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鎌倉五山の御朱印は全部で何種類?|4寺院の料金・受付時間・効率ルートまとめ

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「鎌倉五山を1日で全部回れるの?」「御朱印は5つ全部もらえる?」——鎌倉の臨済宗五大寺院をめぐる御朱印旅は、歴史好きにも御朱印ファンにも人気のコースです。ただし、5寺院のうち1つは御朱印を授与していないなど、事前に知っておかないと現地で戸惑うポイントがいくつかあります。この記事では、鎌倉五山の御朱印情報・拝観料・効率の良い巡り方・所要時間まで、初めての方でも迷わず回れるよう丸ごと解説します。

⛩️ この記事でわかること

・鎌倉五山5寺院それぞれの御朱印の種類・初穂料・受付時間
・御朱印がもらえない寺院とその理由
・1日で効率よく回るモデルルートと所要時間
・初心者〜こだわり派まで楽しめる鎌倉五山めぐりのコツ

目次

鎌倉五山とは?御朱印めぐりの前に知っておきたい基本知識

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鎌倉五山の「五山制度」は中国から伝わった寺格ランキング

鎌倉五山とは、鎌倉にある臨済宗の五大寺院を格付けした制度です。もともとは中国・南宋の「五山十刹」制度を手本に、鎌倉幕府が国内の禅寺にランクを設けたのが始まりです。現在の序列は室町幕府3代将軍・足利義満の時代(1386年)に確定しました。第一位から順に建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の5寺院で構成されています。京都にも「京都五山」がありますが、鎌倉五山は鎌倉幕府の武家文化と密接に結びついている点が特徴です。拝観エリアが鎌倉市内にコンパクトにまとまっているため、1日で5寺院すべてを回れるのが御朱印ファンにとって大きな魅力です。

5寺院はすべて臨済宗——宗派を知ると御朱印の見方が変わる

鎌倉五山はすべて臨済宗の寺院ですが、それぞれ異なる派に属しています。建長寺は建長寺派の大本山、円覚寺は円覚寺派の大本山で、浄智寺は円覚寺派、浄妙寺は建長寺派、寿福寺は臨済宗建長寺派です。臨済宗は座禅を重視する宗派のため、御朱印も派手な絵柄のものは少なく、力強い墨書きが中心になります。書かれる文字は御本尊の名前や堂宇の名前が多く、「南無地蔵菩薩」「寶冠釈迦如来」などの文字から、その寺院が何を大切にしているかが読み取れます。御朱印を受け取ったあと、書かれている文字の意味を調べると、参拝の記憶がぐっと深まります。

鎌倉五山の御朱印めぐりは「半日〜1日」で完結できるコンパクトさ

鎌倉五山の5寺院は、北鎌倉駅〜鎌倉駅の間に点在しており、最も離れた浄妙寺でも鎌倉駅からバスで約10分の距離です。全寺院を徒歩で回った場合の総移動距離は約6km、所要時間は拝観込みで5〜6時間が目安です。朝9時にスタートすれば14〜15時には全行程を終えられるため、午後に鎌倉グルメやお土産探しの時間を確保できます。ただし、各寺院の拝観にじっくり時間をかけたい場合は丸1日を見ておくと安心です。御朱印の受付終了時間は16:00〜16:30の寺院が多いため、15時以降のスタートはおすすめしません。

御朱印がもらえるのは「4寺院」——寿福寺は現在授与なし

鎌倉五山で注意すべき最大のポイントは、第三位の寿福寺が現在御朱印を授与していないことです。寿福寺は境内の一般公開も限定的で、通常は参道と裏手の墓地(北条政子・源実朝の墓と伝わるやぐら)のみ見学可能です。御朱印をいただけるのは建長寺・円覚寺・浄智寺・浄妙寺の4寺院になります。「5つコンプリートしたい」と思って行くと肩透かしを食らうため、事前に知っておくことが大切です。ただし、寿福寺の参道は鎌倉屈指の美しさと言われる石畳があり、御朱印はなくても立ち寄る価値は十分あります。

鎌倉五山の御朱印を全種類紹介|各寺院でもらえる御朱印の特徴

第一位・建長寺の御朱印は6種類以上——巡礼印も充実

建長寺は鎌倉五山の筆頭にふさわしく、御朱印の種類が最も豊富です。メインとなる御本尊「南無地蔵菩薩」の御朱印に加え、「南無釈迦牟尼佛」「びんずる尊者」など複数の御朱印を授与しています。さらに鎌倉三十三観音(第28番)、鎌倉二十四地蔵尊(第9・10・11番)、鎌倉十三仏(第8番・閻魔大王)の巡礼印もいただけます。初穂料は各300〜500円です。御朱印の受付場所は拝観受付を入ってすぐ右手の朱印所で、8:30〜16:30まで対応しています。種類が多いので、初めての方は御本尊の「南無地蔵菩薩」を1つ受けるだけでも十分です。

第二位・円覚寺は「弘法筆」の力強い墨書きが魅力

円覚寺の御朱印は「寶冠釈迦如来」が代表的です。力強く太い筆致で書かれることが多く、御朱印ファンの間でも人気の高い一枚です。このほか、鎌倉三十三観音(第33番)、鎌倉二十四地蔵尊(第14番)、東国花の寺百ヶ寺(鎌倉第4番)の巡礼印も授与しています。初穂料は各300〜500円です。受付場所は拝観入口を入ってすぐ左の朱印所で、受付時間は9:00〜16:00頃までです。円覚寺は境内が広く、奥の黄梅院まで行くと別の御朱印をいただける場合もあります。また、円覚寺オリジナルの御朱印帳(1,500〜2,000円)もデザインが美しいと評判です。

第四位・浄智寺は鎌倉七福神「布袋尊」の御朱印が人気

浄智寺で最も人気なのは、鎌倉七福神の「布袋尊」の御朱印です。境内奥の洞窟にある布袋さまのお腹を撫でると御利益があるとされ、その参拝とセットで御朱印を受ける方が多いです。御本尊「曇華殿」の御朱印のほか、鎌倉三十三観音(第31番)、鎌倉二十四地蔵尊(第12番)、東国花の寺百ヶ寺(鎌倉第3番)の巡礼印もあります。初穂料は各300〜500円。受付時間は9:00〜16:30です。浄智寺は他の寺院に比べて静かで落ち着いた雰囲気があるため、御朱印をいただく際もゆったりとした時間を過ごせます。

第五位・浄妙寺は「釈迦如来」の正統派御朱印が特徴

浄妙寺の御朱印は御本尊「釈迦如来」がメインです。書風は端正で落ち着いた印象の御朱印をいただけます。鎌倉三十三観音(第9番)、鎌倉十三仏(第2番・釈迦如来)の巡礼印にも対応しています。初穂料は各300〜500円。受付時間は9:00〜16:30です。浄妙寺は境内に「石窯ガーデンテラス」というカフェレストランがあり、英国式庭園を眺めながらお茶ができるユニークな寺院です。拝観料も100円と鎌倉五山の中で最も安いため、気軽に訪れやすいのが特徴です。ただし、他の4寺院から離れた場所にあるため、ルート設計では最後に回すのが効率的です。

📖 知っておくと楽しい豆知識

意外と知られていないけれど、鎌倉五山の御朱印は「直書き」が基本です。最近は書き置き対応の寺院も増えていますが、建長寺・円覚寺・浄智寺・浄妙寺では御朱印帳に直接書いていただけることが多いです。混雑時には書き置き対応になる場合もあるため、直書き希望の方は平日午前中の参拝がおすすめです。

拝観料・受付時間・アクセスを一覧比較|御朱印めぐり計画に必須の情報

鎌倉五山の拝観料・受付時間・アクセスを一覧比較|御朱印めぐり計画に必須の情報の解説画像
寺院名(格位) 拝観料 拝観時間 御朱印 最寄り駅
建長寺(第一位) 500円 8:30〜16:30 6種類以上 北鎌倉駅 徒歩15分
円覚寺(第二位) 500円 9:00〜16:30 4種類以上 北鎌倉駅 徒歩1分
寿福寺(第三位) 志納 8:30〜16:30 授与なし 鎌倉駅 徒歩10分
浄智寺(第四位) 200円 9:00〜16:30 5種類以上 北鎌倉駅 徒歩8分
浄妙寺(第五位) 100円 9:00〜16:30 3種類以上 鎌倉駅からバス10分

拝観料の合計は1,300円——鎌倉五山は意外とリーズナブル

5寺院すべてを回った場合の拝観料合計は約1,300円です(建長寺500円+円覚寺500円+寿福寺は志納+浄智寺200円+浄妙寺100円)。御朱印代を加えても、4寺院×500円=2,000円で、拝観料と合わせて合計約3,300円が1日の予算目安になります。鎌倉の人気寺院の中には拝観料が300〜500円のところもあるため、五山はトータルで見ると割安です。交通費は北鎌倉駅〜鎌倉駅間の移動であれば徒歩で済むため、浄妙寺へのバス代(200円程度)のみ追加で見ておけば十分です。

受付時間は「9:00〜16:30」が標準——建長寺だけ朝8:30スタート

鎌倉五山の拝観時間は、建長寺のみ8:30開門で、他の3寺院は9:00からです。閉門はすべて16:30ですが、御朱印の受付は閉門の15〜30分前に終了する場合があります。確実に御朱印をいただくには16:00までに朱印所に到着しておくのが安全です。季節によっては冬季の閉門時間が早まることもあるため、11月〜2月に訪れる場合は各寺院の公式サイトで最新情報を確認してください。朝一番に建長寺から回り始めるプランなら、8:30の開門直後は参拝者が少なく、御朱印を待たずにいただける利点もあります。

アクセスは北鎌倉駅が起点——3寺院が徒歩圏内に集中

鎌倉五山のアクセス起点はJR横須賀線の北鎌倉駅です。北鎌倉駅から円覚寺は徒歩わずか1分(駅を出てすぐ右手)、浄智寺は徒歩約8分、建長寺は徒歩約15分と、3寺院が駅から歩ける範囲に集まっています。寿福寺は鎌倉駅寄りで、北鎌倉駅から徒歩20分または鎌倉駅から徒歩10分の距離です。浄妙寺だけは鎌倉駅東口からバス(京急バス「鎌倉23系統」金沢八景行き)で約10分、「浄明寺」バス停下車すぐです。東京駅からのアクセスはJR横須賀線で北鎌倉駅まで約55分と、都心からの日帰り旅行にもちょうど良い距離です。

1日で回る最短ルート|御朱印4つを効率よく集めるモデルコース

おすすめルートは「北鎌倉スタート→南下」が鉄板

鎌倉五山を効率よく回るなら、北鎌倉駅を起点に南へ移動していくルートがベストです。具体的には、①円覚寺(北鎌倉駅徒歩1分)→②浄智寺(円覚寺から徒歩7分)→③建長寺(浄智寺から徒歩8分)→④寿福寺(建長寺から徒歩15分)→⑤浄妙寺(鎌倉駅からバス10分)の順番です。この順番なら移動のロスがほぼゼロで、最後にバスを使うのは浄妙寺行きの1回だけです。逆回りだと、朝の浄妙寺が9:00スタートかつバス移動が最初に来るため、計画が立てにくくなります。

所要時間の目安は「5時間半」——各寺院40〜60分で計算

モデルコースの所要時間内訳は次の通りです。円覚寺(拝観+御朱印で50分)→移動7分→浄智寺(40分)→移動8分→建長寺(60分)→移動15分→寿福寺(20分・拝観のみ)→移動10分+バス10分→浄妙寺(40分)。合計は移動込みで約5時間半です。建長寺は境内が広く奥の半僧坊まで行くとさらに30分かかるため、じっくり派は6時間以上を見てください。9:00にスタートすれば14:30〜15:00頃には全行程が完了するので、帰りに小町通りで食べ歩きを楽しむ時間的余裕も生まれます。

雨の日・混雑日に使える「2日に分けて回る」プラン

週末や紅葉シーズン(11月下旬〜12月上旬)は北鎌倉エリアが混雑し、御朱印の待ち時間が20〜30分になることもあります。急がず楽しみたい方には、1日目に北鎌倉エリア(円覚寺・浄智寺・建長寺)、2日目に鎌倉エリア(寿福寺・浄妙寺)と2日に分けるプランがおすすめです。特に雨の日は石段や山道が滑りやすくなるため、北鎌倉エリアだけでも十分1日の充実したプランになります。2日に分ければ各寺院の庭園や建築をじっくり鑑賞でき、御朱印巡りが「スタンプラリー化」するのを防げます。

⚠️ 参拝マナー・注意点

拝観時間ギリギリに到着して御朱印の受付が終了していた、という失敗パターンは鎌倉五山めぐりでよく聞きます。特に最後の寺院に回しがちな浄妙寺は16:00頃に朱印所が閉まることがあるため、遅くとも15:30までには到着するようスケジュールを組みましょう。

御朱印帳は2冊持ちも検討——巡礼印を集めるなら専用帳を

鎌倉五山の御朱印はすべて通常の御朱印帳にいただけますが、鎌倉三十三観音や鎌倉二十四地蔵尊の巡礼印も合わせて集めたい方は、巡礼専用の御朱印帳を別に用意するのが便利です。専用帳は鎌倉の主要寺院や鎌倉駅周辺の仏具店で購入できます(1,500〜2,000円程度)。通常の御朱印帳1冊で五山の印だけを集めるなら、4ページで済むため容量の心配は不要です。初心者の方は無理に巡礼印まで集めず、まずは各寺院の御本尊の御朱印を1つずつ集めることから始めると、達成感を味わいやすいです。

御朱印めぐりで失敗しないための7つのポイント

鎌倉五山の御朱印めぐりで失敗しないための7つのポイントの解説画像

御朱印帳を忘れたら「書き置き」対応になる——御朱印帳は必ず持参

御朱印帳を忘れて書き置き(紙で渡される御朱印)しかもらえなかった、というのは鎌倉五山めぐりでよくある失敗です。書き置きでも御朱印としての価値は同じですが、直書きに比べると御朱印帳への貼り付けが必要になり、のりやテープの劣化で剥がれるリスクもあります。御朱印帳は出発前に必ずカバンに入れたか確認しましょう。万が一忘れた場合は、円覚寺や建長寺で御朱印帳を購入できるため(1,500〜2,000円)、現地調達という手もあります。ただし選べる種類が限られるので、お気に入りの御朱印帳がある方は忘れずに持参してください。

小銭の準備は必須——お釣りなしが参拝マナー

御朱印の初穂料は300〜500円で、基本的にお釣りは出ますが、小銭を用意しておくのがマナーとされています。5寺院を回ると御朱印代だけで最大2,000円(4寺院×500円)、拝観料と合わせて3,300円程度必要です。1,000円札3枚と100円玉・500円玉を数枚用意しておくとスムーズです。拝観料の支払いに電子マネーが使える寺院はほぼないため、現金は多めに持っておきましょう。お賽銭用の5円玉や50円玉も5〜10枚あると、各寺院の本堂で参拝する際に困りません。

写真撮影のルールは寺院ごとに異なる——確認してから撮影を

鎌倉五山の各寺院は、写真撮影のルールがそれぞれ異なります。境内の風景撮影はおおむねOKですが、本堂内部や仏像の撮影は禁止されている場所が多いです。建長寺の法堂天井画(雲龍図)は撮影可能ですが、三脚使用は禁止です。御朱印帳に書いてもらっている最中の撮影も、お断りされる場合があります。「撮影禁止」の表示がなくても、仏像や祭壇に向かってカメラを構える前に一声かけるのがマナーです。SNS投稿も、寺院によっては制限がある場合があるため、不安なときは受付で確認しましょう。

季節で変わる鎌倉五山の魅力——紅葉と新緑がベストシーズン

鎌倉五山を訪れるベストシーズンは、紅葉の11月下旬〜12月上旬と、新緑の4月下旬〜5月です。特に円覚寺は紅葉の名所として有名で、山門前の階段が赤や黄色に染まる景色は圧巻です。建長寺の半僧坊からは鎌倉の街と相模湾を一望でき、秋晴れの日は富士山まで見えます。ただし紅葉シーズンの週末は円覚寺・建長寺とも混雑し、拝観に入るだけで10〜15分待ちになることがあります。混雑を避けたい方は平日、または梅雨入り前の6月上旬がアジサイとの組み合わせも楽しめるおすすめの時期です。

Q. 鎌倉五山の御朱印は書き置きですか?直書きですか?
A. 建長寺・円覚寺・浄智寺・浄妙寺の4寺院とも、基本的には御朱印帳への直書きに対応しています。ただし、正月やゴールデンウィーク、紅葉シーズンなどの混雑時は書き置き対応になることがあります。直書き希望の方は平日の午前中に訪れると確率が高いです。

各寺院の見どころ|御朱印だけじゃもったいない境内の魅力

建長寺——日本初の禅寺は「三門」と「半僧坊」が圧巻

建長寺は1253年に北条時頼が開基した日本初の本格的な禅宗専門道場です。境内に入ってまず目を引くのが、高さ約30mの三門(山門)。重厚な楼門は江戸時代に再建されたもので、その下をくぐると邪気が払われるとされています。法堂の天井には小泉淳作画伯による「雲龍図」が描かれており、畳80畳分の巨大な龍が見る者を圧倒します。時間に余裕がある方は奥の半僧坊まで足を延ばしてみてください。約250段の石段を上った先には天狗の像が並び、展望台からは相模湾と富士山の絶景が広がります。半僧坊の往復には30分ほどかかりますが、建長寺を訪れるなら一度は行っておきたいスポットです。

円覚寺——国宝の舎利殿と四季折々の花が美しい禅寺

円覚寺は1282年に北条時宗が元寇の戦死者を弔うために創建した寺院です。最大の見どころは国宝の舎利殿で、鎌倉唯一の国宝建造物です(通常は非公開、正月と11月の特別公開のみ)。山門は圧倒的な存在感で、階段下から見上げる姿が定番の撮影スポットになっています。境内は自然が豊かで、梅(2〜3月)→桜(3〜4月)→新緑(5月)→アジサイ(6月)→紅葉(11〜12月)と、四季を通じて花と木々が楽しめます。方丈庭園「心字池」の前に座ってぼんやり過ごす時間も、禅寺ならではの贅沢です。

浄智寺——鎌倉七福神の布袋さまと苔むす石段の静寂

浄智寺は1281年に北条宗政の子・師時が創建した寺院で、鎌倉五山の中では最も静かで素朴な雰囲気を持っています。入口の石段は両脇に苔が生え、夏場は緑のトンネルのようになります。奥に進むと「布袋の井戸」と呼ばれる洞窟があり、中の布袋尊像は笑顔でお腹を突き出しています。このお腹を撫でると元気がもらえるとされ、鎌倉七福神めぐりの一環で訪れる方も多いです。本堂には三世仏坐像(阿弥陀・釈迦・弥勒)が安置されており、過去・現在・未来を表すこの三体は、浄智寺の独特な信仰を物語っています。観光客の少ない穴場的な寺院なので、静かに参拝したい方に向いています。

浄妙寺——石窯パンとイングリッシュガーデンが楽しめる異色の禅寺

浄妙寺は1188年に足利義兼が創建した寺院で、五山の中では最も格位が低いものの、独自の魅力を持っています。境内奥にある「石窯ガーデンテラス」は元貴族の邸宅を改装したレストランで、自家製石窯パンやケーキを英国式庭園を眺めながら楽しめます。禅寺でアフタヌーンティーという意外な組み合わせは、御朱印めぐりの休憩にぴったりです。本堂裏手の喜泉庵では枯山水庭園を眺めながら抹茶(600円・お菓子付き)をいただけます。御朱印めぐりのゴールとして訪れ、ゆっくりお茶を飲んで1日の疲れを癒す過ごし方がおすすめです。

📍 寺社情報

名称 巨福山 建長寺(鎌倉五山第一位)
所在地 神奈川県鎌倉市山ノ内8
御朱印 300〜500円(直書き対応)
拝観時間 8:30〜16:30
拝観料 大人500円 / 小中学生200円
アクセス JR北鎌倉駅から徒歩15分

御朱印めぐりを「もっと深く」楽しむ方法|初心者・中級者・こだわり派別ガイド

初心者向け:まずは北鎌倉3寺院だけでOK——無理に全部回らない

御朱印めぐりが初めての方は、まず北鎌倉エリアの3寺院(円覚寺・浄智寺・建長寺)だけを回るプランがおすすめです。この3寺院だけなら所要時間は約3時間で、午前中に完了します。御朱印のもらい方に不安がある方も、最初の円覚寺で流れをつかめば、あとはスムーズです。御朱印をいただく手順は「朱印所で御朱印帳を開いて渡す→参拝する→受取る→初穂料を納める」というシンプルなものです。初めての方は「御朱印をお願いします」と一言添えれば大丈夫。無理に1日で5寺院すべてを回ろうとせず、自分のペースで楽しむことが御朱印めぐりを長く続けるコツです。

中級者向け:鎌倉三十三観音・二十四地蔵尊の巡礼印もセットで集める

すでに御朱印集めに慣れている中級者の方には、鎌倉五山めぐりと同時に「鎌倉三十三観音」「鎌倉二十四地蔵尊」の巡礼印を集めるのがおすすめです。建長寺は三十三観音第28番・二十四地蔵第9〜11番、円覚寺は三十三観音第33番・二十四地蔵第14番、浄智寺は三十三観音第31番・二十四地蔵第12番、浄妙寺は三十三観音第9番に該当します。1回の訪問で複数の巡礼印をいただけるため、効率的に巡礼を進められます。巡礼用の専用納経帳を1冊用意しておくと管理が楽です。

こだわり派向け:「鎌倉十三仏」と「東国花の寺」を組み合わせる

さらに深く楽しみたいこだわり派の方は、「鎌倉十三仏霊場」「東国花の寺百ヶ寺」の御朱印も同時に集めてみてください。建長寺は鎌倉十三仏第8番(閻魔大王)、浄妙寺は第2番(釈迦如来)、浄智寺と円覚寺は東国花の寺に含まれています。これらすべてを合わせると、1日で10種類以上の御朱印を集めることも可能です。ただし、すべての巡礼印を一度に集めようとすると慌ただしくなり、寺院の雰囲気を味わう余裕がなくなります。「今日は五山の御本尊だけ」「次回は巡礼印を追加で」と分けて訪問するのが、こだわり派の楽しみ方です。

⛩️ 御朱印めぐり帖調べ:鎌倉五山 御朱印データ比較

建長寺:御朱印6種類以上/初穂料300〜500円/受付8:30〜16:30
円覚寺:御朱印4種類以上/初穂料300〜500円/受付9:00〜16:00頃
浄智寺:御朱印5種類以上/初穂料300〜500円/受付9:00〜16:30
浄妙寺:御朱印3種類以上/初穂料300〜500円/受付9:00〜16:30
寿福寺:御朱印なし(参道・墓地のみ見学可)
※2026年5月時点の情報です。変更の可能性があるため、最新情報は各寺院へお問い合わせください。

合わせて楽しみたい周辺スポット・グルメ情報

北鎌倉エリアのランチは「精進料理」か「古民家カフェ」で

鎌倉五山の北鎌倉エリアを回ったあとのランチには、禅寺めぐりの余韻を楽しめる精進料理や古民家カフェがおすすめです。北鎌倉駅周辺には雰囲気の良い飲食店が点在しており、築100年超の古民家を改装したカフェでは、手作りケーキや季節のランチプレートを庭を眺めながら味わえます。予算は精進料理が2,000〜3,500円、カフェランチが1,200〜1,800円が目安です。北鎌倉は鎌倉駅前に比べて混雑が少なく、待ち時間なしで入れる店も多いのが利点です。五山めぐりの途中で昼食を取るなら、建長寺を出た後(3寺院目の後)がタイミング的にちょうど良いです。

小町通りは御朱印めぐりの「ご褒美タイム」に最適

鎌倉五山を回り終えたら、鎌倉駅前の小町通りでご褒美タイムを過ごすのが定番です。全長約360mの商店街には250以上の店舗が並び、食べ歩きグルメからお土産、和雑貨まで揃います。御朱印帳ケースや御朱印帳バンドなど、御朱印グッズを扱う雑貨店もあるため、次の御朱印めぐりに向けたアイテム探しもできます。小町通りの食べ歩きで人気なのは、しらすコロッケ(200〜300円)、抹茶ソフトクリーム(400〜500円)、鎌倉焼き(65円)などです。ただし週末の14〜16時は混雑のピークなので、平日か早めの時間帯がゆっくり楽しめます。

鎌倉五山+αで「鎌倉七福神めぐり」も同日に回れる

鎌倉五山の浄智寺は鎌倉七福神の1つ(布袋尊)にもなっているため、五山めぐりのついでに七福神めぐりもスタートできます。鎌倉七福神は鶴岡八幡宮(弁財天)・宝戒寺(毘沙門天)・妙隆寺(寿老人)・本覚寺(恵比寿)・長谷寺(大黒天)・御霊神社(福禄寿)・浄智寺(布袋尊)の7箇所です。五山めぐりと七福神めぐりを1日で全部回るのは体力的にハードですが、「五山4つ+七福神から数カ所」なら組み合わせ可能です。特に鶴岡八幡宮と宝戒寺は鎌倉駅から近いため、五山のあとに追加で回りやすいスポットです。

📖 知っておくと楽しい豆知識

実は、鎌倉五山の格付け順位は歴史の中で何度も入れ替わっています。現在の序列が確定したのは1386年の足利義満の時代ですが、それ以前は浄智寺が第四位ではなく第三位だった時期もあります。「格付け」というと固定的なイメージがありますが、時の権力者の意向で変動するものだったのです。

※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。

まとめ|鎌倉五山の御朱印めぐりは「歴史×御朱印×鎌倉散策」を一度に楽しめる贅沢なコース

鎌倉五山の御朱印めぐりは、鎌倉時代から続く禅宗文化に触れながら、美しい境内と味わい深い御朱印を楽しめる充実のコースです。5寺院が鎌倉市内にコンパクトにまとまっているため、1日で回りきれる達成感と、各寺院の個性を比べる楽しさの両方を味わえます。

寿福寺が現在御朱印を授与していない点だけ事前に把握しておけば、現地で慌てることはありません。御朱印をいただけるのは建長寺・円覚寺・浄智寺・浄妙寺の4寺院で、初穂料は各300〜500円、拝観料の合計は約1,300円と、コストパフォーマンスも優れています。

最後に、鎌倉五山の御朱印めぐりで押さえておきたいポイントをまとめます。

  • 鎌倉五山は建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の5寺院。御朱印がもらえるのは寿福寺を除く4寺院
  • 北鎌倉駅スタート→南下ルートが最も効率的。所要時間は約5時間半
  • 拝観料合計は約1,300円、御朱印代は4寺院で最大2,000円。合計3,300円が予算目安
  • 受付時間は9:00〜16:30が標準。建長寺のみ8:30から。16:00までに最後の寺院に着くこと
  • 直書き対応が基本だが、混雑時は書き置きになる場合あり。平日午前がベスト
  • 鎌倉三十三観音・二十四地蔵尊・十三仏の巡礼印も同時に集められる
  • 紅葉シーズン(11月下旬〜12月上旬)と新緑(4〜5月)がベストシーズン

まずは北鎌倉駅に降り立って、円覚寺の山門を見上げるところから始めてみてください。駅から徒歩1分で最初の御朱印をいただけるアクセスの良さは、鎌倉五山ならではの魅力です。鎌倉の歴史と禅の空気を感じながら、自分だけの御朱印帳を充実させていく——そんな休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

御朱印集めをきっかけに神社仏閣の世界にハマった参拝好き。御朱印のデザインや歴史的な背景はもちろん、参拝マナーやアクセス情報など、初めての方にもわかりやすい記事を心がけています。

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