「豊国神社の御朱印って何種類あるの?」「限定御朱印はいつもらえる?」——豊臣秀吉公を祀る京都・豊国神社は、御朱印の種類が豊富なことでも知られています。通常御朱印に加えて、毎月18日の月命日限定や骨喰藤四郎の御朱印など、集める楽しみが詰まった神社です。この記事では、豊国神社御朱印の全種類・初穂料・受付時間から、限定御朱印の入手方法、アクセス情報、周辺の御朱印スポットまで、初めて参拝する方にもわかりやすく整理しました。
・豊国神社の御朱印全種類と初穂料(300円〜1,000円)の一覧
・毎月18日・正月三が日・9月18日の限定御朱印の入手方法
・骨喰藤四郎の御朱印帳の詳細とデザインの特徴
・御朱印の受付時間・アクセス・周辺スポットまで網羅
豊国神社の御朱印は全部で何種類?|通常から限定まで一覧で紹介

豊国神社では、通常御朱印のほかに骨喰藤四郎や刀剣めぐり、夫婦御朱印など複数の御朱印が用意されています。限定御朱印を含めると6種類以上になり、一度の参拝ですべてをいただくことも可能です。ここでは各御朱印の特徴と初穂料を整理します。
通常御朱印は初穂料300円|「豊国神社」の墨書きが映える定番の一枚
豊国神社の通常御朱印は、中央に「豊国神社」の墨書きと朱印が押された正統派のデザインです。初穂料は300円で、御朱印帳への直書きで対応してもらえます。墨書きの筆遣いには力強さがあり、豊臣秀吉公を祀る神社にふさわしい堂々とした印象を受ける方が多いです。御朱印集めを始めたばかりの方にとっても、最初の一枚として手に取りやすい価格帯と言えます。ただし、混雑する日(特に18日や年始)には書き置きでの対応になることもあるため、直書きを希望する場合は平日の午前中に訪れるのが確実です。御朱印帳を持参し忘れると書き置きのみの対応となるので、出発前の持ち物チェックを忘れずに。
骨喰藤四郎の御朱印は刀剣ファン必見|初穂料800円の特別仕様
豊国神社が所蔵する重要文化財「骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)」にちなんだ御朱印は、初穂料800円です。通常御朱印とはデザインが異なり、刀剣をモチーフにした印が特徴的で、刀剣乱舞ファンの間でも話題になっています。刀剣に興味がある方はもちろん、御朱印のデザインにこだわりたい中級者以上の方にも満足度が高い一枚です。さらに、京都刀剣御朱印めぐりの一社としても位置づけられており、他の刀剣ゆかりの神社と合わせて巡ると専用の台紙に御朱印を集めることができます。注意点として、この御朱印は書き置きでの授与が基本となる場合があるため、直書き対応の可否は社務所で確認してください。
夫婦御朱印は2枚セットで600円|ペアで参拝する方にぴったり
豊臣秀吉公と正室・北政所おね(高台院)にちなんだ夫婦御朱印は、見開き2枚組で初穂料600円です。1枚あたり300円の計算になるので、通常御朱印と同じ価格帯ながら特別感があります。カップルや夫婦で参拝する方に選ばれることが多く、御朱印帳の見開きページに貼ると統一感のある仕上がりになります。秀吉公とおねの夫婦仲の良さは歴史的にも有名で、その縁にあやかりたいという方にはぴったりの御朱印です。ただし、見開きサイズのため一般的な片面サイズの御朱印帳では貼り方に工夫が必要です。書き置きでの授与が中心なので、御朱印帳に貼るためのスティックのりを持参しておくとスムーズです。
刀剣4社巡り御朱印は1,000円|京都刀剣御朱印めぐりの一社として
京都刀剣御朱印めぐりは、豊国神社を含む京都の刀剣ゆかりの神社4社を巡るもので、豊国神社での初穂料は1,000円です。専用の台紙に御朱印を集めていく形式で、4社すべてを巡ると達成感があります。刀剣に関心がある方だけでなく、テーマを決めて御朱印を集めたい方にもおすすめの巡り方です。豊国神社のほかに建勲神社(薬研藤四郎)、粟田神社(三日月宗近)、藤森神社(鶴丸国永)が含まれており、1日で4社を回ることも可能です。注意点としては、各神社の受付時間が異なるため、事前にルートと時間配分を計画しておかないと、最後の1社で受付終了に間に合わないケースがあります。
| 御朱印の種類 | 初穂料 | 授与形式 | おすすめの方 |
|---|---|---|---|
| 通常御朱印 | 300円 | 直書き/書き置き | 初心者・初参拝の方 |
| 骨喰藤四郎御朱印 | 800円 | 書き置き中心 | 刀剣ファン・デザイン重視派 |
| 夫婦御朱印 | 600円(2枚組) | 書き置き | カップル・夫婦参拝 |
| 刀剣4社巡り御朱印 | 1,000円 | 専用台紙 | テーマ巡り好き・刀剣ファン |
| 18日限定御朱印 | 300円 | 直書き/書き置き | 限定御朱印コレクター |
| 9月18日例祭限定御朱印 | 500円 | 書き置き | 年1回の特別御朱印を狙う方 |
※御朱印めぐり帖調べ(2026年5月時点)。初穂料・授与形式は変更される場合があります。
毎月18日だけの限定御朱印が狙い目|豊国神社御朱印の中でも入手難易度が高い理由
豊国神社の御朱印の中でも、毎月18日に授与される限定御朱印は特に人気があります。通常御朱印とは異なるデザインが施されるため、限定御朱印を目当てに参拝する方も少なくありません。ここでは限定御朱印の詳細と、確実に入手するためのコツを紹介します。
18日は秀吉公の月命日|通常とは異なるデザインの御朱印がいただける
毎月18日は豊臣秀吉公の月命日にあたり、この日だけの限定御朱印が授与されます。初穂料は通常御朱印と同じ300円ですが、デザインに秀吉公にちなんだ特別な意匠が加わります。月に1回だけのチャンスなので、スケジュールを合わせて参拝する価値があります。18日が平日の場合は比較的スムーズにいただけますが、土日祝日と重なる月は混雑が予想されます。受付開始の9:00直後に並ぶのが確実な方法です。京都観光のスケジュールを組む際に、18日を含む日程にしておくと限定御朱印も合わせていただけるので、旅程を決める段階で月命日を意識しておくとよいでしょう。ただし、神社の都合で急遽授与が中止になるケースもゼロではないため、公式サイトで事前に確認しておくと安心です。
9月18日の例祭限定御朱印は年に1度だけ|デザインが毎年変わる特別仕様
秀吉公の命日にあたる9月18日には、豊国神社の例祭(豊国祭)が行われ、この日だけの特別な書き置き御朱印が授与されます。初穂料は500円で、紙のデザインや色合いが毎年変わるのが特徴です。年に1度しか手に入らないため、御朱印コレクターにとっては見逃せない日です。例祭当日は神事や奉納行事が行われるため、境内が普段よりも賑やかになります。御朱印の授与数には限りがある場合もあるので、午前中の早い時間帯に参拝することをおすすめします。遠方から訪れる場合は、9月の京都は残暑が厳しいため、水分補給の準備をしっかりしておきましょう。例祭の御朱印は書き置きのみで直書き対応はないため、御朱印帳への貼り付けが必要になります。
正月三が日の限定御朱印も見逃せない|新年の参拝と一緒にいただける
正月三が日(1月1日〜3日)にも限定御朱印が授与されます。新年らしい華やかなデザインが特徴で、初詣と合わせて御朱印をいただけるのが魅力です。初穂料は300円で、通常御朱印と同じ価格帯です。正月の京都は多くの寺社が初詣客で賑わいますが、豊国神社は伏見稲荷大社や八坂神社ほどの混雑にはならないため、比較的落ち着いた雰囲気で参拝できます。とはいえ、元日の午前中は参拝者が集中しやすく、御朱印の待ち時間が30分以上になることもあります。1月2日・3日の午後であれば待ち時間が短くなる傾向があるので、混雑を避けたい方は日程をずらすのも一つの手です。なお、三が日の限定御朱印と通常御朱印を両方いただくことも可能です。
意外と知られていないのですが、豊国神社の限定御朱印は「月命日(18日)」「例祭(9月18日)」「正月三が日」の3パターンがあり、年間で合計15回のチャンスがあります。特に9月18日は例祭限定と月命日限定が重なるため、2種類の限定御朱印を同時にいただけるかどうかは年によって対応が異なります。事前に公式サイトで確認しておくと、当日のプランが立てやすくなります。
豊国神社の御朱印帳は骨喰藤四郎デザインが人気|種類と選び方を解説

豊国神社ではオリジナルの御朱印帳も販売されており、中でも骨喰藤四郎をモチーフにした御朱印帳は刀剣ファンを中心に高い人気を集めています。御朱印帳選びに迷っている方に向けて、種類ごとの特徴と選び方のポイントを紹介します。
骨喰藤四郎の御朱印帳は刀剣をモチーフにした重厚なデザイン
骨喰藤四郎の御朱印帳は、表紙に刀剣の意匠があしらわれた重厚感のあるデザインです。価格は2,200円前後で、一般的な御朱印帳と比べるとやや高めですが、デザインの完成度を考えると納得の価格帯です。刀剣乱舞をきっかけに豊国神社を知った方にとっては、参拝記念としても手元に残る一冊になります。表紙の素材や色使いにもこだわりが感じられ、御朱印帳をコレクションしている中級者以上の方からも評価が高いです。ただし、人気商品のため在庫切れになっていることがあります。確実に手に入れたい場合は、事前に社務所へ電話で在庫状況を確認しておくと無駄足を防げます。
通常の御朱印帳は秀吉公ゆかりのモチーフで1,200円から
骨喰藤四郎以外にも、豊国神社では秀吉公ゆかりのモチーフをあしらった通常デザインの御朱印帳が用意されています。価格は1,200円からで、初めて御朱印帳を購入する方にも手が届きやすい価格帯です。サイズは一般的な大判(約18cm×12cm)で、多くの神社仏閣の御朱印に対応しています。デザインはシンプルながら品があり、豊国神社らしい雰囲気を感じられます。刀剣には特に興味がないけれど、豊国神社のオリジナル御朱印帳が欲しいという方にはこちらがおすすめです。御朱印帳を購入すると、最初のページに豊国神社の御朱印を書いてもらえることが多いので、購入と同時に御朱印をいただくのが効率的です。
御朱印帳の選び方|サイズ・紙質・ページ数をチェックするポイント
御朱印帳を選ぶ際に確認しておきたいのは、サイズ・紙質・ページ数の3点です。豊国神社の御朱印帳は大判サイズで、書き置き御朱印を貼るのにも十分な余白があります。紙質は奉書紙が使われているため、墨の裏抜けが起きにくく、両面使いでも安心です。ページ数は約40ページ(蛇腹式)で、片面だけ使う場合は20社分、両面使う場合は40社分の御朱印を収められます。初心者の方は「まず片面から使い始めて、慣れてきたら両面使いに切り替える」という方法がおすすめです。一方、こだわり派の方は片面のみ使用して裏抜けのリスクをゼロにする方もいます。自分の御朱印集めのペースに合わせて選びましょう。
御朱印の受付時間と場所|初めてでも迷わない完全ガイド
御朱印をいただくためには、受付場所と時間を事前に把握しておくことが大切です。特に豊国神社は拝観時間と御朱印の受付時間が一致しているため、閉門ギリギリに到着すると御朱印を受けられない可能性があります。ここでは受付の詳細と、スムーズにいただくためのコツを紹介します。
御朱印の受付は社務所にて9:00〜16:30|時間厳守で訪れよう
豊国神社の御朱印は、境内の社務所で9:00から16:30まで受け付けています。16:30は「受付終了」の時間なので、16:30ぴったりに到着しても対応してもらえない場合があります。余裕を持って16:00までには社務所に着くようにしましょう。社務所は本殿に向かって右手側にあり、御朱印以外にもお守りやお札の授与も行っています。初めて訪れる方でも、唐門をくぐって境内に入れば迷うことはありません。なお、神職の方が祭事や他の対応をしている場合は数分待つこともありますが、基本的に待ち時間は5〜15分程度です。
混雑しやすい日と空いている時間帯|狙い目は平日の午前中
混雑が予想されるのは、毎月18日の月命日・正月三が日・9月18日の例祭日・ゴールデンウィーク・紅葉シーズン(11月中旬〜12月上旬)です。これらの日は御朱印の待ち時間が30分〜1時間になることもあります。一方、平日の午前中(9:00〜11:00)は参拝者が少なく、御朱印をスムーズにいただけます。土日祝日でも午前9時台であれば比較的空いています。京都観光の合間に立ち寄る場合は、朝一番に豊国神社を訪れてから他の観光地に移動するプランが効率的です。特に夏場(7〜8月)の平日は参拝者が少ないため、ゆっくりと境内を散策しながら御朱印をいただくことができます。
拝観時間ギリギリに行って御朱印を逃した失敗パターン
御朱印集めでよくある失敗が「拝観時間ギリギリに到着して、御朱印の受付が終了していた」というケースです。豊国神社の閉門は16:30ですが、御朱印の受付も同じ16:30に終了します。つまり、16:20に境内に到着しても、社務所に向かう間に受付終了時間を過ぎてしまうことがあるのです。対策としては、御朱印を確実にいただきたい場合は「閉門の30分前(16:00)まで」を目安に社務所に到着するスケジュールを組むことです。周辺の三十三間堂や京都国立博物館と合わせて巡る場合は、先に豊国神社で御朱印をいただいてから他のスポットに移動する順番がおすすめです。
御朱印は参拝の証としていただくものです。社務所に直行して御朱印だけいただくのではなく、まず本殿で参拝を済ませてから社務所に向かいましょう。また、御朱印帳を開いた状態で渡す・書いていただいている間は静かに待つなど、基本的なマナーを守ることで気持ちよく御朱印をいただけます。
アクセスと駐車場情報|御朱印めぐりの前に確認しておきたいこと

豊国神社は京都市東山区に位置し、電車・バス・車のいずれでもアクセスできます。ただし、境内に大きな駐車場はないため、公共交通機関の利用がおすすめです。ここでは各アクセス方法と駐車場情報を整理します。
京阪七条駅から徒歩10分|電車でのアクセスがもっとも確実
京阪電車「七条駅」から豊国神社までは、東へ徒歩約10分です。七条通を東に進み、大和大路通を北上すると正面に国宝の唐門が見えてきます。道はほぼ平坦で、歩きやすいルートです。京都駅からの場合は、JR奈良線で「東福寺駅」に移動し、京阪電車に乗り換えて「七条駅」で下車するルートが便利です。所要時間は京都駅から約15〜20分で、乗り換えも1回で済みます。電車でのアクセスは時間が読みやすく、特に紅葉シーズンや週末のバス渋滞を避けたい場合に確実な方法です。七条駅にはコインロッカーもあるため、大きな荷物がある場合は駅で預けてから参拝に向かうと身軽に境内を散策できます。
市バスなら「博物館三十三間堂前」下車で徒歩5分|京都駅からの直通が便利
京都市バスを利用する場合は、「博物館三十三間堂前」バス停で下車すると徒歩約5分で豊国神社に到着します。京都駅前から市バス100系統・206系統・208系統などが出ており、乗車時間は約10分です。バス1本で行けるため、京都駅周辺のホテルに宿泊している場合はバスが手軽です。ただし、桜や紅葉のシーズンは東山エリアのバスが渋滞で遅延することが多く、乗車時間が30分以上かかることもあります。時間に余裕がない場合は電車を選んだ方が確実です。バスの1日乗車券(700円)を利用すれば、豊国神社だけでなく清水寺や八坂神社方面への移動もカバーできるので、1日かけて京都の御朱印を複数いただく予定なら検討する価値があります。
車で行くなら周辺のコインパーキングを事前にチェック
豊国神社には参拝者専用の大型駐車場はありません。車で訪れる場合は、周辺のコインパーキングを利用することになります。神社周辺の東山七条エリアにはコインパーキングが複数あり、料金は30分200〜400円が相場です。ただし、京都国立博物館の特別展開催期間中は周辺の駐車場が満車になりやすいため、事前にオンラインの駐車場予約サービスを利用するのも有効です。遠方から車で来る場合は、京都東ICまたは京都南ICからのアクセスが便利で、所要時間はICから約20〜30分です。ただし、京都市内は一方通行や狭い道が多いため、カーナビに頼りすぎず、大通りを中心にルートを組むのが安全です。
| 名称 | 豊国神社(とよくにじんじゃ) |
| 所在地 | 京都府京都市東山区大和大路通正面茶屋町530 |
| 御朱印 | 300円〜1,000円(直書き・書き置きあり) |
| 受付時間 | 9:00〜16:30 |
| 拝観料 | 境内無料(宝物館は別途300円) |
| アクセス | 京阪「七条駅」徒歩10分/市バス「博物館三十三間堂前」徒歩5分 |
見どころと歴史|御朱印だけではもったいない境内の魅力を紹介
豊国神社は御朱印だけでなく、境内に見どころが数多くあります。国宝の唐門や重要文化財の宝物など、歴史好きにはたまらないスポットが揃っています。御朱印をいただいた後は、ぜひ境内をゆっくり散策してみてください。
国宝・唐門は伏見城の遺構|桃山文化の華やかさを今に伝える圧巻の門
豊国神社の正面に立つ唐門は国宝に指定されており、伏見城の遺構と伝えられています。桃山時代の華やかな装飾が特徴で、彫刻や金具の細工は間近で見ると息をのむ精巧さです。この唐門だけでも参拝する価値があると言っても過言ではありません。門の高さは約6メートルで、正面から見上げると秀吉公の時代の栄華が感じられます。唐門は境内の入口に位置しているため、参拝の最初に目に入る建造物です。写真撮影をする方も多く、特に晴れた日には青空と唐門のコントラストが美しく映えます。御朱印と一緒に唐門の写真を御朱印帳に挟んでおくと、参拝の記録としてより充実した一冊になります。
豊臣秀吉公の生涯と豊国神社の創建|なぜ東山の地に祀られたのか
豊国神社は、慶長4年(1599年)に朝廷から「豊国大明神」の神号を賜った豊臣秀吉公を祀るために創建されました。秀吉公は尾張国(現在の愛知県)の農民の子として生まれ、織田信長に仕えて天下統一を果たした人物です。秀吉公の死後、東山の阿弥陀ヶ峰の中腹に壮大な社殿が建てられ、当時は多くの参拝者で賑わいました。しかし、大坂の陣で豊臣家が滅亡すると、徳川幕府によって神社は取り壊されてしまいます。現在の社殿は明治13年(1880年)に再建されたもので、明治天皇の命によって復興が実現しました。この波乱に満ちた歴史を知ったうえで参拝すると、御朱印に込められた意味も一層深く感じられるはずです。
貞照神社には北政所おねが祀られている|秀吉公との夫婦愛を感じるスポット
豊国神社の境内には、秀吉公の正室・北政所おね(高台院)を祀る貞照神社(さだてるじんじゃ)が鎮座しています。秀吉公とおねの夫婦仲の良さは歴史的にも有名で、秀吉が出世する前からの苦労を共にした仲です。貞照神社は本殿の隣に位置しており、参拝後に合わせてお参りする方も多いです。夫婦御朱印をいただいた方は、貞照神社にもお参りすることで、より参拝の意味が深まります。縁結びや夫婦和合を願う方にとっても、足を運ぶ価値のある場所です。こぢんまりとした社ですが、手を合わせると穏やかな気持ちになれるスポットです。
宝物館には重要文化財「豊国祭礼図屏風」や「骨喰藤四郎」を所蔵
豊国神社の宝物館には、重要文化財に指定されている「豊国祭礼図屏風」や名物「骨喰藤四郎」をはじめとする貴重な宝物が所蔵されています。宝物館の拝観料は300円で、所要時間は20〜30分が目安です。豊国祭礼図屏風は、秀吉公の七回忌にあたる慶長9年(1604年)に行われた豊国祭の様子を描いたもので、当時の祭礼の華やかさが伝わってきます。骨喰藤四郎は鎌倉時代の名工・吉光の作とされる短刀で、刀剣ファンにとっては必見の一振りです。御朱印で骨喰藤四郎のデザインを選んだ方は、宝物館で実物を見ることで御朱印への愛着がさらに増すでしょう。ただし、宝物館は常時公開ではなく、展示替えや臨時休館がある場合もあるため、参拝前に確認しておくのが確実です。
実は、豊国神社の「豊国」は「とよくに」と読みます。「ほうこく」と読む方も多いのですが、京都の豊国神社は「とよくにじんじゃ」が正式な読み方です。一方、大阪の豊國神社は「ほうこくじんじゃ」と読むため、混同しやすいポイントです。御朱印帳に「豊国神社」と書かれた墨書きを見て「ほうこく」と読んでしまう方もいますが、京都では「とよくに」と覚えておきましょう。
御朱印と合わせて巡りたい周辺スポット|4社めぐりや京都十六社も紹介
豊国神社は京都・東山エリアに位置しており、周辺には御朱印をいただける寺社や観光スポットが豊富にあります。せっかく足を運ぶなら、豊国神社だけで帰るのはもったいないです。ここでは相性の良い周辺スポットと、テーマ別の御朱印めぐりプランを紹介します。
豊国神社4社めぐりで満願を目指す|名古屋・長浜・大阪・京都を制覇
豊臣秀吉公ゆかりの豊国神社は、京都のほかに名古屋・長浜・大阪にも鎮座しており、この4社を巡る「豊国神社4社めぐり」が行われています。4社すべての御朱印を集めると「満願」となり、特別な記念品が授与されます。専用の御朱印用紙が用意されているため、最初に訪れた神社で台紙を入手してからスタートするのがおすすめです。4社を1日で回るのは地理的に難しいため、旅行の計画に合わせて少しずつ巡っていくスタイルが現実的です。名古屋は中村公園内、長浜は長浜駅から徒歩圏内、大阪は大阪城公園内にそれぞれ鎮座しているので、各地への旅行の際に1社ずつ訪れると、達成まで無理なく楽しめます。満願達成までの過程も含めて楽しむのが、4社めぐりの醍醐味です。
京都十六社朱印めぐりにも参加|年始の御朱印集めにぴったりのイベント
豊国神社は「京都十六社朱印めぐり」の対象神社の一つでもあります。京都十六社朱印めぐりは、毎年1月1日〜2月15日の期間限定で行われる御朱印めぐりイベントで、京都市内の16の神社を巡ります。16社すべてを巡ると干支の置物がいただけるため、年始の御朱印集めとして人気があります。16社は京都市内に点在しているため、1日で全社を回るのは厳しいですが、2〜3日に分ければ十分に達成可能です。豊国神社の正月三が日の限定御朱印と京都十六社の御朱印を同時にいただけるので、年始に京都を訪れる予定がある方には一石二鳥のプランです。
三十三間堂・京都国立博物館は徒歩圏内|セットで巡ると充実の半日コース
豊国神社から三十三間堂(蓮華王院)までは徒歩約5分、京都国立博物館までは徒歩約3分と、いずれも徒歩圏内です。三十三間堂は1,001体の千手観音像で有名で、拝観料は600円・所要時間は30〜40分が目安です。御朱印もいただけるため、豊国神社と合わせて2か所の御朱印を集められます。京都国立博物館は展示内容によって所要時間が変わりますが、特別展開催中なら1〜2時間は見ておきたいところです。これらを組み合わせると、午前中に豊国神社で御朱印をいただき→三十三間堂を参拝→京都国立博物館を見学、という充実の半日コースが組めます。昼食は七条通沿いにカフェや和食店があるので、合間に立ち寄れます。
方広寺の「国家安康」の鐘は歴史好き必見|豊国神社のすぐ隣
豊国神社のすぐ隣にある方広寺には、大坂の陣のきっかけとなった「国家安康」の梵鐘があります。「国家安康」「君臣豊楽」の銘文が徳川家康の名を分断しているとして問題視されたエピソードは、日本史の教科書でもおなじみです。方広寺は拝観無料で、鐘楼の前には銘文の該当箇所を示す案内板が設置されています。所要時間は10〜15分程度なので、豊国神社の参拝と合わせて立ち寄っても負担になりません。秀吉公が建立した大仏殿の遺構も感じられる場所で、豊国神社の歴史的背景をより深く理解できるスポットです。御朱印も方広寺でいただけるため、豊国神社・方広寺・三十三間堂の3か所で御朱印をいただくのもおすすめです。
御朱印帳を忘れて豊国神社を訪れてしまった場合、書き置き御朱印(紙に書かれたもの)をいただくことになります。書き置きは帰宅後に御朱印帳に貼り付ける形になりますが、御朱印としての価値は直書きと変わりません。また、豊国神社でオリジナル御朱印帳を購入すれば、その場で最初のページに御朱印を書いていただけるので、忘れたことをきっかけに新しい御朱印帳をスタートするのも一つの楽しみ方です。
※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。
まとめ|豊国神社の御朱印は種類豊富で限定御朱印の魅力も格別
豊国神社の御朱印は、通常御朱印(300円)から骨喰藤四郎御朱印(800円)、夫婦御朱印(600円)、刀剣4社巡り御朱印(1,000円)まで多彩なラインナップが揃っています。さらに毎月18日の月命日限定御朱印や、9月18日の例祭限定御朱印、正月三が日の限定御朱印など、特別な日にしかいただけない御朱印も豊国神社ならではの魅力です。豊臣秀吉公を祀る歴史ある神社で、国宝の唐門や重要文化財の宝物も見応えがあり、御朱印をいただくだけでなく境内全体を楽しめるスポットです。
最後に、豊国神社の御朱印めぐりで押さえておきたいポイントをまとめます。
- 御朱印は通常・限定合わせて6種類以上。初穂料は300円〜1,000円
- 毎月18日の月命日限定御朱印は通常と同じ300円でデザインが異なる
- 9月18日の例祭限定御朱印は年1回・書き置きのみ・500円
- 骨喰藤四郎の御朱印帳(2,200円前後)は在庫切れに注意
- 御朱印の受付は社務所にて9:00〜16:30。閉門30分前までに到着しよう
- アクセスは京阪「七条駅」徒歩10分が確実。バス渋滞シーズンは電車がおすすめ
- 豊国神社4社めぐり(名古屋・長浜・大阪・京都)で満願を目指すのも楽しい
まずは豊国神社の公式サイトで最新の御朱印情報と受付時間を確認し、参拝日を決めるところから始めてみてください。毎月18日に合わせて訪れれば限定御朱印もいただけるので、スケジュール調整の余地がある方はぜひ月命日を狙ってみましょう。豊国神社の御朱印は、秀吉公の歴史とともに手元に残る特別な一枚になるはずです。

コメント