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西国三十三所の滋賀県札所は6寺|御朱印・拝観料・効率的な回り方を徹底解説

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「西国三十三所を巡りたいけど、滋賀県にはどの札所があるの?」「効率よく回るにはどうすればいい?」——そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。西国三十三所の中でも滋賀県には6つの札所が集まっており、琵琶湖を中心に大津・湖東・竹生島と3エリアに分かれています。1日で3〜4寺を回ることも可能なので、日帰り巡礼の計画も立てやすいのが滋賀エリアの魅力です。この記事では、西国三十三所滋賀6寺それぞれの御朱印情報・拝観料・アクセスから、効率的なモデルコースまで、まるごと解説します。

⛩️ この記事でわかること

・西国三十三所・滋賀県の6札所の基本情報(御朱印の種類・初穂料・受付時間)
・大津エリア・湖東エリア・竹生島の3エリア別見どころ
・1日〜2日で効率よく回るモデルコース
・御朱印帳の選び方や参拝時に気をつけたい注意点

目次

西国三十三所滋賀の札所は全部で6寺|まず全体像をつかもう

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滋賀県に集中する6つの観音霊場とは

西国三十三所のうち、滋賀県には第12番・岩間寺(正法寺)、第13番・石山寺、第14番・三井寺(園城寺)、第30番・宝厳寺、第31番・長命寺、第32番・観音正寺の計6寺があります。33寺中6寺が滋賀に集まっているのは、京都(5寺)を上回り全府県で最多です。大津市に3寺、近江八幡市に2寺、長浜市(竹生島)に1寺というエリア配置になっており、琵琶湖を囲むように点在しています。巡礼順に回ると12番→13番→14番は大津で連続し、30番→31番→32番は湖東で連続するため、エリアごとにまとめて参拝しやすい構造です。

大津・湖東・竹生島の3エリアに分けて考えるのがコツ

滋賀6寺を効率よく回るなら、「大津エリア(岩間寺・石山寺・三井寺)」「湖東エリア(長命寺・観音正寺)」「竹生島エリア(宝厳寺)」の3つに分けて考えるのが基本です。大津エリアの3寺はJR石山駅を起点に半日で巡ることができ、公共交通のアクセスも良好。湖東エリアの2寺は近江八幡駅が拠点になりますが、どちらも山上に位置するため体力と時間に余裕を持つ必要があります。竹生島の宝厳寺は船でしか行けないため、フェリーの時刻表に合わせた計画が必須です。エリアを混ぜて回ると移動時間が膨らむので、まずはエリア単位で日程を組みましょう。

御朱印の初穂料と受付時間の基本ルール

西国三十三所の御朱印は、基本的に各寺の納経所でいただけます。初穂料は1寺あたり300〜500円が相場で、通常の御朱印に加えて御詠歌の御朱印も用意されている寺が多いです。受付時間は寺によって異なりますが、おおむね8:00〜16:30(最終受付16:00)の範囲です。注意したいのは、冬季(12月〜2月頃)に受付時間を短縮する寺があること。特に山上にある長命寺や観音正寺は季節変動が大きいため、訪問前に最新の受付時間を確認しておくと安心です。御朱印帳への直書きと書き置き対応の両方がある寺が多いですが、混雑時は書き置きのみになる場合もあります。

西国三十三所滋賀が初心者におすすめな3つの理由

滋賀の6寺は、西国三十三所デビューにぴったりのエリアです。理由の1つ目は、大津エリアの3寺が駅から近く、巡礼初心者でもアクセスに困らないこと。2つ目は、山寺(長命寺・観音正寺)と平地の寺(石山寺・三井寺)がバランスよくあるので、巡礼の「楽しさ」と「達成感」の両方を味わえること。3つ目は、竹生島という船でしか行けない特別な札所があり、巡礼に旅行の楽しさが加わること。ただし、いきなり6寺すべてを1日で回ろうとすると体力的にも時間的にも厳しいため、2日に分けるか、まずは大津エリアの3寺から始めるのが無理のないプランです。

西国三十三所滋賀・大津エリア3寺の御朱印と見どころ

第12番・岩間寺(正法寺)|「ぼけ封じ」で知られる山上の古刹

岩間寺は大津市の岩間山(標高約443m)の山上に位置する真言宗醍醐派の寺院です。正式名称は正法寺ですが、「岩間寺」の通称で広く知られています。御朱印は「大悲殿」の墨書きで、初穂料は500円。御詠歌の御朱印も500円でいただけます。本尊は千手観音菩薩で、「ぼけ封じ観音」としても信仰を集めています。拝観時間は9:00〜16:00で拝観料は無料ですが、毎月17日の「ぼけ封じ護摩供」の日は特に参拝者が多くなります。JR石山駅からバスで約20分ですが、バスの本数が少ないため、車での訪問が便利です。山上駐車場は無料で、そこから徒歩約5分で本堂に到着します。

第13番・石山寺|紫式部ゆかりの花の寺で御朱印をいただく

石山寺は紫式部が『源氏物語』の着想を得た場所として有名な東寺真言宗の大本山です。御朱印は「大伽藍」の墨書きが基本で、初穂料は500円。御詠歌の御朱印(500円)のほか、季節限定の特別御朱印が頒布されることもあります。拝観時間は8:00〜16:30(最終入山16:00)で、入山料は大人600円・小学生250円。境内は広く、本堂(国宝)・多宝塔(国宝)をはじめ見どころが豊富なので、所要時間は60〜90分みておくとよいでしょう。京阪石山寺駅から徒歩約10分とアクセス良好で、春は桜、秋は紅葉の名所としても人気があります。

📍 寺社情報

名称 石山寺(いしやまでら)
所在地 滋賀県大津市石山寺1-1-1
御朱印 500円(直書き/書き置き)
拝観時間 8:00〜16:30(最終入山16:00)
拝観料 大人600円・小学生250円
アクセス 京阪石山寺駅から徒歩約10分

第14番・三井寺(園城寺)|国宝10件を誇る文化財の宝庫

三井寺は天台寺門宗の総本山で、正式名称は園城寺(おんじょうじ)です。境内には国宝10件・重要文化財42件が点在し、西国三十三所の中でも屈指の文化財密度を誇ります。御朱印は「大悲殿」の墨書きで、初穂料は500円。御詠歌も500円です。三井寺では西国札所の御朱印のほかに、「三井の晩鐘」や「弁慶の引き摺り鐘」にちなんだ御朱印も用意されており、御朱印好きにはたまらないスポットです。拝観時間は8:00〜17:00で、拝観料は大人600円・中高生300円・小学生200円。JR大津京駅から徒歩約20分、京阪三井寺駅から徒歩約10分です。境内が広いため、所要時間は90〜120分を見込んでおきましょう。

大津エリア3寺を半日で回る順番とコツ

大津エリアの3寺を効率よく回るなら、「三井寺→石山寺→岩間寺」の順番がおすすめです。朝一番に三井寺を参拝し(所要90分)、京阪電車で石山寺へ移動(約15分)、石山寺を参拝(所要60〜90分)、最後に車またはバスで岩間寺へ向かいます(約20分)。午前8時にスタートすれば、14時頃には3寺を巡り終えることができます。ただし、岩間寺へのバスは本数が限られるため、時刻表を事前に確認するか、レンタカーの利用を検討してください。石山寺と三井寺は御朱印の受付終了が16:00〜17:00と比較的遅いので、午後から回り始めても間に合いますが、岩間寺は16:00終了のため後回しにしないほうが安全です。

⚠️ 参拝マナー・注意点

岩間寺はバスの本数が1日数本しかないため、公共交通で訪問する場合は必ず帰りのバス時刻も確認してから参拝してください。乗り遅れるとタクシーを呼ぶか約1時間歩いて下山することになります。車の場合は山道がやや狭いので、対向車に注意して走行しましょう。

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湖東エリア2寺の御朱印と見どころ

西国三十三所滋賀・湖東エリア2寺の御朱印と見どころの解説画像

第31番・長命寺|808段の石段を登った先にある琵琶湖の絶景

長命寺は近江八幡市の長命寺山(標高333m)の中腹に位置する天台宗の寺院です。名前の通り「長寿」にご利益があるとされ、健康長寿祈願の参拝者が多く訪れます。御朱印は「大悲殿」の墨書きで、初穂料は500円。御詠歌の御朱印も500円です。最大の特徴は本堂までの808段の石段で、所要時間は体力に自信がある人で約20分、ゆっくり登って30〜40分。この石段を登り切った先には琵琶湖を一望できる絶景が広がります。拝観料は無料で、拝観時間は8:00〜17:00です。石段を避けたい場合は山上駐車場(約30台)まで車で上がれますが、そこからでも100段ほどの階段があります。JR近江八幡駅からバスで約25分、「長命寺」バス停下車後すぐに石段が始まります。

第32番・観音正寺|西国三十三所屈指の難所を攻略するには

観音正寺は近江八幡市安土町の繖山(きぬがさやま・標高433m)の山頂近くにある天台宗の寺院です。西国三十三所の中でも「難所」として知られ、山上までのアクセスが最大の課題です。御朱印は「大悲殿」の墨書きで、初穂料は500円。御詠歌も500円です。本尊の千手千眼観音菩薩坐像は白檀の一木造りで、拝観するだけでも価値があります。拝観時間は8:00〜17:00、拝観料は大人500円・中高生300円です。アクセスは2つのルートがあり、表参道(石段約1,200段・所要約40分)と裏参道(林道を車で山上駐車場まで行き、そこから徒歩約10分)。裏参道の林道通行料は普通車600円です。体力に自信がなければ裏参道の利用を強くおすすめします。

📍 寺社情報

名称 観音正寺(かんのんしょうじ)
所在地 滋賀県近江八幡市安土町石寺2
御朱印 500円(直書き/書き置き)
拝観時間 8:00〜17:00
拝観料 大人500円・中高生300円
アクセス JR安土駅から徒歩約40分+石段(または裏参道を車利用)

湖東エリア2寺は「山寺」覚悟で準備しよう

長命寺と観音正寺はどちらも山上にあり、西国三十三所の中でも体力勝負の札所です。長命寺は808段、観音正寺は表参道で約1,200段の石段があるため、歩きやすい靴は必須。特に雨の日は石段が滑りやすくなるので、トレッキングシューズがあると安心です。飲み物も持参しましょう。山上には自動販売機がない場合があります。所要時間は、長命寺が石段込みで60〜90分、観音正寺が裏参道利用で60分・表参道利用で90〜120分が目安です。2寺を同日に回る場合は、体力消耗を考慮して長命寺を先にし、観音正寺は裏参道で車を使うのが現実的なプランです。

長命寺と観音正寺をセットで回る場合のタイムスケジュール

湖東エリアの2寺をセットで回るなら、午前中に長命寺、午後に観音正寺というスケジュールがおすすめです。JR近江八幡駅を9:00に出発し、バスで長命寺へ(約25分)。808段の石段を登って参拝し、御朱印をいただいて下山(所要約90分)。近江八幡駅に戻り、JRで安土駅へ(約5分)。安土駅からタクシーまたは車で観音正寺の裏参道入口へ向かい(約10分)、山上駐車場から徒歩で参拝(所要約60分)。14:00〜15:00頃にはすべて完了できます。車を使えば2寺間の移動は約20分なのでさらにスムーズですが、長命寺の石段で疲れた足で観音正寺の表参道を登るのはかなりきついので、裏参道を使うのが賢明です。

唯一の島寺|竹生島・宝厳寺の御朱印ガイド

第30番・宝厳寺|船でしか行けない琵琶湖に浮かぶ聖地

宝厳寺は琵琶湖に浮かぶ竹生島(周囲約2km)にある真言宗豊山派の寺院です。日本三大弁財天の一つに数えられ、西国三十三所の中でも「船に乗らないと行けない」唯一の札所として特別な存在感があります。御朱印は「大悲殿」の墨書きで、初穂料は500円。御詠歌も500円です。竹生島には宝厳寺のほかに都久夫須麻神社(竹生島神社)もあり、神社の御朱印も合わせていただけます。島内の拝観料は大人600円・小学生300円(宝厳寺・竹生島神社共通)。島内の見学所要時間は60〜90分が目安ですが、フェリーの滞在時間に制約されるため注意が必要です。

竹生島へのフェリー3航路|どこから乗るのが便利?

竹生島へは3つの港からフェリーが出ています。長浜港(琵琶湖汽船・所要約30分・往復3,200円)、今津港(琵琶湖汽船・所要約25分・往復2,800円)、彦根港(オーミマリン・所要約40分・往復3,500円)です。運航は季節によって異なり、冬季(12月〜3月頃)は減便または運休になる航路もあります。おすすめは長浜港発。JR長浜駅から徒歩約10分でアクセスしやすく、便数も比較的多いためです。今津港はJR近江今津駅から徒歩約5分と駅近ですが、便数がやや少なめ。彦根港は彦根城観光と組み合わせるなら便利です。

メリット デメリット
船旅そのものが特別な体験になる
宝厳寺と竹生島神社の御朱印を一度に2つもらえる
琵琶湖の絶景を楽しめる
フェリー代が往復2,800〜3,500円かかる
冬季は運休・減便の可能性がある
滞在時間がフェリー時刻に制約される

竹生島参拝でありがちな失敗|フェリー時刻と滞在時間に要注意

竹生島での参拝で最も多い失敗パターンが「滞在時間が足りなくなる」ケースです。フェリーの島内滞在時間は通常70〜85分に設定されていますが、宝厳寺の本堂参拝、御朱印の受付待ち、都久夫須麻神社の参拝、かわらけ投げ体験とやりたいことを全部やろうとすると、想像以上に時間がタイトになります。対策としては、下船後すぐに宝厳寺の納経所に向かい、まず御朱印帳を預けてから参拝を始めること。御朱印を書いてもらっている間に境内を回れば、時間を有効活用できます。また、帰りのフェリーに乗り遅れると次の便まで1〜2時間待つことになるため、出発10分前には乗り場に戻るようにしましょう。

意外と知られていない竹生島の「もう一つの御朱印」

実は竹生島では、宝厳寺の西国三十三所の御朱印だけでなく、複数の御朱印をいただくことができます。宝厳寺では「大悲殿」のほかに「弁才天」の御朱印(500円)があり、こちらは日本三大弁財天の御朱印として人気です。さらに、隣接する都久夫須麻神社(竹生島神社)でも御朱印をいただけます。1回の竹生島訪問で3〜4種類の御朱印を集められるのは、御朱印好きには見逃せないポイントです。ただし、すべての御朱印をいただくには時間がかかるため、フェリーの滞在時間との兼ね合いを考えて、欲しい御朱印の優先順位をあらかじめ決めておくとスムーズです。初心者ならまず西国三十三所の「大悲殿」を確実にいただき、時間に余裕があれば弁才天の御朱印を追加するのが安心です。

6寺を効率よく回るモデルコース|日帰り&1泊2日

日帰りプラン:大津エリア3寺を1日で制覇するコース

滋賀の西国三十三所を初めて巡るなら、まず大津エリア3寺の日帰りコースから始めるのがおすすめです。京都駅からJRで石山駅へ(約13分)。バスで岩間寺へ向かい朝一番に参拝(所要約40分)。石山駅に戻り、京阪で石山寺駅へ。石山寺を参拝(所要約90分)。昼食後、京阪で三井寺駅へ移動し三井寺を参拝(所要約90分)。16:00頃にはすべて完了します。交通費は京都駅起点で片道約250円+京阪の各区間運賃で、合計1,500円前後。拝観料は3寺合計で1,200円(石山寺600円+三井寺600円+岩間寺無料)、御朱印代は3寺で900〜1,800円です。ポイントは、岩間寺のバス時刻に合わせて朝の予定を組むこと。バスの本数が少ないため、ここが日帰りプランの最大のネックになります。

1泊2日プラン:滋賀6寺を一気に巡る欲張りコース

6寺すべてを巡るなら1泊2日がベストです。1日目は大津エリア3寺を回り、大津市内または近江八幡に宿泊。2日目午前に長命寺と観音正寺を巡り、午後に長浜へ移動して竹生島のフェリーに乗ります。宿泊地を近江八幡にすると、2日目の湖東エリアへのアクセスがスムーズです。2日目のスケジュール例:8:30近江八幡駅出発→長命寺(所要90分)→観音正寺(所要60分)→13:00頃JRで長浜へ(約40分)→14:00長浜港発フェリーで竹生島へ。6寺合計の費用目安は、拝観料約2,300円+御朱印代3,000〜6,000円+フェリー往復約3,200円+交通費で、総額1万円前後を見込んでおきましょう。

札所 拝観料 御朱印(税込) 所要時間目安
第12番 岩間寺 無料 500円 30〜40分
第13番 石山寺 600円 500円 60〜90分
第14番 三井寺 600円 500円 90〜120分
第30番 宝厳寺 600円 500円 60〜90分
第31番 長命寺 無料 500円 60〜90分
第32番 観音正寺 500円 500円 60〜120分

車なし巡礼でも大丈夫?公共交通だけで回るポイント

車がなくても滋賀の西国三十三所は巡れますが、いくつか注意が必要です。大津エリアの石山寺と三井寺は京阪電車で簡単にアクセスでき、公共交通との相性が抜群。ただし岩間寺はバスの本数が少なく、1日3〜5本程度(季節により変動)のため、時刻表の確認が必須です。湖東エリアでは長命寺はJR近江八幡駅からバスで行けますが、観音正寺は最寄りのJR安土駅から表参道入口まで徒歩約40分+石段と、公共交通派には覚悟が必要な札所です。竹生島はフェリーの運航状況が天候に左右されるため、風が強い日は欠航の可能性があります。公共交通だけで6寺すべてを巡るなら、岩間寺と観音正寺の2寺だけタクシー利用を検討するのが現実的です。

御朱印集め中級者なら「番外札所」もあわせて巡りたい

西国三十三所には正式な33寺のほかに番外札所があり、滋賀からアクセスしやすいのが番外札所の元慶寺(京都市山科区)です。大津エリアの3寺を巡った帰りに京阪で山科方面へ足を延ばせば、元慶寺にも立ち寄れます。元慶寺の御朱印は500円で、西国三十三所の番外札所用の御朱印をいただけます。また、巡礼を本格的に進めている方なら、お礼参りの善光寺や高野山への計画も視野に入ってくるでしょう。滋賀6寺を回り切ったら、次は隣接する京都の5寺(第10番〜第11番、第15番〜第17番付近)へ足を延ばすのが自然な流れです。こだわり派なら、各寺で通常の御朱印に加えて御詠歌の御朱印も集めると、満願時に2種類の御朱印帳が揃って達成感が格別です。

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御朱印帳・納経帳はどれを選ぶ?|目的別ガイド

西国三十三所の専用納経帳を使うメリットと購入場所

西国三十三所を巡るなら、専用の納経帳(バインダー式または和綴じ式)を使うのが王道です。専用納経帳のメリットは、各札所の番号と寺名があらかじめ印刷されているため、どの寺の御朱印をいただいたか一目でわかること。また、すべての札所で「この納経帳に書いてください」とお願いすればスムーズに対応してもらえます。購入場所は、各札所の納経所や西国三十三所の公式グッズ取扱店で手に入り、価格は2,000〜3,000円程度。1番札所の青岸渡寺で購入するのが伝統的ですが、滋賀の各札所でも販売されているので、どの寺からスタートしても問題ありません。

普段使いの御朱印帳でも大丈夫?注意すべき3つのポイント

手持ちの御朱印帳で西国三十三所の御朱印をいただくことも可能です。ただし注意点が3つあります。1つ目は、御朱印帳のサイズ。大判(18cm×12cm)のほうが西国三十三所の御朱印は映えますが、小判(16cm×11cm)でも問題なくいただけます。2つ目は、他の神社仏閣の御朱印と混在すること。西国三十三所を満願したときに専用帳のような統一感は出ませんが、旅の記録としてはそれも味わいです。3つ目は、寺によっては「西国用の納経帳ですか?」と確認されることがある点。一般の御朱印帳でも断られることはまずありませんが、「西国三十三所の巡礼で伺いました」と一言添えるとスムーズです。

Q. 御朱印帳を忘れてしまった場合はどうすればいい?
A. ほとんどの札所では「書き置き」の御朱印(和紙に書かれたもの)を用意しています。書き置きを受け取り、後日御朱印帳に貼り付ければ問題ありません。ただし書き置きはサイズが大判の場合があり、小判の御朱印帳には収まらないこともあるので、貼り付け用のスティックのりを持っておくと便利です。「御朱印帳を忘れたから今日は参拝だけ」と諦めず、書き置きを活用しましょう。

納経軸・掛け軸に御朱印をいただく上級者向けの楽しみ方

御朱印帳よりもさらに本格的な巡礼を目指すなら、納経軸(掛け軸)に御朱印をいただく方法があります。真っ白な掛け軸の中央に観音様が描かれ、その周囲に各札所の御朱印を集めていく形式です。満願すると仏壇に飾れる立派な掛け軸が完成し、一生の宝物になります。価格は軸の素材によって1万〜5万円程度。ただし、納経軸への御朱印は通常の御朱印帳より書くスペースが広いため、混雑時は時間がかかることがあります。また、持ち運びにも注意が必要で、専用の桐箱に入れて丁寧に扱う必要があります。初心者にはハードルが高いですが、西国三十三所の巡礼を2周目・3周目と重ねるこだわり派にとっては、納経軸への挑戦が次のステップになるでしょう。

めぐりで失敗しないための参拝マナーと準備

御朱印をいただく前に必ず参拝を済ませるのがマナー

御朱印はスタンプラリーのスタンプではなく、参拝の証としていただくものです。納経所に直行して御朱印だけいただくのはマナー違反とされています。正しい手順は、山門で一礼→手水舎で手を清める→本堂でお参り(お賽銭・合掌)→納経所で御朱印をいただく、という流れです。西国三十三所の各寺では、この手順を守っている参拝者を温かく迎えてくれます。参拝にかかる時間は5〜10分程度なので、御朱印の待ち時間も含めて余裕を持ったスケジュールを組みましょう。ちなみに、お賽銭の金額に決まりはありませんが、お気持ちとして小銭を用意しておくとスムーズです。

拝観時間ギリギリの訪問で御朱印をもらえなかった失敗例

巡礼で意外と多い失敗が「拝観時間ギリギリに到着して御朱印の受付が終了していた」というケースです。多くの寺では拝観終了時刻の30分前に納経所の受付を締め切ります。たとえば拝観時間が16:30までの石山寺では、最終入山が16:00で、御朱印受付はさらに早く終わることがあります。特に冬季は日没が早いため受付時間がさらに短縮される寺もあります。対策は2つ。1つ目は、各寺の「御朱印受付終了時刻」を事前に調べておくこと(拝観終了時刻とは異なります)。2つ目は、1日の行程の最後に回す寺を「受付時間が遅い寺」にすること。三井寺は17:00まで拝観可能なので、大津エリアの最後に回すのが安全です。

📖 知っておくと楽しい豆知識

西国三十三所は718年に大和国・長谷寺の徳道上人が始めたとされ、日本最古の巡礼路といわれています。2019年には「1300年つづく日本の終活の旅〜西国三十三所観音巡礼〜」として日本遺産に認定されました。滋賀県の6寺は琵琶湖を中心に配置されていますが、これは古代から琵琶湖が交通の要衝だった名残。船での移動が主流だった時代、竹生島の宝厳寺は「湖上の聖地」として多くの巡礼者を迎えていたのです。

季節別の注意点|春夏秋冬で変わる滋賀巡礼のコツ

滋賀の西国三十三所は季節によって参拝環境が大きく変わります。春(3〜5月)は石山寺の桜や三井寺の桜が見事で、参拝と花見を同時に楽しめるベストシーズンですが、週末は混雑するため御朱印の待ち時間が長くなります。夏(6〜8月)は長命寺や観音正寺の石段登りが体力的にきつく、熱中症対策が必須。水分と日よけを忘れずに。秋(9〜11月)は石山寺の紅葉ライトアップが人気で、通常拝観後も夜間特別拝観が行われることがあります。冬(12〜2月)は竹生島へのフェリーが減便・運休になる航路があり、天候による欠航も増えます。積雪時は山上の長命寺・観音正寺へのアクセスが困難になることもあるため、冬季に湖東エリアを巡る場合は事前の情報確認が欠かせません。

持ち物チェックリスト|山寺対策からお釣り用の小銭まで

西国三十三所の滋賀6寺を巡るなら、以下の持ち物を準備しておくと安心です。御朱印帳または専用納経帳(忘れると書き置き対応になります)、小銭(御朱印の初穂料500円×寺数+お賽銭用)、歩きやすい靴(長命寺・観音正寺の石段対策)、飲み物(山上には自動販売機が少ない)、タオルと日焼け止め(夏季)、雨具(山の天気は変わりやすい)。長命寺や観音正寺を回る日は、着替えを車に置いておくと快適です。また、御朱印帳を入れるビニール袋があると、急な雨でも御朱印帳を守れます。御朱印帳の書き置きを貼るためのスティックのりも、あると便利な小道具です。

※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。

まとめ|西国三十三所滋賀の6寺を巡って1300年の巡礼路を体感しよう

西国三十三所の滋賀県札所は、大津エリア(岩間寺・石山寺・三井寺)、湖東エリア(長命寺・観音正寺)、竹生島(宝厳寺)の3エリアに6寺が点在しています。駅近の寺から808段の石段がある山寺、船でしか行けない島寺まで、バリエーション豊かな巡礼体験ができるのが滋賀エリアの魅力です。初心者はまず大津エリアの3寺から始め、慣れてきたら湖東の山寺や竹生島へとステップアップするのがおすすめです。

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 滋賀県の西国三十三所は6寺(第12番・第13番・第14番・第30番・第31番・第32番)で、33寺中最多
  • 御朱印の初穂料は各寺500円が基本。御詠歌や特別御朱印も用意されている寺がある
  • 大津エリア3寺は半日で巡れるが、岩間寺のバス本数の少なさに注意
  • 長命寺(808段)・観音正寺(約1,200段)は歩きやすい靴と体力が必要
  • 竹生島・宝厳寺はフェリーの時刻と滞在時間の管理がカギ
  • 6寺すべてを巡るなら1泊2日がベスト。費用目安は拝観料+御朱印+交通費で約1万円
  • 専用納経帳を使うと満願時の達成感が格別。普段の御朱印帳でもOK

まずは自分のペースに合ったエリアから始めてみてください。大津エリアなら京都から日帰りで気軽に巡れますし、週末1日で3寺の御朱印を集められます。西国三十三所は一度にすべて回る必要はなく、何回かに分けて少しずつ巡るのも巡礼の楽しみ方のひとつです。滋賀の6寺から、1300年続く観音巡礼の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

※拝観時間・拝観料・フェリー運航スケジュールは変更になる場合があります。訪問前に各寺院・運航会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

御朱印集めをきっかけに神社仏閣の世界にハマった参拝好き。御朱印のデザインや歴史的な背景はもちろん、参拝マナーやアクセス情報など、初めての方にもわかりやすい記事を心がけています。

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