「富士山で御朱印をもらいたいけど、どこでもらえるの?」「山頂まで登らないとダメ?」——そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。富士山の御朱印は、山頂の浅間大社奥宮だけでなく、麓の神社や世界遺産構成資産の9社でもいただけます。初穂料は300円〜1,000円、登山なしでも手に入る御朱印も豊富です。この記事では、御朱印富士山をテーマに、もらえる場所・種類・料金・受付時間からモデルコースまで、富士山の御朱印めぐりに必要な情報をすべてお伝えします。
・富士山の御朱印がもらえる神社一覧と各社の特徴
・山頂と麓、それぞれの御朱印の種類・料金・受付時間
・登山なしでも楽しめる御朱印富士山めぐりのモデルコース
・限定御朱印や御朱印帳の入手方法と注意点
御朱印富士山の全体像|山頂から麓まで何種類もらえるか徹底整理

富士山に関連する御朱印は全部で何種類あるのか
富士山に関連する御朱印は、山頂の浅間大社奥宮、麓の富士山本宮浅間大社、北口本宮冨士浅間神社をはじめ、世界遺産構成資産に登録された9社すべてで頒布されています。通常御朱印だけで10種類以上、限定御朱印を含めると20種類を超えるラインナップです。富士山本宮浅間大社では通常1種類の御朱印に加えてオリジナル御朱印帳2種類が用意されており、北口本宮冨士浅間神社では通常御朱印のほかに神玉(初穂料500円)もいただけます。初めて富士山の御朱印めぐりをする方は、まず「山頂系」と「麓系」に分けて考えると計画が立てやすくなります。登山シーズン(7月上旬〜9月上旬)にしかもらえない山頂の御朱印と、年間を通じていただける麓の御朱印では、入手難易度がまったく異なる点に注意してください。
「山頂御朱印」と「麓御朱印」の違いを知っておこう
山頂の御朱印は、富士山頂上浅間大社奥宮と久須志神社の2社で頒布されます。初穂料は各1,000円で、登山シーズンの約2か月間だけの限定頒布です。墨書きに日付が入り、「日本最高峰」の文字が添えられるのが特徴で、登頂の記念としての価値も高いです。一方、麓の神社は年間を通じて参拝可能で、初穂料は300〜500円が相場。富士山本宮浅間大社の受付時間は8:30〜16:30と安定しています。登山が難しい方や冬季に訪れる方は、麓の神社だけでも充実した御朱印めぐりが楽しめます。ただし山頂御朱印は「登らないともらえない」希少性があるため、御朱印集め中級者以上の方には登山シーズンに合わせた計画をおすすめします。
御朱印富士山めぐりの費用感と所要日数の目安
麓の主要5社(富士山本宮浅間大社・北口本宮冨士浅間神社・河口浅間神社・冨士御室浅間神社・山中浅間神社)を車でめぐる場合、御朱印代は合計で1,500〜2,500円程度、所要時間は1日あれば十分回れます。山頂を含める場合は登山に1泊2日が必要で、山小屋代(8,000〜12,000円)と登山装備のレンタル代(5,000〜10,000円)が加わります。公共交通機関を使う場合は、富士急行の「富士山フリーきっぷ」(大人5,500円・3日間有効)が便利です。9社すべてを制覇するなら1泊2日の旅程を組むのが現実的で、初日に静岡側、2日目に山梨側と分けると効率よく回れます。費用は御朱印代・交通費・食事代を合わせて1人あたり15,000〜20,000円が目安です。
世界遺産構成資産9社の御朱印を制覇する意味
2013年に「富士山—信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産に登録された構成資産には、9つの神社が含まれています。すべてを巡ると御朱印帳に「富士山信仰の歴史」が一冊にまとまる達成感があります。9社制覇は特別な認定証などはありませんが、各社の御朱印を並べると富士山信仰の多様さ——浅間信仰・修験道・富士講——が一目でわかり、御朱印帳が「学びの記録」になります。こだわり派の方は、富士山柄のオリジナル御朱印帳(富士山本宮浅間大社で1,500円)を専用帳として使うと統一感が出ます。初心者の方はまず主要3社(本宮浅間大社・北口本宮・河口浅間神社)から始めて、徐々に残りを埋めていくスタイルがおすすめです。
富士山本宮浅間大社の御朱印|全国1,300社の総本宮でいただく一枚
富士山本宮浅間大社の御朱印の種類と初穂料
富士山本宮浅間大社では、通常御朱印1種類をいただけます。初穂料は300円で、本殿右手の社務所にて受付しています。御朱印には「富士山本宮」の朱印と「浅間大社」の墨書きが入り、全国に約1,300社ある浅間神社の総本宮としての格式が感じられる一枚です。オリジナル御朱印帳は2種類あり、どちらも1,500円(御朱印代込み)。富士山と桜をあしらったデザインが人気で、売り切れになることもあります。御朱印帳を購入予定の方は、午前中の早い時間帯に訪れると在庫がある可能性が高いです。書き置きではなく直書きでいただけるため、御朱印帳を忘れずに持参しましょう。
受付時間・アクセス・参拝所要時間を押さえる
御朱印の受付時間は8:30〜16:30です。参拝自体は24時間可能ですが、御朱印をいただくなら受付時間内に社務所へ行く必要があります。アクセスはJR身延線「富士宮駅」から徒歩10分。車の場合は東名高速「富士IC」から約20分で、境内周辺に無料駐車場(約150台)があります。参拝と御朱印受付の所要時間は30〜40分が目安ですが、境内には国の特別天然記念物「湧玉池」もあり、ゆっくり散策するなら1時間は確保したいところです。土日祝日やお正月は御朱印待ちの列ができることがあるため、平日午前中の参拝が待ち時間なくスムーズです。
| 名称 | 富士山本宮浅間大社 |
| 所在地 | 静岡県富士宮市宮町1-1 |
| 御朱印 | 300円(直書き) |
| 拝観時間 | 8:30〜16:30(御朱印受付) |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | JR富士宮駅から徒歩10分 |
湧玉池と桜の名所——御朱印以外の見どころ
富士山本宮浅間大社の境内には、富士山の雪解け水が湧き出す「湧玉池」があり、国の特別天然記念物に指定されています。透明度の高い水面に鯉が泳ぐ光景は、参拝の記念写真スポットとしても人気です。また、御祭神・木花之佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメ)にちなみ、境内には約500本の桜が植えられており、3月下旬〜4月上旬には桜と朱色の楼門が重なる絶景が楽しめます。御朱印だけもらって帰るのはもったいないので、湧玉池の散策路(約10分)はぜひ歩いてください。春に訪れる方は桜の時期に合わせると、御朱印めぐりと花見を同時に楽しめて一石二鳥です。
富士山本宮浅間大社で御朱印をもらう際の失敗しがちなポイント
御朱印帳を忘れて参拝し、書き置き対応を期待したところ「直書きのみ」と言われて御朱印をいただけなかった——という失敗談は少なくありません。富士山本宮浅間大社では基本的に直書き対応のため、御朱印帳の持参は必須です。忘れた場合は社務所でオリジナル御朱印帳(1,500円)を購入すれば対応可能ですが、予定外の出費になります。また、16:30の受付終了時間は厳格に守られており、16:20頃に到着しても「本日の受付は終了しました」と断られるケースがあります。特に冬季は日没が早く、15:30を過ぎると参拝者が減って社務所が早めに閉まる場合もあるため、15:00までの到着を目標にすると安心です。
北口本宮冨士浅間神社の御朱印富士山|山梨側の拠点で味わう富士信仰

北口本宮冨士浅間神社の御朱印と神玉巡礼
北口本宮冨士浅間神社では、通常御朱印(初穂料500円)に加えて、「富士山神玉巡礼」の神玉(初穂料500円)をいただけます。神玉巡礼は富士山周辺の7社を巡って神玉を集めるもので、すべて集めると専用の紐(神紐・初穂料300円)に通して完成させられます。通常御朱印は力強い筆致で「冨士浅間神社」と墨書きされ、富士山の朱印が押されます。吉田口登山道の起点に位置する神社ならではの「登山安全」の意味が込められた一枚です。御朱印集め中級者の方には、通常御朱印と神玉の両方を集めるダブル巡礼がおすすめ。7社すべてを巡ると達成感があり、御朱印帳と神玉の両方で富士山信仰の記録が残せます。
樹齢1,000年の御神木と参道の見どころ
北口本宮冨士浅間神社の参道には、樹齢約1,000年の「富士太郎杉」と「富士夫婦檜」がそびえ立っています。高さ約30m、幹周り約8mの巨木は圧巻で、参道を歩くだけでも「富士山信仰の歴史の深さ」を体感できます。境内には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が富士山を遥拝したとされる大塚丘もあり、古代から続く信仰の痕跡が残っています。御朱印をいただいた後は、奥に進んで吉田口登山道の0合目(登山門)まで足を延ばすと、かつての富士講の人々が歩いた道の始まりを見られます。所要時間は参拝と散策合わせて40〜50分が目安です。
北口本宮冨士浅間神社の「冨」の字は「ワかんむり」で、一般的な「富」とは異なります。これは古来の表記を守っているためで、御朱印にもこの「冨」の字が使われています。御朱印帳に書いていただく際に注目してみてください。
アクセスと周辺の御朱印スポットとのセットプラン
北口本宮冨士浅間神社へのアクセスは、富士急行線「富士山駅」から徒歩約20分、またはバスで5分(「浅間神社前」下車)です。車の場合は中央自動車道「河口湖IC」から約10分で、無料駐車場(約100台)が利用できます。周辺には河口浅間神社(車で15分)や冨士御室浅間神社(車で20分)があり、半日で3社を巡るセットプランが組めます。御朱印代は3社で1,300〜1,500円程度。河口浅間神社は七本杉が有名で、冨士御室浅間神社は富士山最古の社として知られています。山梨側の3社を午前中に回り、午後は河口湖周辺で食事と観光を楽しむのが効率的なプランです。
富士山頂上浅間大社奥宮の御朱印|登頂者だけがもらえる特別な一枚
山頂御朱印の種類・料金・頒布期間
富士山頂上浅間大社奥宮では、登山シーズン(例年7月上旬〜9月上旬)限定で御朱印が頒布されます。初穂料は1,000円で、「富士山頂上 浅間大社奥宮」の墨書きに日付が入ります。また、久須志神社(吉田口・須走口の頂上)でも別の御朱印(1,000円)がいただけるため、山頂だけで2種類の御朱印を入手可能です。山頂のオリジナル御朱印帳も販売されており、富士山の山並みをデザインした限定品は登山者に人気があります。頒布期間は天候や山小屋の営業状況によって前後するため、登山前に富士山本宮浅間大社の公式サイトで最新情報を確認してください。
登山しながら御朱印をもらうための準備と計画
山頂で御朱印をもらうには、当然ながら富士山に登頂する必要があります。登山初心者の場合、最もポピュラーな吉田ルートで登り約6時間・下り約3時間が目安です。御朱印帳は防水のジップロックに入れてザックに収納し、雨や汗で濡れないようにしましょう。山頂の社務所は早朝4:30頃〜14:00頃まで開いていますが、ご来光の時間帯(4:30〜6:00)は混雑するため、6:00以降に並ぶと比較的スムーズです。山小屋で1泊してご来光を見た後に参拝するプランが一般的です。注意点として、悪天候の日は社務所が閉鎖されることがあり、登頂しても御朱印がもらえないケースがあります。日程に余裕を持った計画が重要です。
山頂御朱印をもらう際に知っておきたい注意事項
山頂では現金のみの対応となるため、小銭(1,000円札)を事前に用意しておくのが鉄則です。電子マネーやクレジットカードは使えません。また、高山病で体調を崩すと参拝どころではなくなるため、前日の十分な睡眠と五合目での高度順応(1〜2時間の滞在)が大切です。御朱印帳を2冊以上持参して「代理でもらってほしい」と同行者に頼むケースがありますが、基本的に本人参拝が原則です。混雑時は1人1冊の制限がかかることもあります。なお、登山シーズン外に山頂を目指す「弾丸登山」は遭難リスクが高く、社務所も閉まっているため御朱印はもらえません。安全な時期に正規ルートで登ることが前提です。
山頂の御朱印受付は天候次第で突然閉鎖されることがあります。「登頂=御朱印確定」ではない点を理解しておきましょう。また、富士山の入山料(任意協力金1,000円)は御朱印代とは別です。登山口で支払うと記念品の缶バッジがもらえます。
御朱印富士山の限定御朱印・季節御朱印を見逃さないコツ
富士山周辺の神社で頒布される限定御朱印の傾向
富士山周辺の神社では、季節限定・行事限定の御朱印が増加傾向にあります。富士山本宮浅間大社では例年、桜まつり(4月)や流鏑馬祭(5月)に合わせた限定御朱印が頒布されることがあります。北口本宮冨士浅間神社では、正月限定の金文字御朱印や、夏の富士山開山祭に合わせた特別御朱印が人気です。限定御朱印は通常より初穂料が高め(500〜1,000円)で、書き置きのみの対応が多い傾向にあります。情報収集のコツは、各神社の公式SNS(Instagram・X)をフォローしておくこと。頒布の1〜2週間前に告知されるケースが多く、早い者勝ちの場合もあるため、発表後すぐに日程を押さえると安心です。
月替わり御朱印がある富士山周辺の穴場神社
意外と知られていないけれど、富士山周辺には月替わり御朱印を頒布している小規模な神社がいくつかあります。たとえば、富士吉田市の小室浅間神社では月ごとにデザインが変わるカラフルな御朱印(500円)が話題になっています。毎月1日に新デザインが公開され、SNSで拡散されるとすぐに参拝者が増える人気ぶりです。月替わり御朱印のメリットは「何度でも訪れる理由ができる」こと。富士山周辺に定期的に足を運ぶきっかけになり、季節ごとの富士山の表情も楽しめます。ただし、月替わり御朱印は書き置き対応のところが多く、サイズが御朱印帳に合わない場合があるため、貼り付け用のテープを持参すると便利です。
限定御朱印を集める際の優先順位の付け方
限定御朱印は数が多く、すべてを追いかけるとスケジュールも費用も圧迫されます。優先順位の付け方として、まず「頒布枚数が決まっているもの」は最優先にしましょう。数量限定は再入手が困難だからです。次に「期間限定だが枚数制限なし」のものは、期間内に予定を組めればOK。最後に「月替わり」は毎月チャンスがあるため、焦る必要はありません。初心者の方は限定御朱印に振り回されず、まずは通常御朱印で主要社を巡ることを優先するのがおすすめです。限定御朱印は御朱印めぐりに慣れてから「プラスアルファの楽しみ」として取り入れると、長く続けられます。
登山なしで楽しむ御朱印富士山めぐり|1日モデルコース
静岡側(富士宮ルート)の半日御朱印コース
車を使う場合、富士山本宮浅間大社を起点に半日で3社を巡れます。おすすめルートは、①富士山本宮浅間大社(9:00着・所要40分)→ ②村山浅間神社(車15分・所要20分)→ ③山宮浅間神社(車10分・所要20分)。御朱印代は合計900〜1,500円程度、移動含めて3時間で完了します。富士山本宮浅間大社は前述のとおり見どころが多いため朝一番に訪れ、残りの2社は比較的コンパクトに参拝できます。村山浅間神社は修験道の拠点として栄えた歴史があり、山宮浅間神社は本殿を持たない「遥拝所」スタイルが珍しく、富士山を直接拝む古代の信仰形態を体感できます。ランチは富士宮名物の「富士宮やきそば」で締めくくるのが定番です。
山梨側(河口湖ルート)の半日御朱印コース
山梨側のおすすめルートは、①北口本宮冨士浅間神社(9:00着・所要50分)→ ②河口浅間神社(車15分・所要30分)→ ③冨士御室浅間神社(車10分・所要25分)。3社合わせて御朱印代は1,300〜1,800円程度です。北口本宮は参道の巨木が見事なため朝の清々しい時間帯に訪れるのがおすすめ。河口浅間神社は「天空の鳥居」として有名な絶景スポットが境内奥にあり、富士山と河口湖を一望できます(徒歩20分ほど登る必要あり)。冨士御室浅間神社は河口湖畔に位置し、湖越しに見る富士山が美しいスポット。午後は河口湖周辺のカフェや美術館で過ごすと、観光と御朱印めぐりを両立できるプランになります。
公共交通機関だけで回る場合の現実的なプラン
車なしの場合は富士急行線とバスを組み合わせます。「富士山・富士五湖パスポート」(大人5,500円・3日間有効)を使うと、富士急行線全線とエリア内のバスが乗り放題になるため、交通費を抑えられます。現実的な1日プランは、①富士山駅からバスで北口本宮冨士浅間神社(9:00着)→ ②バスで河口浅間神社(10:30着)→ ③バスで冨士御室浅間神社(12:00着)。バスの本数は1時間に1〜2本と限られるため、事前に時刻表を確認しておくことが必須です。静岡側の富士山本宮浅間大社はJR富士宮駅から徒歩10分とアクセスが良いため、別日に単独で訪れるのが効率的。無理に1日で両側を回ろうとすると移動だけで疲弊するので、「山梨側」と「静岡側」で日を分けるのが公共交通機関派の鉄則です。
| 比較項目 | 静岡側(富士宮) | 山梨側(河口湖) | 山頂 |
|---|---|---|---|
| 御朱印数 | 3〜4種類 | 3〜5種類 | 2種類 |
| 所要時間 | 半日(3〜4時間) | 半日(3〜4時間) | 1泊2日 |
| 費用目安 | 1,000〜2,000円 | 1,500〜2,500円 | 15,000〜25,000円 |
| 難易度 | 初心者向け | 初心者向け | 中〜上級者向け |
| 通年参拝 | ○ | ○ | ×(7〜9月のみ) |
もっと楽しむための御朱印帳選び・保管術
富士山デザインのオリジナル御朱印帳はどこで買える?
富士山をモチーフにしたオリジナル御朱印帳は、富士山本宮浅間大社(1,500円・御朱印込み)と北口本宮冨士浅間神社(1,500円)で購入できます。富士山本宮浅間大社の御朱印帳は、表紙に富士山と桜が描かれた上品なデザインで、ピンク系とブルー系の2色展開。北口本宮冨士浅間神社の御朱印帳は、深い紺色に金色の富士山が箔押しされたシックなデザインが特徴です。富士山専用の御朱印帳として1冊使う場合、蛇腹式(約44ページ)なら麓9社+山頂2社=計11社分を余裕で収められます。富士山の御朱印だけを1冊にまとめると、見返したときに「富士山信仰の記録」として統一感が出るのでおすすめです。
登山中に御朱印帳を守る防水・衝撃対策
富士山登山中の御朱印帳の大敵は「雨」と「汗」です。おすすめの対策は、御朱印帳をジップロック(Lサイズ)に入れ、さらにタオルで包んでザックの中央に収納すること。ザックの外ポケットに入れると雨に濡れやすく、底に入れると圧迫されて折れ曲がるリスクがあります。蛇腹式の御朱印帳は特に折れやすいため、100均で売っている硬質カードケース(B5サイズ)に挟むと安心です。山頂で御朱印をいただいた後は、墨が乾くまで5分ほど待ってから閉じましょう。乾かないまま閉じると隣のページに墨が移る「裏写り」が起きます。はさみ紙(御朱印と一緒にもらえる薄紙)を必ず挟んでから収納してください。
御朱印帳が増えてきたときの保管方法
御朱印帳が5冊、10冊と増えてくると保管場所に悩む方が多いです。基本は「直射日光を避け、湿気の少ない場所に立てて保管」すること。本棚にブックエンドで立てるのがもっとも手軽で、背表紙に寺社名が見えるため探しやすいです。蛇腹式の御朱印帳は立てると開きやすいため、ゴムバンドで留めておくと崩れません。富士山の御朱印帳を「シリーズ化」している方は、年度別や地域別にまとめて100均の箱に入れると管理しやすくなります。注意点として、御朱印帳を密閉容器に入れるとカビが生えることがあるため、通気性のある布袋やオープンシェルフでの保管がおすすめです。
めぐりで押さえておきたい参拝マナーと基礎知識
御朱印をいただく前に必ず参拝するのが基本ルール
御朱印は「参拝の証」であるため、社務所に直行して御朱印だけもらうのはマナー違反です。必ず本殿(拝殿)で参拝を済ませてから御朱印をいただきましょう。正しい参拝の手順は、①鳥居の前で一礼 → ②参道は端を歩く → ③手水舎で手と口を清める → ④拝殿で「二拝二拍手一拝」→ ⑤社務所で御朱印をいただく、の5ステップです。富士山周辺の神社は境内が広いところが多いため、参拝してから社務所に向かうと10〜15分かかることもあります。受付終了時間から逆算して余裕を持って到着しましょう。「参拝せずに御朱印だけ」は神職の方にもわかるものなので、短い時間でも丁寧に参拝する姿勢が大切です。
初穂料の渡し方とお釣り問題を解決する準備
御朱印の初穂料(300〜1,000円)は、できるだけお釣りが出ないように小銭を用意しておくのがマナーです。特に山頂の浅間大社奥宮では両替ができないため、登山前にコンビニで崩しておくのが鉄則。麓の神社でもお釣り対応はしてくれますが、1万円札を出すと少し気まずい空気になることがあります。理想は100円玉と500円玉を多めに持っておくこと。御朱印代の相場は神社で300〜500円、山頂で1,000円なので、5社巡る場合は2,000〜3,000円分の小銭があれば安心です。また、初穂料を渡すタイミングは「御朱印帳を預けるとき」が一般的ですが、神社によって異なるため、受付の指示に従いましょう。
拝観時間ギリギリに行って断られないための時間管理
富士山周辺の神社の御朱印受付時間は概ね9:00〜16:30ですが、16:00頃には片付けを始める社務所もあります。「受付は16:30まで」と書かれていても、実質的に16:00が最終ラインと考えておくのが安全です。特に冬季(11月〜2月)は日没が早いため、15:30を過ぎると社務所が閉まるケースが報告されています。複数社を巡る場合は、最初の神社に9:00到着を目標にし、1社あたり40〜60分で計算すると無理のないスケジュールが組めます。もし「時間ギリギリかも」と思ったら、到着前に電話で確認するのも有効です。無理に駆け込むより、翌日に改めて参拝するほうが気持ちよく御朱印をいただけます。
御朱印は「スタンプラリー」ではありません。集めることが目的化すると、肝心の参拝がおざなりになりがちです。1社1社の参拝を丁寧に行い、その場の空気を感じることが御朱印めぐりの本質。急いで回るより、少ない社数でも心を込めて参拝するほうが満足度は高くなります。
※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。
まとめ|御朱印富士山めぐりは「麓3社」から始めよう
御朱印富士山めぐりは、山頂の特別な2枚から麓の世界遺産9社まで、幅広い楽しみ方ができるのが魅力です。登山なしでも充実した御朱印めぐりが可能で、初心者の方は麓の主要3社(富士山本宮浅間大社・北口本宮冨士浅間神社・河口浅間神社)から始めるのがおすすめです。慣れてきたら残りの構成資産を少しずつ巡り、登山経験者は山頂の浅間大社奥宮に挑戦してみてください。
この記事のポイントをまとめます。
- 富士山の御朱印は「山頂系」(2種・登山シーズン限定・各1,000円)と「麓系」(9社以上・通年・300〜500円)に分かれる
- 富士山本宮浅間大社は全国浅間神社の総本宮。受付8:30〜16:30、直書きのみ、御朱印帳必須
- 北口本宮冨士浅間神社では「富士山神玉巡礼」(7社)も楽しめる
- 山頂御朱印は天候次第で頒布中止になるため、日程に余裕を持つこと
- 静岡側・山梨側それぞれ半日で3社巡れるモデルコースがある
- 御朱印帳の防水対策(ジップロック+タオル)は登山時の必須装備
- 受付時間は16:30でも実質16:00がラインと心得る
最初の一歩としておすすめなのは、アクセスが良く見どころも多い「富士山本宮浅間大社」への参拝です。JR富士宮駅から徒歩10分、湧玉池や桜並木も楽しめて、初めての富士山御朱印めぐりにぴったりのスタート地点になります。まずは1社から気軽に始めて、富士山信仰の歴史に触れる御朱印めぐりを楽しんでください。
※御朱印の初穂料・受付時間・頒布内容は変更される場合があります。参拝前に各神社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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