「信貴山朝護孫子寺の御朱印って何種類あるの?」「どこでもらえるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。信貴山朝護孫子寺は奈良県生駒郡平群町にある信貴山真言宗の総本山で、毘沙門天を御本尊とする由緒ある寺院です。実はこのお寺、本堂だけでなく3つの塔頭寺院でも御朱印をいただけるため、1回の参拝で20種類以上の御朱印に出会えるのが大きな魅力。初穂料は1体300円が基本で、御朱印集めにかかる費用も把握しやすいお寺です。この記事では、信貴山朝護孫子寺の御朱印の全種類・料金・受付場所・受付時間から、限定御朱印の情報、効率の良いまわり方まで、参拝前に知っておきたい情報をすべてお伝えします。
・信貴山朝護孫子寺の御朱印全種類と各料金の一覧
・本堂+塔頭3院の受付場所と受付時間
・限定御朱印・御朱印帳の最新情報
・初心者でも迷わない効率的なまわり方
信貴山朝護孫子寺の御朱印は全部で何種類?|20種類以上を授与する理由

本堂と塔頭3院を合わせて20種類以上の御朱印がいただける
信貴山朝護孫子寺では、本堂と3つの塔頭寺院(千手院・成福院・玉蔵院)を合わせて20種類以上の御朱印が授与されています。1つの寺院でこれほど多くの御朱印をいただけるのは、奈良県内でもトップクラスです。理由は、信貴山全体が「山内寺院群」として構成されており、それぞれの塔頭が独自の御本尊を祀っているため。御朱印集め初心者の方にとっては「1回の参拝でたくさんの御朱印に出会える」お得なスポットですし、中級者の方にとっても「全種類コンプリートを目指す」楽しみ方ができます。ただし、すべてをいただこうとすると所要時間が2〜3時間、費用も6,000円以上かかる点には注意が必要です。
1体300円が基本料金|費用を事前に計算しやすい
信貴山朝護孫子寺の御朱印は1体300円が基本料金です。本堂の毘沙門天、各塔頭の御朱印いずれも300円で統一されているため、事前に「何体いただくか」を決めておけば予算が立てやすいのが嬉しいポイントです。たとえば人気の5体(毘沙門天・千手観音・弘法大師・釼鎧護法・如意融通尊)に絞れば1,500円。全種類コンプリートを目指す場合は6,000〜7,000円程度を見込んでおきましょう。御朱印帳を持参せず書き置きのみの対応になるものもあるため、クリアファイルやはさみ紙を準備しておくと安心です。注意点として、限定御朱印や特別御朱印は料金が異なる場合があるので、授与所で確認してからいただくようにしましょう。
信貴山朝護孫子寺の御朱印が多い歴史的背景
信貴山朝護孫子寺は聖徳太子が587年に毘沙門天を感得した地として創建されたと伝わる古刹です。「朝護孫子寺」の名は、醍醐天皇の病気平癒を毘沙門天に祈願し快復したことから「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の祈りを込めて賜った寺号。長い歴史の中で多くの信仰が集まり、塔頭寺院がそれぞれ独立した信仰対象を持つようになった結果、御朱印の種類も増えていきました。御朱印集めを始めたばかりの方は、まず本堂の「毘沙門天」1体からスタートするのがおすすめです。歴史の重みを感じる力強い墨書きは、御朱印帳の最初の1ページにふさわしい迫力があります。
大和七福八宝めぐり・真言宗十八本山の霊場札所としての顔
信貴山朝護孫子寺は複数の霊場に名を連ねています。代表的なものが「大和七福八宝めぐり」の毘沙門天担当と「真言宗十八本山」の札所です。霊場巡りの御朱印は、通常の御朱印とは押印や書体が異なるため、コレクターとしての楽しみが広がります。大和七福八宝めぐりは奈良県内の7社寺を巡る霊場で、専用の色紙(1,500円)に朱印を集めるスタイル。すべて巡ると所要日数は1〜2日、車があれば1日で回れます。霊場巡りに興味がない方でも、通常の御朱印帳に霊場印をいただくことは可能なので、窓口で「大和七福八宝の御朱印をお願いします」と伝えてみてください。
信貴山朝護孫子寺の「信貴山」という名前は、聖徳太子が物部守屋討伐の戦勝祈願をした際に毘沙門天が現れた日が「寅年・寅日・寅の刻」だったことから「信ずべき貴ぶべき山」と名付けたのが由来。境内のあちこちに張子の虎が飾られているのは、この寅の縁起にちなんでいます。
信貴山朝護孫子寺の御朱印を受付場所別に整理|本堂・千手院・成福院・玉蔵院
本堂(朝護孫子寺)でいただける御朱印一覧
本堂で授与される御朱印の代表は「毘沙門天」です。力強い筆致で書かれる毘沙門天の墨書きと、朱の宝印が映える王道の御朱印。ほかにも「大和四神めぐり」の玄武担当としての御朱印や、霊場巡り専用の御朱印もここで受け付けています。受付場所は本堂内の授与所で、参拝後に正面の階段を上がった先にあります。御朱印帳への直書き対応のため、混雑時は10〜15分の待ち時間が発生することも。土日祝日や正月・寅の日は参拝者が増えるため、時間に余裕をもって訪れるのが得策です。
千手院の御朱印|銭亀善神と十一面観音が人気
千手院は信貴山の塔頭の中でも金運・財運のご利益で知られるお堂です。ここでいただける御朱印は「銭亀善神」「十一面観音」「護摩供養」など。特に銭亀善神の御朱印は、金運アップを願う参拝者に人気が高く、御朱印帳に貼るお守りシールがセットでもらえることもあります。千手院は参道の中腹に位置しているため、本堂に向かう途中で立ち寄るのが効率的。受付時間は9:00〜16:30ですが、護摩供養の時間帯は受付が一時中断することがあるため、先に御朱印をお願いしてから境内を散策するのがスマートな方法です。
成福院の御朱印|如意融通尊の「融通」御朱印に注目
成福院は「如意融通尊」を祀る塔頭で、「何事も融通がきく」ご利益があるとされています。ここでいただける御朱印は「如意融通尊」「不動明王」など。如意融通尊の御朱印は「融通」の文字が特徴的で、御朱印帳に並べた際に一目で成福院だとわかる個性があります。成福院は宿坊としても営業しており、宿泊者には朝の勤行参加後に特別な御朱印をいただける機会があることも。日帰り参拝の場合は通常の御朱印のみですが、宿坊体験を兼ねた参拝を検討するのも面白い選択肢です。注意点として、成福院は行事によって臨時休業する日があるため、確実にいただきたい場合は事前に電話確認しておくと安心です。
玉蔵院の御朱印|浴油堂と阿閦如来の力強い墨書き
玉蔵院は信貴山の塔頭の中で最も境内が広く、浴油堂(よくゆどう)での祈祷で知られています。ここでいただける御朱印は「浴油堂」「阿閦如来(あしゅくにょらい)」「弘法大師」など。阿閦如来の御朱印は達筆な墨書きが特徴で、書き手の方の筆力に定評があります。玉蔵院は本堂よりもさらに奥に位置しており、参道を上りきった先にあるため体力的に余裕をもって訪れましょう。こだわり派の方には「浴油堂」の御朱印がおすすめ。浴油祈祷は密教の秘法中の秘法とされ、その浴油堂で直接いただく御朱印には格別の重みがあります。
| 受付場所 | 主な御朱印 | 料金 | 受付時間 |
|---|---|---|---|
| 本堂 | 毘沙門天・大和四神 | 各300円 | 9:00〜16:30 |
| 千手院 | 銭亀善神・十一面観音 | 各300円 | 9:00〜16:30 |
| 成福院 | 如意融通尊・不動明王 | 各300円 | 9:00〜16:30 |
| 玉蔵院 | 浴油堂・阿閦如来・弘法大師 | 各300円 | 9:00〜16:30 |
限定御朱印・特別御朱印|寅の日や季節限定をチェック

寅の日限定御朱印は12日に1度のチャンス
信貴山朝護孫子寺と「寅」は切り離せない関係です。聖徳太子が毘沙門天を感得したのが寅年・寅日・寅の刻だったことから、12日に1度巡ってくる寅の日には特別な御朱印が授与されます。通常の毘沙門天御朱印に寅の日限定の印が加わるもので、コレクターの間では人気の高い1体。寅の日は干支の暦に基づいて決まるため、参拝前にカレンダーで確認しておきましょう。寅の日は金運に縁起が良い日としても知られており、境内全体が普段より活気づきます。初心者の方で「特別感のある御朱印が欲しい」という場合は、寅の日に合わせて参拝計画を立てるのがおすすめです。
毎月限定や季節限定の御朱印はSNSで事前確認
信貴山朝護孫子寺では、季節の行事に合わせた限定御朱印が不定期で登場します。正月の初寅大法要、2月の節分、秋の紅葉シーズンなど、時期に合わせた特別デザインの書き置き御朱印が授与されることがあります。これらの情報は公式サイトやSNS(Instagram・X)で事前に告知されるケースが多いため、参拝の1週間前にチェックしておくと取りこぼしを防げます。限定御朱印は数量限定で午前中に終了することもあるため、確実に入手したい場合は開門直後の9:00に到着するスケジュールを組みましょう。
阪神タイガースコラボ御朱印帳|虎つながりの意外なグッズ
意外と知られていないけれど、信貴山朝護孫子寺では阪神タイガースとコラボした御朱印帳が授与されたことがあります。信貴山の「虎」と阪神タイガースの「虎」という縁で実現した企画で、タイガースファンの御朱印愛好家から大きな反響がありました。コラボ御朱印帳は不定期販売のため常時入手できるわけではありませんが、境内の授与所で在庫があれば購入可能です。通常の御朱印帳(虎のデザイン)は常時販売されており、価格は1,500〜2,000円程度。信貴山ならではの虎モチーフの御朱印帳は、他の寺社では手に入らない唯一無二のデザインです。
限定御朱印を目当てに参拝したのに「今日は授与していません」と言われるケースがあります。原因は、限定御朱印の授与日を勘違いしていたり、数量限定で午後には終了していたりするパターン。対策として①公式サイト・SNSで授与日を確認する②午前中(できれば9:00〜10:00)に到着する③電話で事前確認する——の3点を徹底しましょう。
もらう前に知っておきたい参拝マナーと準備
御朱印は参拝の証|先に本堂でお参りを済ませるのが基本
御朱印は「参拝の証」としていただくものです。御朱印だけもらって帰るのではなく、まず本堂の毘沙門天にお参りしてからいただくのが正しいマナー。信貴山朝護孫子寺の本堂は「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる舞台造りの迫力ある建築で、舞台からの眺望も見どころの一つです。参拝の手順は、手水で清める→本堂に上がる→お賽銭を入れて合掌→御朱印をいただく、の流れ。塔頭でも同様に、各お堂の御本尊に手を合わせてから御朱印をお願いしましょう。御朱印帳を出す際には該当ページを開いて渡すと、書き手の方の手間が省けてスムーズです。
御朱印帳は必ず持参|書き置き対応のみの日もある
御朱印帳を忘れて参拝し、書き置きの紙しかもらえなかったという失敗は意外と多いです。信貴山朝護孫子寺では基本的に御朱印帳への直書き対応ですが、混雑日や書き手不在時には書き置きのみになることがあります。御朱印帳を持っていない場合は、境内の授与所で購入できます(1,500〜2,000円程度)。すでに御朱印帳を持っている方は、残りページ数を確認してから参拝しましょう。20種類以上の御朱印があるため、見開き御朱印帳なら最低10ページは空きが欲しいところ。複数の御朱印帳を使い分けている中級者の方は、寺院用・霊場用など分けて持参すると整理しやすくなります。
小銭の準備は必須|300円×いただく数を事前に用意
御朱印の初穂料は300円が基本ですが、おつりの用意がない授与所もあります。5体いただく予定なら1,500円分の小銭(100円玉15枚)を準備しておくのがベスト。また、お賽銭用の小銭も別途必要です。本堂+塔頭3院すべてに参拝するなら、お賽銭だけで最低4箇所分。駐車場料金(500円)も現金払いのため、合計で3,000〜4,000円程度の現金を持っておくと安心です。境内にATMはないため、最寄り駅周辺かコンビニで事前に準備しておきましょう。
服装と体力|山寺なので歩きやすい靴が必須
信貴山朝護孫子寺は標高437mの信貴山の中腹に位置する山寺です。駐車場から本堂まで、さらに塔頭を巡る参道は坂道と階段が続きます。ヒールやサンダルでは足を痛める可能性が高いため、スニーカーや歩きやすい靴で参拝しましょう。全ての塔頭を回る場合の歩行距離は約2km、高低差は約80m。所要時間は御朱印待ち時間を含めて2〜3時間が目安です。夏場は日差しを遮る木陰が少ない箇所もあるため、帽子と飲み物を忘れずに。冬場は山の上のため平地より2〜3℃気温が低く、防寒対策が必要です。
・御朱印帳(残りページ10ページ以上推奨)
・小銭(100円玉を20枚程度)
・クリアファイル(書き置き御朱印の保管用)
・歩きやすい靴
・飲み物・帽子(夏場)
・防寒着(冬場)
効率よくいただくモデルコース|所要時間別に紹介
【1時間コース】本堂の毘沙門天御朱印だけサクッといただく
時間がない方や御朱印集め初心者の方には、本堂の毘沙門天御朱印1体に絞るコースがおすすめです。駐車場から本堂まで徒歩約10分、参拝と御朱印待ちで20〜30分、戻りに10分で合計約1時間。費用は御朱印300円+駐車場500円の800円のみ。このコースのメリットは、信貴山朝護孫子寺の「顔」ともいえる毘沙門天御朱印を確実にいただけること。本堂の舞台からの景色も楽しめます。デメリットは塔頭の御朱印や境内の見どころ(開運橋・大虎・空鉢護法堂など)を見逃す点。「まずは1回行ってみたい」という方の入門コースとして最適です。
【2時間コース】本堂+塔頭1〜2院をまわる標準コース
御朱印5〜8体をいただきたい方におすすめの標準コースです。参道を上りながら千手院→成福院→本堂の順に巡り、各院で2体ずつ程度いただきます。費用は御朱印1,500〜2,400円+駐車場500円で2,000〜3,000円程度。効率的に回るコツは、最初に各院の授与所で御朱印帳を預けてから境内を散策し、戻りに受け取る方法。ただし、混雑日はこの方法が使えないこともあります。このコースなら境内の見どころ(世界一大福寅・開運橋など)も楽しみながら、主要な御朱印をバランス良くいただけます。
【3時間コース】全塔頭制覇+空鉢護法堂まで足を延ばす
御朱印コンプリートを目指すこだわり派の方には、3時間以上かけて全塔頭+山頂の空鉢護法堂まで巡るコースを推奨します。空鉢護法堂は信貴山の山頂付近にあり、本堂からさらに約20分の山道を登る必要がありますが、ここでしかいただけない御朱印があります。費用は御朱印6,000〜7,000円+駐車場500円で7,000円前後。体力に自信がない方や足腰に不安がある方には厳しいコースのため、無理は禁物です。山頂からの眺望は奈良盆地を一望でき、晴れた日には素晴らしいパノラマが広がります。登山靴とまではいきませんが、しっかりしたスニーカーは必須です。
初心者・中級者・こだわり派それぞれのベストプランは?
レベル別のおすすめをまとめると、初心者は1時間コースで「毘沙門天」1体からスタート。御朱印集めの楽しさを体感してから次回以降に範囲を広げましょう。中級者は2時間コースで5〜8体をいただき、大和七福八宝めぐりや真言宗十八本山の霊場印もあわせて検討するのが良いでしょう。こだわり派は3時間コースで全種類制覇を目指しつつ、寅の日や限定御朱印のタイミングに合わせて複数回参拝するのがベスト。なお、全種類をいただくには1回の参拝では時間的に厳しい場合もあるため、「今回は本堂と千手院」「次回は成福院と玉蔵院」と分けて計画する方法もあります。
アクセス・駐車場・拝観時間|御朱印受付時間に間に合うために
電車+バスでのアクセス|JR・近鉄「王寺駅」からバス22分
公共交通機関で信貴山朝護孫子寺に行く場合、最寄りの拠点駅はJR・近鉄「王寺駅」です。王寺駅の北口から奈良交通バス「信貴山門」行きに乗車し、約22分で「信貴大橋」バス停に到着。そこから徒歩約5分で境内に入れます。バスの本数は1時間に1〜2本程度のため、事前に時刻表を確認しておくことが重要です。もう一つのルートとして、近鉄「信貴山下駅」からバスまたはタクシー(約10分・1,500円程度)で向かう方法もあります。大阪方面からは天王寺→王寺のJR大和路線で約20分、奈良方面からは近鉄生駒線で王寺駅にアクセスできます。
車でのアクセスと駐車場情報|料金500円・台数に注意
車でのアクセスは、西名阪自動車道「香芝IC」から約30分、または阪奈道路から信貴山方面への分岐を経由するルートが一般的です。国道25号線「三室」交差点から約10分で到着します。駐車場は境内入口付近に複数あり、料金は1回500円の先払い制。駐車台数は合計で約200台ですが、正月や紅葉シーズン、寅の日には満車になることがあります。満車時は臨時駐車場が開設されることもありますが、本堂まで余分に歩く必要が出るため、混雑が予想される日は早朝(9:00前)に到着するのが確実です。ナビ設定は「信貴山朝護孫子寺」で検索すれば正確にルート案内されます。
拝観時間と御朱印受付時間|16:30がタイムリミット
信貴山朝護孫子寺の拝観時間は、4月〜9月が8:30〜17:30、10月〜3月が9:00〜17:00です。ただし御朱印の受付時間はいずれの季節も9:00〜16:30で統一されています。つまり、拝観は可能でも御朱印受付が終了しているという時間帯が存在します。「拝観時間ギリギリに着いたら御朱印受付が終了していた」という失敗談は口コミでもよく見かけます。御朱印目的の参拝なら、遅くとも15:30には境内に到着するスケジュールを組みましょう。複数の塔頭を巡る場合は14:00到着が安心ラインです。
| 名称 | 信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ) |
| 所在地 | 奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1 |
| 御朱印 | 各300円(直書き・書き置きあり) |
| 拝観時間 | 4〜9月 8:30〜17:30 / 10〜3月 9:00〜17:00 |
| 御朱印受付 | 9:00〜16:30 |
| 駐車場 | あり(約200台・500円) |
| アクセス | JR・近鉄「王寺駅」からバス22分「信貴大橋」下車徒歩5分 |
一緒に楽しみたい境内の見どころ
世界一の大福寅|高さ6mの張子の虎は写真スポット
信貴山朝護孫子寺の境内で最も目を引くのが、高さ約6mの巨大な張子の虎「世界一福寅」です。参道の途中に鎮座しており、首が電動で左右に動くユニークな仕掛けも。御朱印をいただく前後に記念撮影する参拝者が後を絶ちません。この大福寅の前で撮った写真はSNS映えする1枚になりますし、信貴山参拝の思い出として残ります。虎は毘沙門天の使いとされており、単なる観光スポットではなく信仰の象徴でもあります。周辺には他にも大小さまざまな虎の像が点在しており、「虎探し」をしながら歩くと参道歩きがより楽しくなります。
開運橋(バンジージャンプ跡地)|高さ30mからの絶景
信貴山朝護孫子寺の入口にかかる「開運橋」は、谷を渡る高さ約30mの橋で、かつてはバンジージャンプの営業地としても知られていました。現在バンジージャンプは営業していませんが、橋の上からの眺望は健在。晴れた日には大和平野を遠くまで見渡せます。開運橋を渡ること自体が「開運」の第一歩という縁起物でもあるため、御朱印をいただく前に意識して渡ってみてください。橋の欄干越しに見下ろす渓谷の緑も見応えがあります。高所が苦手な方にはやや怖い高さですが、しっかりした造りなので安全面の心配はありません。
本堂の舞台造り|清水寺に匹敵する懸造りの迫力
信貴山朝護孫子寺の本堂は、京都・清水寺と同じ「懸造り(かけづくり)」の建築様式です。崖にせり出すように建てられた舞台からは、眼下に広がる奈良の景色を一望できます。御朱印をいただいた後に舞台に出て景色を楽しむのが、参拝の醍醐味の一つ。春は桜、秋は紅葉が舞台からの眺望に彩りを添えます。建築に興味がある方は、舞台を支える木組みの構造にも注目してみてください。国の重要文化財に指定されている本堂の建築美は、御朱印と並ぶ信貴山参拝の大きな価値です。
空鉢護法堂(山頂)|健脚向けだが達成感は格別
信貴山の山頂付近にある空鉢護法堂(くうはつごほうどう)は、龍神を祀るお堂です。本堂から約20分、つづら折りの山道を登る必要がありますが、山頂からの360度パノラマは登った人だけが味わえるご褒美。ここでも御朱印をいただけるため、コンプリートを目指す方は外せないスポットです。注意点として、山道は舗装されていない箇所があり、雨の日や雨上がりは滑りやすくなります。また、夏場は虫除け対策も必要。体力に不安がある方は無理をせず、本堂周辺だけでも十分に御朱印めぐりを楽しめますので、自分の体力に合わせて判断しましょう。
信貴山朝護孫子寺には「信貴山縁起絵巻」(国宝)という日本美術史上有名な絵巻物が伝わっています。平安時代末期の作品で、「飛倉の巻」「延喜加持の巻」「尼公の巻」の三巻からなります。現在は奈良国立博物館に寄託されていますが、境内の霊宝館でレプリカを見ることができます。御朱印めぐりの合間に立ち寄ると、信貴山の歴史がより深く理解できます。
めぐりでよくある疑問をQ&Aで解決
御朱印帳を忘れた場合はどうすればいい?
御朱印帳を忘れてしまった場合は2つの選択肢があります。1つ目は境内の授与所でオリジナル御朱印帳を購入する方法(1,500〜2,000円程度)。信貴山ならではの虎デザインの御朱印帳は、忘れ物がきっかけで手に入る嬉しいアイテムになることも。2つ目は書き置きの御朱印をいただく方法。和紙に書かれた御朱印を持ち帰り、後日自分の御朱印帳に貼り付けます。書き置きの場合はクリアファイルに入れて持ち帰ると折れや汚れを防げます。なお、半紙や便箋に書いてもらうことは基本的にできないため、どちらかの方法を選びましょう。
全部の御朱印をいただくのに何日かかる?
20種類以上の御朱印を全ていただくには、現実的には2〜3回の参拝が必要です。1回の参拝で全てを回ろうとすると、各授与所での待ち時間を含めて4〜5時間かかる場合があり、特に混雑日は16:30の受付終了に間に合わないリスクがあります。おすすめは「1回目:本堂+千手院」「2回目:成福院+玉蔵院」「3回目:空鉢護法堂+限定御朱印」と分ける計画。複数回参拝することで季節ごとの境内の表情も楽しめますし、限定御朱印のタイミングにも合わせやすくなります。年間パスのような制度はありませんが、駐車場代500円×回数分は予算に入れておきましょう。
子連れやベビーカーでも御朱印めぐりはできる?
信貴山朝護孫子寺は山寺のため、ベビーカーでの参拝には制限があります。参道は階段と坂道が多く、ベビーカーを押して本堂まで上がるのは困難です。小さなお子さん連れの場合は抱っこ紐の使用を推奨します。ただし、駐車場から開運橋を渡った先の比較的平坦なエリア(千手院付近)まではベビーカーでもアクセス可能。御朱印を1〜2体だけいただくなら千手院で受け取り、本堂は子どもがもう少し大きくなってからチャレンジするという判断もあります。境内にはトイレが数箇所ありますが、おむつ替えスペースは限られているため、駐車場のトイレで済ませてから参拝に向かうのがおすすめです。
※参拝情報は変更される場合があります。最新の受付時間・初穂料は各社寺の公式サイトをご確認ください。
信貴山朝護孫子寺の御朱印めぐりを最高の体験にするためのまとめ
信貴山朝護孫子寺は、1回の参拝で20種類以上の御朱印に出会える奈良県屈指の御朱印スポットです。聖徳太子ゆかりの歴史、毘沙門天信仰、虎にまつわる独特の世界観——これらすべてが御朱印の一筆一筆に込められています。初心者の方は本堂の毘沙門天1体から、中級者は塔頭を含む5〜8体、こだわり派は全種類コンプリートを目指して、自分のペースで楽しんでください。
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 御朱印は本堂+塔頭3院(千手院・成福院・玉蔵院)で合計20種類以上、各300円
- 御朱印受付時間は9:00〜16:30(拝観時間より早く終了するので注意)
- 寅の日や季節限定の特別御朱印あり。公式SNSで事前確認を
- アクセスはJR・近鉄「王寺駅」からバス22分、車は駐車場500円
- 山寺のため歩きやすい靴と小銭の準備は必須
- 全種類コンプリートには2〜3回の参拝計画がおすすめ
- 御朱印だけでなく、世界一大福寅・本堂舞台造り・開運橋も見どころ
まずは次の休日に、御朱印帳と小銭を持って信貴山朝護孫子寺を訪れてみてください。参道を歩き、虎に出迎えられ、本堂で毘沙門天の御朱印をいただく——その体験は、きっと御朱印めぐりの楽しさを再確認させてくれるはずです。
※御朱印の種類・料金・受付時間は変更される場合があります。参拝前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

コメント