが多いです。確実に駐車したい場合は、周辺のコインパーキングの利用をおすすめします。
天王寺駅周辺にはタイムズやリパークなどのコインパーキングが複数あり、相場は1時間あたり300〜600円程度です。一心寺の参拝と御朱印で所要時間30〜45分とすると、駐車料金は300〜600円で収まる計算です。ただし、周辺の寺社もまとめて回る場合は2〜3時間の駐車が必要になるため、最大料金の設定があるパーキングを選ぶと費用を抑えられます。天王寺公園地下駐車場は最大料金の設定があり、長時間の御朱印めぐりにも向いています。
バスでのアクセスと周辺の回り方|御朱印めぐりに使える路線
大阪シティバスを利用する場合は、「天王寺公園前」バス停が最寄りで、そこから徒歩約10分です。バス路線は本数が多いため、電車と組み合わせて柔軟にルートを組めます。特に、あべのハルカス方面からバスで移動し、一心寺→四天王寺→安居神社と歩いて回るルートは効率的です。
バスの運賃は大人210円で、ICカード(ICOCA・Suicaなど)が使えるので小銭を用意する必要がありません。ただし、土日は道路の混雑でバスが遅延することがあるため、時間に余裕を持ったスケジュールを組みましょう。電車のほうが時間が読みやすいので、移動時間を正確に管理したい方は電車がおすすめです。
一緒に回りたい周辺の寺社めぐりコース
四天王寺は徒歩10分|一心寺御朱印と合わせて回る王道ルート
一心寺から四天王寺までは徒歩約10分の距離で、大阪・天王寺エリアの御朱印めぐりでは王道の組み合わせです。四天王寺は聖徳太子が建立した日本最古の官寺の一つで、御朱印の種類も豊富(10種類以上)。納経料は1体500円からで、複数いただく場合は予算に余裕を持っておきましょう。
効率の良い回り方は、午前中に四天王寺を参拝し(御朱印が複数あるため時間がかかる)、昼食を天王寺駅周辺で済ませてから午後に一心寺を訪れるルートです。四天王寺の拝観は8:30〜16:00(4月〜9月は16:30まで)、一心寺の御朱印受付は9:00〜16:00なので、10時に四天王寺をスタートすれば余裕を持って両方回れます。四天王寺では西門から出ると一心寺方面への動線がスムーズです。
安居神社(真田幸村戦死の地)で御朱印をいただく|一心寺から徒歩3分
一心寺から徒歩わずか3分の場所にある安居神社は、大坂夏の陣で真田幸村(信繁)が最期を迎えた地として知られています。歴史好きの方には外せないスポットで、御朱印には「安居天満宮」の文字と梅の印が押されます。納経料は500円です。
安居神社はこぢんまりとした神社で、参拝と御朱印で所要時間は15〜20分程度です。一心寺のすぐ隣なので、一心寺の参拝ついでに立ち寄るのが効率的です。神社なので参拝作法は「二礼二拍手一礼」で、お寺とは異なる点に注意しましょう。御朱印帳を神社用とお寺用で分けている方は、両方持参するのを忘れずに。
10:00 四天王寺(御朱印2〜3体/所要60〜90分)
→ 徒歩10分 →
12:00 天王寺駅周辺で昼食(60分)
→ 徒歩15分 →
13:15 一心寺(御朱印1体/所要30〜45分)
→ 徒歩3分 →
14:00 安居神社(御朱印1体/所要15〜20分)
→ 徒歩10分 →
14:30 堀越神社(御朱印1体/所要15〜20分)
合計:御朱印5〜6体/所要時間 約4.5時間/納経料合計 1,500〜1,800円
堀越神社・茶臼山周辺まで足を延ばすと1日コースに
時間に余裕がある方は、安居神社からさらに徒歩10分ほどの堀越神社まで足を延ばすと、天王寺エリアの御朱印めぐりが充実します。堀越神社は「一生に一度の願いを聞いてくれる神様」として知られ、御朱印は300円でいただけます。
堀越神社の近くには茶臼山古墳があり、大坂の陣の古戦場としても有名です。歴史散策と御朱印めぐりを組み合わせた1日コースが組めます。さらに健脚の方は、住吉大社(天王寺から電車で約10分)まで足を延ばして、大阪の寺社を一日で網羅するプランも可能です。ただし、御朱印を5体以上いただく場合は御朱印帳の残りページを事前に確認しておきましょう。ページが足りずに書き置きになるのは少しもったいないです。
意外と知られていない一心寺と四天王寺の歴史的なつながり
実は一心寺と四天王寺には、立地以上の深い歴史的つながりがあります。法然上人が草庵を結んだのは「四天王寺西門の西側」で、これは四天王寺の西門が「極楽の東門」と呼ばれていたことと関連しています。四天王寺の西門から西に沈む夕日を拝む「日想観」の修行場として、一心寺の地が選ばれたのです。
つまり、四天王寺と一心寺は「日想観」という浄土信仰で結ばれた一対の存在と言えます。四天王寺の西門で夕日を見て、一心寺で念仏を唱えるという修行の流れがあったわけです。この背景を知ると、両寺を一日で巡る意味がぐっと深まります。御朱印めぐりが単なるコレクションではなく、歴史をたどる旅になる——それが天王寺エリアの魅力です。
※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。
まとめ|一心寺御朱印は大阪天王寺エリアの御朱印めぐりで外せない一体
一心寺の御朱印は、「日想観」の墨書きが特徴的な、浄土宗の信仰の歴史を凝縮した一体です。派手さはありませんが、法然上人がこの地で修行を始めた1185年からの歴史が三文字に込められており、意味を知るほどに味わいが深まる御朱印と言えます。料金500円、受付時間9:00〜16:00で、寺務所で直書きしていただけるのも嬉しいポイントです。
境内には骨佛堂や現代建築の山門など、御朱印以外の見どころも豊富で、参拝全体で30〜45分あればゆっくり回れます。四天王寺や安居神社が徒歩圏内にあるため、天王寺エリアの御朱印めぐりの拠点としても最適な立地です。
この記事の要点を振り返ります。
- 一心寺御朱印は「日想観」の墨書き1種類、納経料500円、直書き対応
- 受付時間は9:00〜16:00、年中無休(15:30までの到着が安心)
- 御朱印の授与場所は山門右手の寺務所、先に本堂で参拝するのがマナー
- 骨佛堂・山門・三千佛堂など境内の見どころも充実
- 最寄り駅は恵美須町駅(徒歩8分)、天王寺駅(徒歩15分)が便利
- 四天王寺(徒歩10分)・安居神社(徒歩3分)と合わせた御朱印めぐりがおすすめ
- 法然上人二十五霊場の第七番札所でもあり、霊場巡りの御朱印もいただける
まずは天王寺駅から一心寺までの15分の道のりを歩くことから始めてみてください。坂を上った先に見える現代的な山門をくぐれば、800年以上の歴史が息づく境内が待っています。御朱印帳と小銭(500円)を忘れずに持って、日想観の御朱印を手に入れましょう。
※御朱印の料金・受付時間・授与形式は変更される場合があります。参拝前に一心寺の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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